【文芸】谷崎潤一郎、1960年ノーベル文学賞最終候補の1人だった
1 :
宵宮祭φ ★:
谷崎潤一郎“ノーベル賞最終候補”
「細雪」などの作品で知られる大正・昭和期の作家、谷崎潤一郎が、1960年のノーベル文学賞の
最終選考で受賞候補の1人に残っていたことが明らかになりました。
これは、NHKが行ったノーベル賞の選考資料の公開請求に対して、文学賞を選ぶスウェーデンの
学術団体「スウェーデン・アカデミー」が14日、開示したものです。開示された1960年当時の
選考資料には、最終選考の対象となる5人の作家の中に、大正・昭和期を代表する日本の谷崎潤一郎が
含まれていました。また、詩集「第三の神話」などで知られる、詩人で英文学者の西脇順三郎も、
最終選考には残らなかったものの、この年の候補の1人になっていたことも明らかになりました。
谷崎は、「細雪」や「春琴抄」などの作品で知られ、最終選考を行ったアカデミーの選考委員は
「『細雪』のテーマや物語は現代的で斬新であり、興味深い」と谷崎の作品を高く評価する一方で、
「ほかの欧米の候補と比べると少し表現力が落ちるようだ」などと結論づけていました。
谷崎潤一郎は、ノーベル賞を受賞できないまま1965年に死亡し、その3年後、川端康成が
日本人初の受賞者となっています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110915/k10015612181000.html
卍
3 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 09:48:25.33 ID:/mVflfDL0
タニジュン
谷崎と三島は有名じゃないか?
だからといって
朝鮮人のように呼ばれもしないのに現地に行ったりしませんでしたw
6 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 09:49:25.94 ID:xeK+u+5d0
谷垣さんすごいな
7 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 09:49:31.46 ID:6CLFop2JO
細雪が代表作なの?
他にあるだろ…
ノーベル賞なんてありがたがらなくてよろしい
ノーベル文学賞も傾向が変わって
最近は知らない人ばかりだからな
俺が無知なだけかもしれないけど
10 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 09:49:59.71 ID:K8anAJqFO
安部公房も後ちょっと生きていれば、ってよく言われるな。
11 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 09:50:52.08 ID:6EuoYiu6O
12 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 09:50:57.06 ID:qSqKCHop0
ほそゆき
さすがにどMなところは時代的に評価むずかしかったんじゃないか
まさか村上がノーベル賞とるなんて馬鹿はいないだろうな。
晩年の作品が有名だけど若い頃の怪しい小説が好き
16 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 09:55:48.92 ID:+doXuhn90
東京嫌いが揃ったネラーからは
東京を捨てた関西文壇の重鎮ってだけで持ち上げられる存在
後、もう少し生きてたなら受賞しただろうなぁ
18 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 09:56:19.80 ID:t18dq0rS0
2011年 ノーベル賞 発表日程
生理学・医学 10月3日月曜日 日本時間18:30
物理学 10月4日火曜日 日本時間18:45
化学 10月5日水曜日 日本時間18:45
平和 10月7日金曜日 日本時間18:00
経済学 10月10日月曜日 日本時間20:00
文学 未定
日本語の文学なんて毛唐にわかるのか
20 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 09:56:51.64 ID:OO6D5jbR0
>>8 紫式部賞を創設しよう>>>>>>>>>>ノーベルブンガク賞
三島なんて45で死んじゃったからなぁ
三島は45歳で死んだのか、、、レッド吉田も今年45だよな
>20
紫式部文学賞は既にある。
24 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 09:59:26.04 ID:5bFn5YWj0
まあノーベル賞でも文学賞は、日本でもアレが貰うくらいだからねえw
平和賞とともに不要だと思う。
これって前々から噂されてたような希ガス
弟子の今東光?か誰かが言ってたような
>>8 世の中銭やで。副賞がええから話題になるんや
27 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 10:00:39.00 ID:EbJYrEAB0
表現力なんて英訳するやつの腕にかかってる
28 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 10:01:01.89 ID:6mIrI3k90
あれ?空耳かなぁ 遠くで ニダーニダー って聞こえる。
まあおまえらDQNどもは読んだことないだろうけど
インテリゲンチョの俺に言わせれば、最高傑作は『吉野葛』だな。
異論は認めん
>>24 でも、ノーベルの遺言のなかにちゃんと書いてあるからな。
経済賞だけは、ノーベルの遺言とは関係なく作られた。
細雪は、戦中に書かれはじめて、戦後に書き終わった。
痴人の愛
ナオミ
34 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 10:05:37.71 ID:2mHJH2L+0
50年たたんと情報が公開されんってのもな
35 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 10:05:41.80 ID:vAkNDZdp0
>ノーベル賞の選考資料の公開請求
そんなことできるんだ。文学賞だけなのか?過去何年さかのぼれるのか詳細求む。
日本三大潤一郎
谷崎潤一郎
岡潤一郎
38 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 10:07:39.54 ID:IUbPLSFn0
何歳で死のうが、死んだ後からすれば
何歳まで生きたとか楽しい記憶なんて
その後のことは分からないんだし
死んでしまえば違いはないわ
あと、死んだときが人間だれしも平等になれる瞬間だな
39 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 10:08:06.53 ID:9BV/UOUY0
陰影礼賛
40 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 10:08:12.12 ID:Nl2b5R+30
>他の作家に比べて表現力が落ちる・・・wwwwこの選考委員なに読んでんだwwww
かりにこんな選考委員に選ばれてもげんなりしてなにかもうひとつ嬉しくないな・・
有名な話だな。
ただちょっと変態過ぎた気がするwそこが好きだけど。
43 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 10:10:32.21 ID:Q+SmlBDSO
谷崎潤一郎がノーベル賞候補だったのって聞いたことある気がするけどなあ
今陰翳礼賛読んでます
44 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 10:10:43.51 ID:DRJe5/xV0
三島由紀夫、遠藤周作のがよほどノーベル文学賞にふさわしい
45 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 10:10:53.53 ID:ri/8gnPJO
痴人の愛は面白かった。
俺は谷口のマゾなところが好き。
細雪はまだ読んでないわ。
46 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 10:11:05.04 ID:a3k3rsLM0
表現力云々と言っている選考員がいたというけど、
日本語をそこまで理解しているのか?
