【野球】何とかならないのか 試合後のアホらしい定番ヒーローインタビュー (ゲンダイ)

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1依頼402@落花流水ρ ★
何とかならないのか 試合後のアホらしい定番ヒーローインタビュー
ゲンダイネット 2011年9月18日(日)17時0分配信

<選手をバカにしファン媚び野球をおとしめている>

「ファンの皆さんにひとこと」「ありがとうございました。応援またよろしくお願いします」

 プロ野球の試合後のヒーローインタビューで、アナウンサーと選手の間で交わされる
やりとりで、よく目にし耳にする光景だ。今でこそ当たり前だが、もちろん昔はこんなことは
誰も聞かなかったし言わなかった。バカバカしいからだ。

 放送関係者の話を総合するとこれにはこんないきさつがあったという。

「1988年の東京ドーム開場や93年のJリーグスタートで、中継の独占権を得た
放送局が他社に取材制限を設け、行き過ぎた番組放送が横行した。例えば芸能人を
ゲストに招いてトンチンカンな中継をしたり、選手におかしな回答を求めるヒーロー
インタビューをしたりした。そのため他の放送局が2次使用できない事態も発生した。
それで各局の編成会議で短いまともなインタビューを挿入すべきとの意見が出て、
これが現場の放送に反映されることになった。その中から『ファンの皆さんにメッセージを
お願いします』が適当ではないかという提案があり、アナウンス責任者会議でも議題に上り、
全国的に普及したのです」

 もちろん、だからといって絶対に聞かなくてはいけない質問ではない。そもそも返事が
決まっているのだから質問にもならない。インタビュアーの苦し紛れの定番質問で、
ただ単にファンに媚(こ)びているだけである。一時、巨人の阿部がヒーローになると、
アナウンサーが「いつものお願いします!」と、阿部に「最高です!」と言わせていたのも
本質は同じだろう。

>>2のつづきます。


▽livedoor
http://news.livedoor.com/article/detail/5872304/
2落花流水ρ ★:2011/09/18(日) 17:39:45.01 ID:???0
>>1のつづき。

「アナウンサーと選手の『ファンにメッセージを』『応援してください』はアイドルのファン
イベントみたいでウンザリです。お立ち台で笑いを取ろうとする野球選手がいるのは、
テレビのバラエティー番組出演が常識になった影響もある。ラミレスをはじめ自分の
ギャグというか、フレーズを持ってる選手もいる(笑い)。これではスポーツ選手が身近と
いうより軽く感じる。以前、甲子園で金本と一緒にお立ち台に上がった下柳に
『(こんなに打点を挙げて)金本さんをなんと呼んだらいいんでしょう』と得意げに聞き、
下柳がボソッと『アニキ……』。盛り上げるのは悪くないが、選手に笑いを取らせる
前ふりをするのがアナウンサーの役目ではない」(作家・松野大介氏)

 プレーについて選手の言葉を引き出してこそのインタビューだ。

「プレーに関しても『どんな気持ちで打ったのですか』と必ず気持ちを取り上げたがる。
ヒーローインタビュー自体はいいアイデアなのに、おちゃらけたらスポーツの価値が下がる
だけです。試合後にサインボールを客席に投げるのもやり過ぎ。試合でいいプレーをすれば、
『また来てください』と言わなくてもお客は来ます」(松野氏)

 過剰な演出やつまらないインタビューが野球そのものをおとしめているのである。

(日刊ゲンダイ2011年9月17日掲載)