いまや、サッカーの世界において「1つの完成形」と言われることの多いスペインのFCバルセロナ。
守備的で負けない(個人的につまらないと思う)サッカーが主流の時代に対して、
攻撃的で勝つためのパスサッカーをかかげ世界を席巻してしまったバルセロナは、
いまや多くのクラブにとっての目標となっている。
そんな世界のバルセロナの下部組織(カンテラ)に、10歳の日本人が入団し、活躍していること
をご存じだろうか。
その選手とは久保建英(くぼ たけふさ)くん、もともと川崎の下部組織に所属していた10歳の小学生だ。
彼は日本のクラブ所属時に、現所属のバルセロナカンテラも参加した国際大会で活躍し、
スカウトから声をかけられ、今年の8月に親とともにスペインへ渡りバルセロナに入団したのだ。
そんな彼が、まだ入団して1カ月になろうかというタイミングでの大会にて、早くもMVPを取ったという。
この大会を観戦していた株式会社Amazing Sports Lab Japanの浜田氏によれば、
久保くんは5試合に出場し、8ゴールを決め、見事に大会のMVPとして選ばれたとのこと。
この大会でバルセロナが優勝できなかったことを考えると、よっぽど彼のプレーが光って見えた、
と理解することができるのではないだろうか。
とにかくチーム内だけでなく、外部の目から見て評価されたということを素直に喜びたい。
バルセロナといえば、そのカンテラで育った選手が世界中のクラブにて活躍するケースがとても多い。
それだけ育成が上手であり、また、才能を見抜く目が確かだということだろう。
そのお眼鏡にかなった久保くんが、このMVPをスタートとして、これからも順調に成長し、
いつの日かバルセロナのトップチームに出場することを願いたい。
http://news.ameba.jp/20110916-459/