英訳でもしてから審査するのかね。
47 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 10:11:26.15 ID:BtKkNymm0
檸檬か……と思ったが、あれは梶井基次郎だった。
49 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 10:12:41.50 ID:vAkNDZdp0
英訳力によるのも大きいね
>>24 平和賞無しにしたら
昨年ようやく中国人初のノーベル賞受賞が出たのも
無かったことになっちゃうんやで
>>38 いろんな死に方がある。平等とは思えんなあ。
死んでから凌辱されることもあるらしいし。
誰にでも死が訪れるという事実は平等だけれど、
死ねば平等なんてことはないと思う。
細雪 小説そんなに読まない自分でも好きだったよ
大きな出来事のない家族の話って嫌いじゃないんだ
楡家の人々とか
恋愛太平記とか
そんな程度の自分でも百年の孤独は楽しめるかな?
53 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 10:14:36.95 ID:DE2QuDZpO
変態性と表現力は反比例する
ナオミで興奮できれば谷崎上級者
谷崎潤一郎 ○川端康成 三島由紀夫 安部公房
井上靖 遠藤周作 開高健 ○大江健三郎 村上春樹
56 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 10:15:54.73 ID:vAkNDZdp0
ドナルドキーン氏あたりに英訳されたい
>少し表現力が落ちるようだ
翻訳者の技量不足じゃないのか?
58 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 10:16:25.62 ID:6/dXmk9XO
59 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 10:17:18.35 ID:qSqKCHop0
生きてる人間は変化するので(生きてるうちに賞なんてやるもんじゃない)
見たいな事を言ったのはこの人?
60 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 10:20:08.96 ID:olfzp8Uu0
百代の過客/明治天皇のドナルド・キーン氏に日本人としてノーベル文学賞を授賞してほしい。
>>27 だな。だから、ドナルドキーンなんかには文科省の予算で最高の待遇を与えてやって欲しい。
チョンのウンコ氏って候補だったんだっけ?
>>19 細雪は翻訳しやすいと思う。
悪い意味での「文学的表現」を多用していないから。
金閣寺しか読了しておらず。
「瘋癲老人日記」の督助みたいに金持ちの家に生まれ、
苦労知らず、貧乏知らずで育ち、長じても、老いても
贅沢にスケベに生きられればどんなにいいだろうかと
中学のときの読書感想文で書いて提出したら担任に殴られた。
候補なんて分からないのに
よく色々な人の名前が出るよな
67 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 10:26:01.16 ID:vAkNDZdp0
宇能鴻一郎、川上宗薫、団鬼六を読んでおけ
68 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 10:26:12.97 ID:TZmuS9hr0
大江の翻訳者はノーベル賞級の技量の持ち主ということか。
よく解らんが、
こういうのって翻訳の質によって
だいぶんイメージが変わらないか?
特に表現力なんて
日本語版と向こうの言葉ではニュアンスが違ってくるだろうし
>>66 だいたい、わかってるよ。
取れるかどうかは別の話。
71 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 10:29:06.91 ID:fK4fpaXQ0
>>50 実際劉氏は影響力ゼロの人だから無しでいい。
中国民主派のコメント:懲役は冤罪だが、ノーベル賞受賞も冤罪だ
人類の発展に何も寄与しない文学賞なんていらねーよ
ノーベルも余計なことしてくれたもんだ
いや遺族か?
ナオミとかなんとか言う色の浅黒い女の子と付き合ってた
おっさんがガンガン浮気されてたみたいな話のタイトルなんだっけ
75 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 10:30:45.51 ID:wRT6O8Pn0
細雪なんかでノーベル賞盗れたりするんだ
77 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 10:31:28.72 ID:1Vab5Wek0
エロジジイだよね
三島由紀夫「川端さん、清張が書いてるのは文学なんかじゃない!」
傍で聞いていた谷崎潤一郎もそれに同調したという
最後下痢で締めたからとれなかったんじゃないの?w
80 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 10:34:48.93 ID:wRT6O8Pn0
小説って文字通り、随筆みたいな才能あふれた作家の洞察力見せつけた言葉の羅列かと思ったら
日常の風景、人物の行動を転写したクソ話ばっかしで生徒時代落胆したな
81 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 10:34:58.68 ID:zJjlRPj2O
>>69 まずは翻訳されるかどうかが第一ステップ。
そして翻訳数がどれだけあるか。
それから多言語に訳されることも大切。
子供の頃、本棚にあったし、国語の教科書にも名前が載ってたから
読んだけどエロすぎて子供が読んじゃいけないと思った…
84 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 10:36:26.08 ID:W3E6wNY90
芥川賞も貰ってないのにノーベル賞候補とは…
エロ過ぎて却下されたんじゃね?
86 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 10:39:13.31 ID:3SB+eHcL0
ノーベル文学賞を詩人が獲ってたら、その後の日本の現代詩も変わったんだろうかなあ
>>78 江戸川乱歩全集の編集委員になったり、アーサー・C・クラークの『幼年期の終わり』を
絶賛したり、三島由紀夫もよう分からん人だな
井伏さんが意外と弱かったんだよなぁ。
日本じゃピカイチの作家なんだけど。
ノーベル賞の文学賞って基本、英語?
英語以外は、翻訳家の腕次第じゃん。
へんなの。
どうしてこの部門があるんだろ。
理系の賞じゃないの?
(平和賞は(不思議な受賞者が出るけど)
一応、存在意義があるだろうけどさ…))
大江叩いてるのって読んだことないヤツばっかりだから困る……。
>>84 新人じゃなかっただろ、って突っ込み待ちか?
>>69 サイデンステッカーの訳は上質。
船場言葉を意識して南部白人上流階級の社会方言を当てるとか
かなり丁寧にやってる。
91 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 10:46:09.01 ID:ck/t8kc80
他の欧米の候補を比べると表現力が落ちるって。
おまえが読めてないだけだろw
理系は別として、文系には価値のない賞だな。
93 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 10:49:16.26 ID:2dNZm8/f0
>>32 高校の頃家の本棚にあったんで何げなく読んだらすごくエロおもしろくてびっくりした
カーチャンが買ったのかな??なんか聞きにくくてそのまま
個人的には春琴抄が一番好きだ
95 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 10:50:28.11 ID:HvvAeNRb0
>>78 三島と松本清張は互いにガン無視し合ったという。同じことをネタにしてたりしても。
96 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 10:51:35.14 ID:MJuyTVp20
まさか40年後に西村賢太がノーベル賞を撮るなんて
このとき誰も考え付かなかったのであった
細雪が英題になると蒔岡シスターズだからな 初っ端から終わっとる
98 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 10:52:54.04 ID:Rb3J1ZjqO
>>89 今売れっ子の伊坂とか大江に一番影響受けたとか公言してるしな
表現力が問われるなら大江は(ry
100 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 10:54:48.05 ID:3SB+eHcL0
>>95 2人とも同じ『乱歩全集』の編集委員になったのに、上手くいったのかな
>>98 伊坂は内容は面白いが文章はラノベみたいじゃん
まぁ大江が悪文とか言ってる奴は確実にバカだよな
何の引っ掛かりのない文章が好きならエンタメ読んでれば良いだろと
アニメのファンサブも最近は上手く翻訳されてるのが多い
細雪と伊豆の踊り子はつまらん
子供向けにはいいかもしれないけど二人とももっと面白いのあるだろ
105 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 11:00:47.44 ID:HvvAeNRb0
>>100 大江健三郎が中上健次を激怒させ、詮議の席上、ずっと中上が"バカ氏ね"って
罵っている傍らで、大江は淡々と選評を述べ続けてたとかw
細雪は方言に違和感ありすぎて読めなかった
>>74 それがここで散々名前のあがってる痴人の愛ですよ
108 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 11:04:15.40 ID:gBMUzqZh0
どこがよかったんかなあ?
>>102 大江は悪文だよ
文章には名文と悪文と駄文があることを知ってくれ
110 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 11:06:33.38 ID:3SB+eHcL0
>>105 中上は面白いなw
あと大江健三郎と仲が悪いので有名なのは、阿川弘之かな
111 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 11:06:34.92 ID:gBMUzqZh0
ようは国際金融機関をよろこばせると受賞できるんだよ。
>>56 ドナルド・キーン先生は谷崎潤一郎と近松門左衛門の文章を高く評価してるよ。
ただ、谷崎の文体などは、日本語で読まないと正当に評価できないはず。
最近、痴人の愛と蓼食う虫読んだけどこの人好きかも
細雪は面白い
文学作品だけど、全然難しくない
大江は初期は読みやすい
万延元年の頃には悪文にしてるけどそこそこ面白い
正直、『同時代ゲーム』とか読める人は尊敬するわ
118 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 11:12:04.60 ID:KhgUX/DE0
川端、谷崎、井伏、三島、清張はそれぞれにいいと思ったけど
大江だけは良さがわからなかったなあ。ひたすら読みにくい文章だなと思った
読んだことないけど
細雪は上巻だけ本棚にあるな
家族の誰かが買ったんだろうけど
下巻が無いと読む気にならん・・・
ブックオフ行くか
そういや安部公房も候補だったんだっけ
それは分かる気がする。谷崎とは違う意味で外人受けしそう
細雪・・・雪子が大岡昇平と見合いする場面
「サラリーマンやねん、MB化学工業会社の社員やて。」
「なんぼぐらいもろてるのん。」
「月給が百七八十円、ボーナス入れて二百五十円ぐらいになるねん。」
「MB化学工業云うたら、仏蘭西系の会社やねんなあ。」
「そうやわ。よう知ってるなあ、こいさん。」
「知ってるわ、そんなこと。」
一番年下の妙子は、二人の姉のどちらよりもそう云うことには明るかった。
そして案外世間を知らない姉達を、そう云う点ではいくらか甘く見てもいて、
まるで自分が年嵩のような口のきき方をするのである。
「そんな会社の名、私は聞いたことあれへなんだ。
本店は巴里にあって、大資本の会社やねんてなあ。」
「日本にかて、神戸の海岸通に大きなビルディングあるやないか。」
「そうやて。そこに勤めてはるねんて。」
「その人、仏蘭西語出来はるのん。」
「ふん、大阪外語の仏語科出て、巴里にもちょっとぐらい行てはったことあるねん。
会社の外に夜学校の仏蘭西語の教節してはって、その月給が百円ぐらいあって、
両方で三百五十円はあるのやて。」
確かに、英訳したら大阪弁が台無しですな。
123 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 11:16:28.99 ID:jkJ/f4Kk0
ただのスケベ根性、変態趣味をあれだけ堂々と正面に持ってきたのは評価でき
るんだろうな。マンチョ文学というのは言い得て妙だな。
ホンカツの「日本語の作文技術」で大江は悪文の例にあげられていたな
125 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 11:17:48.57 ID:sIUAmyFK0
谷崎は何冊か読んだんだけど何故か春琴抄しか内容覚えてない
>>120 現行、出版されてる細雪は、解説も2ページほどでしょぼいし
製本もびっくりするくらい質が悪いお
中央公論の日本の文学谷崎潤一郎(二)が装丁豪華、
付録に妻の松子とサイデンステッカーの対談も付いててお勧めだお。
運がよければブクオフで100円だお。
谷崎家のトイレは、煌々と明かりが灯っていた、とキーンがいってたなw
自然科学分野以外のノーベル賞に価値は無い。
>>124 『河馬に噛まれる』だったかなあ、「A新聞のスター記者が兄さんの『作文技術』を」云々と書いて
大江がホンカツを揶揄したのは。
筒井康隆全集の月報に阿川弘之批判の文章を書いたり、大江は婉曲に他人を攻撃するのが面白いw
>>129 モデルが大岡昇平なのは周知。・・・でしょ?
>>121 候補一覧です
×谷崎潤一郎 ○川端康成 ×三島由紀夫 ×安部公房
×井上靖 ×遠藤周作 ×開高健 ○大江健三郎 ?村上春樹
>>131 あー筒井月報の件では阿川が怒りの文章を書いてたな
そりゃ怒るわな
134 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 11:26:49.71 ID:DRJe5/xV0
>>119 なんでよ
特にイーヨーが出てくるシリーズなんて超簡単じゃん
>>132 遠藤周作もか。そういや「沈黙」がスコセッシで映画化とか言ってたのは
どうなったのか。このところ村上春樹は毎年名前は出されてるね
>>124 あれほんとに意味わからん文章だった
わざとやってるっぽいが
137 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 11:28:57.36 ID:4OXSwmUg0
村上春樹だけは何がそんなに評価されてるのか分からない
1Q何とかを読んで感じる物がなかったら俺の中ではもうどうでもいいわ
なにわともあれ、大江の破壊力は凄い
139 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 11:29:51.05 ID:QN9R1ZU50
日本的情緒とエロティシズムの融合という点では谷崎のほうが上だったかも知れないな。
川端はそれを上品にやって見せたからノーベル賞取れたんだろうけど。
>>137 翻訳の人がうまいってのは聞いたことがある
あの人の文章自体が翻訳っぽいが
>>132 知らなかった
そういう説もあるのね
大岡が年取ってからの写真や映像の印象が強いんで
その人が小説世界に入ってお見合いしてる絵が浮かんでしまってw
142 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 11:31:00.44 ID:wtZog9Yi0
子供たちがSMっぽい遊びするのなんだっけ?
>>140 春樹はデビュー作を書く時に最初に英語で書いたから英文脈で書いてるんだよ
この年の受賞者誰?谷崎の文章表現力の巧さは相当だと思うが
川端より谷崎が劣るとはどうしても思えないんだが^^;
>>143 「新しい人よ目覚めよ」は割と読みやすいんじゃない?
>>146 運とかタイミングとか。他の国との兼ね合いとか色々あるだろうしね
宇能鴻一郎は芥川賞か直木賞かどっちか取っているんだが、当該作品を読んだことがない
151 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 11:40:08.40 ID:57Py/Lxc0
今朝のニュースでも話してましたな
ノーベル文学賞の受賞者の8割がいまや消えてるからなあ
間違いの歴史でしかないんだよね
文学賞って
153 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 11:40:20.13 ID:DRJe5/xV0
文学好きって作家の人生とか交友関係とか人物自体に興味あるもんなの?
オレは文学でも絵でも音楽でも背景にまったく興味ないんだが
>>140 魯迅の作品は、魯迅から直接訳すよりも竹内好から重訳のほうが良いとも評価されていると、中学校の国語の先生が言っていたな
確かに良い翻訳だとは思うが、さすがに魯迅先生に失礼かな
【谷崎潤一郎も】大阪人は電車の中でウンコをする【ビックリ】 (136)
1 Ψ 2006/01/13(金) 22:18:18.27 ID:4CPkhsQt0
以前、このコーナーで紹介した、「大阪人と東京人」 (木村恒著 婦人公論 第13巻 第四号 昭和3年 p.44)
でふれられていた谷崎潤一郎の文章を発見したのでまた紹介する。
「大阪の人は電車の中で、平気で子供に小便をさせる人種である、-------と、かう云つたらば東京人は驚くだらう
が、此れは嘘でも何でもない。事実私はさう云ふ光景を二度も見てゐる。尤も市内電車ではなく、二度とも阪急電車
であつたが、此の阪急が大阪附近の電車の中で一番客種がいいと云ふに至つては、更に吃驚せざるを得ない。(中略)
二度目の時も矢張り満員の電車だつたと覚えてゐるが、それも女親が幼い子供に、小便でなく糞をさせてゐた。念入
りにも車台の床へ新聞紙を敷き、その上へさせてしまつてから、今度は新聞紙を手で摘まみ上げ、お客の鼻先へ高々
と翳して、雑踏の間を辛うじて分けながら、窓の外へ捨てるのである。甚だ尾篭なお話で、東京人には恐縮であるが、
此方の人はこんな事を何とも思つてゐないらしい。」(p.63)
http://www.t3.rim.or.jp/~s-muraka/dokusho/tani.html
>>141 この時期に谷崎と関係あったみたいです。
大岡昇平 wikipediaより
1938年(昭和13年)
10月 - 帝国酸素(仏蘭西系+在神戸)に翻訳係として入社。
1943年(昭和18年)
6月 - 帝国酸素(仏蘭西系+在神戸)を退社。
11月 - 川崎重工業(在神戸)に入社。
〜
>>153 俺も作者自体にはそれほど興味がないけど、「サマセット・モームは英国の諜報機関で
働いていたプロフェッショナルなスパイだった」とか聞くと、俄然興味がわいてしまうなw
>>137 同感だな。
ちょっと頭がオカシイのか?とさえ思う。
>>153 遠藤周作の交友関係はおもしろいですおw
160 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 11:53:15.32 ID:J57KQih7O
>>153 作家の人生を知ってから読むと深みが増したり違った読み方が出来たりする本もあるんじゃないかな
ヘミングウェイとかJ・ティプトリー・ジュニアとか
>>153 文学部ってそういう趣向者の集まりなのです。
生産性?ナニ?知らないよ。そんなこと。
三島やニーチェに怒られるね。きっと。
なんで春樹を叩くかなぁ
ノーベル賞を取ろうとして前衛に挑戦したアフターダークでもろに失敗して
チャンドラーのロンググッバイをパクった海辺のカフカを書いたのに
ちなみに俺はIQ何とかは読む気もないぞ!
163 :
忍法帖【Lv=12,xxxPT】 :2011/09/15(木) 11:55:59.53 ID:rgNTmiOe0
この先生きのこれるのは誰だ?
164 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 11:56:21.71 ID:wtZog9Yi0
>>148 すまん「少年」だった。昔読んだからどうしてもタイトルわからなかった
165 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 11:56:44.15 ID:28yUKybb0
>>71 君の国ほどではないな
平和賞と文学賞はいらんだろ
数学辺りを増やせ
166 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 11:57:15.07 ID:EOI8Rufp0
はいはい
人種差別人種差別
167 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 12:02:34.51 ID:Y9++MfUW0
細雪の英訳本ときどき読んでるけど,英語が得意でない自分でも
辞書片手にサクサク読めるからかなり平易な英語使ってると思う。
それとも何パターンか訳本有るのかな。
169 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 12:06:34.58 ID:PkpyZrWf0
オエ〜っは西洋文化に媚び媚び
本人よりも翻訳者、評論家の手柄
引用作家は、選考人にありがちな衒学者の解読欲をくすぐり、自己満足を得させる
毛唐の幇間
>>162 続きはCMのあとで。
みたいなクソ小説を読まされた身にもなってくれ。
171 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 12:08:02.24 ID:75f5utzP0
エロは毛唐からウケがいいかんな
172 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 12:13:21.28 ID:8/+d/xS0O
ヴェイユ
は兄の方が天才
>>160 ティプトリーの人生は最後も含めて凄すぎるw
174 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 12:21:33.96 ID:PkpyZrWf0
龍と春樹は五十歩百歩
春樹にノベール賞やるくらいなら龍にもやれ
龍に芥川賞やったんなら春樹にも直木賞くらいくれてやれ
スヌーピーの翻訳やってたぐらいしか知らん
176 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 12:27:34.70 ID:R2zxV/YB0
とっくに忘れ去られた、読まれない間違いだらけのノーベル文学賞受賞者の歴史
サルヴァトーレ・クァジモド シュムエル・アグノン ミゲル・アンヘル・アストゥリアス
ビセンテ・アレイクサンドレ イヴォ・アンドリッチ
エルフリーデ・イェリネク ヨハネス・ヴィルヘルム・イェンセン
シグリ・ウンセット ホセ・エチェガライ・イ・アイサギレ
オデッセアス・エリティス ルドルフ・クリストフ・オイケン
大江健三郎 ジョズエ・カルドゥッチ
エリク・アクセル・カールフェルト カール・ギェレルプ
ケルテース・イムレ 高行健
ヤロスラフ・サイフェルト ネリー・ザックス
ヘンリク・シェンキェヴィチ カール・シュピッテラー
ウォーレ・ショインカ フランス・エーミル・シランペー
アイザック・バシェヴィス・シンガー ヴィスワヴァ・シンボルスカ
イオルゴス・セフェリス カミーロ・ホセ・セラ
ダリオ・フォ ウィンストン・チャーチル ロジェ・マルタン・デュ・ガール
グラツィア・デレッダ パブロ・ネルーダ
パウル・フォン・ハイゼ ヴェルネル・フォン・ハイデンスタム
ゲアハルト・ハウプトマン ボリス・パステルナーク
クヌート・ハムスン シェイマス・ヒーニー
フアン・ラモン・ヒメネス
ビョルンスティエルネ・ビョルンソン
イヴァン・ブーニン アナトール・フランス
シュリ・プリュドム ヨシフ・ブロツキー
ハシント・ベナベンテ ハインリヒ・ベル
サン=ジョン・ペルス
パトリック・ホワイト ヘンリク・ポントピダン
ハリー・マーティンソン ナギーブ・マフフーズ
チェスワフ・ミウォシュ ガブリエラ・ミストラル
フレデリック・ミストラル
テオドール・モムゼン エウジェーニオ・モンターレ
エイヴィンド・ユーンソン ペール・ラーゲルクヴィスト
ハルドル・ラクスネス セルマ・ラーゲルレーヴ シンクレア・ルイス
ヴワディスワフ・レイモント
177 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 12:29:32.27 ID:hqpmN/1D0
>>174 心配しないで。だいじょうぶマイフレンド。
広田玲○名より。
大江より三島だろ
180 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 12:35:10.79 ID:UZHnMCuN0
文学なんか存在しなくてよろしい!(キリッ)な人が集まるスレはここですね。
>>176 アナトール・フランスは名前は忘れ去れていないと思う。
駅の名前にもあるし
182 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 12:36:04.15 ID:/c4udwGGO
三島由紀夫が一言↓
183 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 12:36:16.70 ID:PkpyZrWf0
IQ84の栄光
続IQ84
続々IQ84
IQ84続々
純文学は時間の無駄
あんな創作物見て何か得るものあんの?
185 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 12:37:55.46 ID:R2zxV/YB0
186 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 12:39:34.16 ID:PkpyZrWf0
!があるなら錐はいらない
( に呼応する ) はいらない
痴人の愛とか鍵とか卍とか白昼夢とか春琴抄とか刺青とか
タイトルだけでわくわくする作家ではあるなあ
188 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 12:41:38.97 ID:K+XFWWu+O
189 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 12:41:47.89 ID:teAbypP60
190 :
忍法帖【Lv=12,xxxPT】 :2011/09/15(木) 12:42:32.97 ID:rgNTmiOe0
海辺のケフカは面白い
>>176 チャーチルの第二次世界大戦は一般教養として読んでおかなきゃならん名著だ。
お前は間違いなく読んでないなw
エロスを感じないCSの刺青
193 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 12:45:24.43 ID:QRhFwEkc0
三島ですか?
昔、ソルボンヌから来ていた院生とデートしたことがある。
「三島って評価はするけど、今の私の考えや生き方とは合わないのよね」
彼女は、そんなこと言いやがった。
俺は・・・・・・拳を握り締めつつ、同意して彼女と乾杯した。
川端と大江より谷崎・三島のほうが海外にウケそうな感じするけどな
映像化したときに映えるのも後者だし
196 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 12:46:52.19 ID:+AdnyUtM0
春琴抄はツンデレお嬢様とMな奉公人の話だから
純文学だからって毛嫌いしないでラノベ好きも読んでほしい
安部公房が亡くなったからかわりにもらっただけでしょ大江健三郎は
198 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 12:49:48.20 ID:/c4udwGGO
>>110 狐狸庵が阿川を紹介しようとしたら、大江が阿川に対し批判的なことを言ったのでぶちギレした狐狸庵に殴られたらしい。
199 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 12:51:26.92 ID:PkpyZrWf0
陽炎推しですが、何か問題でも?
200 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 12:52:33.53 ID:DRJe5/xV0
>>174 村上龍は文学じゃないだろ
ラノベレベルだわ、ありゃ
俺の中のイメージはドスケベ文筆家だけどな
今で言う渡辺淳一
>>176 あと、そもそも文学といえるのかどうかはわからないないが、
モムゼンは史学科とかでそれなりに読まれているのではないか
もっと早くにきちんとした邦訳が出ればギボンくらいの知名度はあったかと思う。
まあ日本で一番読まれているローマ史は塩婆のものだろうが。
203 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 12:53:52.28 ID:PkpyZrWf0
ラノベが東大生協を支配する
ケータイショーセツが世界を変える
>>194 で、自分の信条を曲げてまで乾杯した後に本懐は遂げられたのかね?
>193
高銀は欧州、特にフランス語圏でほとんど無名の存在だと思うが…
東アジア人で文学賞受賞した作家(川端、大江、高行健)は、全部フランスで評価高いし、知名度が高いわけで。
>>176 アストゥリアスの大統領閣下は、ガルシア・マルケスの族長の秋とか、
ラテンアメリカ文学の独裁者物の系譜をかたるうえでは重要だと思うけど。
207 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 13:02:12.25 ID:PkpyZrWf0
塩爺は日本を嘆き、塩婆は日本を捨てた
同人系腐女子の先駆はイタリアヲタ
208 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 13:03:01.11 ID:AIrDNL5g0
ノーベル文学賞って、
シェークスピアの日本語版でも読んで英文学を語って偉そーに品評するのと同じように滑稽なもんだよな。
>>19 翻訳の上手い下手で評価が変わってしまうらしい
筒井康隆を本気で世界にひろめろ
「残像に口紅を」を読んだら、欧米人も仰天する。あれは凄い
>>52 百年の孤独は普通にめっちゃ面白い
ただそんなに大人しい話でもなかった気がする…
あれ? っていうか俺読んだのに内容ほとんど覚えないぞ
土食う少女かなんかが出てきたはずだが
212 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 13:08:14.63 ID:PkpyZrWf0
世界のツツイはホリプロと契約
213 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 13:08:30.02 ID:Vny3Eanu0
谷崎と芥川の論争って何だったの?
いまいちだったな、こいつ
215 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 13:12:58.89 ID:PkpyZrWf0
俺様の筒を世界に持たせろ
俺様の筒を世界に自慢しろ
216 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 13:15:21.46 ID:PkpyZrWf0
釣りは鮒に始まり、鮒に終わる
筒は時かけに始まり、時かけに終わる
217 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 13:16:21.35 ID:N/JsTNWh0
ノーベル文学賞なんか欧米偏重の典型だろ
キップリングなんかジャングルブックで受賞してる
栄作の平和賞は子供心に衝撃だった。なんで貰えるのって。
チャーチルとかラッセルがノーベル文学賞もらってるのがよくわからない
220 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 13:18:51.83 ID:PkpyZrWf0
SF御三家と言われた星が落ち、左京も逝き、そして‥
表現力が落ちるか、、、、
大概だな。選考委員も。
222 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 13:24:05.11 ID:PkpyZrWf0
恙無いではない、正しくは筒が無いだ(キリッ
>213
芥川が谷崎の小説を引き合いに出して、小説におけるストーリー(筋立てと表現)が芸術的なものかどうかは疑問で、
筋の面白さが作品の芸術的価値を高めることはないと批評。
谷崎は筋の面白さを除外してしまうのは、小説という形式が持つ特権を捨てることであり、小説そのものを揺るがす
ことだと反論。んで芥川が「文芸的な、余りに文芸的な」っていう再反論で谷崎に対して文芸論を展開。
連載でやりあってたけど、途中で芥川が自殺したので終了。
224 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 13:29:54.01 ID:dJsjltjz0
ノーベル賞採れなかった理由は、谷崎作品を欧州一般人が見たとき、変に勘違いする恐れからだろう。
その作品はずばり、
卍
日本の地図表記にまでイチャモンつけるからね。
過剰なユダヤ人配慮。
>>217 半分は第三世界の作家なんだが
そしてそうしたらそうしたで、
>>176みたいなバカが出てくる
音楽でいえば、「ピアソラ?何?サリフケイタ?誰?日本でCD出てんの?だとして何千枚?(笑)自分の周囲でCD持っている奴一人もいないんですけど。
ガガは百万枚、世界で1億枚とかなんだけどw そういうガガとかにはやる気配もない。
なーにが権威ある国際音楽賞だ。バカ丸出し」的バカ丸出し。
226 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 13:32:05.35 ID:PkpyZrWf0
タレント業に転換だ(キリッ
>>223 柄谷の批評で読んだなぁ
うろ覚えだけど、議論としては谷崎の方が勝ってたけど
文学界の流れとしては芥川のいった道をたどったという事だったかなぁ…?
228 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 13:33:05.96 ID:t7Yz0+9Y0
谷崎で表現力が落ちるのか、恐ろしいな
正直、文学に限っては言葉の問題から、外人に正確に評価出来るとは思えない。
230 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 13:35:20.75 ID:t7Yz0+9Y0
数年前日本でピアソラブームがあったことを知らないバカが、まじっているな
>>225 日本は資本主義、本当に良いものなら売れる
売れないのは面白くない、価値がないから
という思考の人は多いからね
資本主義教信者とでもいうのかな、こういうのは
232 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 13:37:16.15 ID:DRJe5/xV0
芸術論として文学って難しいよな
芸術的価値と哲学的価値の狭間にある感じが
谷崎潤一郎の凄いのは二十代から晩年にかけて半世紀の間コンスタントに傑作を書き続けたところ
漱石・鴎外・芥川・太宰・三島は意外と作家人生が短い
志賀や荷風は晩年小説書かなくなった
川端は谷崎に比肩しうるけどどちらかというと玄人向きだからね
234 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 13:38:02.90 ID:Ud+iMsi60
ノーベル文学賞は無価値
235 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 13:38:36.40 ID:t7Yz0+9Y0
>>152 あのう、もしかしたらバカ方面の方ですか?
>>210 あれ翻訳出来ると思う?
『煙滅』は出たけどね
237 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 13:40:10.49 ID:PkpyZrWf0
コツ?
ふっ、紅毛が翻訳しやすい言葉遣い、碧眼にウケる文体ってのがあるんですよw
名作と誉れ高い、サマセット・モームの「人間の絆」を読んだ。
アホみたいな読点ラッシュで完全に読む気が失せた。
嫌がらせとしか思えないレベル。
訳者の中野某ってバカなの?日本語でこんな文章書いたらどうなるかって考えたらわかりそうなもんだが。
といったようなことがあるかもしれない。だから訳者の腕に依存する部分は大いにあると思う。
240 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 13:47:39.51 ID:j+KjT/em0
芥川賞とモンドコレクション金賞、どっちが値打ち有るの?
241 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 13:47:47.79 ID:PkpyZrWf0
ふっ、非核三原則なんて、ただのお題目、ただのマニフェストですよ
FUKUSHIMAの英雄として二度目のノベール賞ゲッツだぜ!
by 佐藤栄佐久
>>240 モンドコレクションはあの茶のしずく石鹸にも金賞上げたくらい
お金でどうとでもなる
>>239 モームの中野訳はオススメ出来ない、今なら岩波文庫の行方昭夫さんの新訳が一番いいと思う
そういやモームが来日した時ホテルで「細雪」を読んでたと三島由紀夫がエッセイに書いてた
>>132 そうなのか・・・。
母親が××なので破談したと書いてあったが、ひどい話だね。
245 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 13:54:47.72 ID:fwPrYWQiO
大江の底意地の悪さや人を食った性格の悪さは師匠の渡辺一夫譲りかもな。
リラダンの翻訳などで渡辺を尊敬していた三島が、デビュー間もなくある作品の
序文を渡辺に貰いに行ったら、ぐだぐだネチネチと嫌みっぽいゴミみたいな
文章を渡されて、それで三島は渡辺と縁を切った。
嫌なら序文を引き受けなければいいだけだし、わざわざそういう人を不愉快に
させる文章を寄越すのは人間としてどうなのか、と。
これが大江自身の行状だと言われても別に違和感がない。師弟で似てるんだよな。
>>243 岩波文庫は高い上に3冊でしょ?
ま、結局は安物買いの銭失いになったわけだが・・・。
よくあんな訳でOK出たよな。ほんとひどいわありゃ。
しかし大江の文章は翻訳してもなお難解らしく
スウェーデンの王妃も一応読んでは見たものの
さっぱり解らなかったと本人に晩餐会で吐露したらしいw
杉田かおるは大江を愛読してるんだよな。
村上春樹が獲れるかどうかは別にして、彼以降の作家で候補に名前を挙げられそうな人っているの?期待値込みでも
251 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 14:24:28.55 ID:t8qjf9Rp0
この話って
俺の知ってる限りでは20年ぐらい前には既にあったよな
何が残念って、大江健三郎がノーベル賞受賞者にカウントされてるのが非常ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーに残念だ。
>>249 へー、それは意外
大江の文章は読解力ではなく
忍耐力の有無で読破出来るかが決まると思うw
面白いとか面白くないを超越してるからなあ
純文学だからとかそういうのとは既に違う次元というか
>>239 そもそもモームは文学じゃないぞw
日本で言えば五木寛之みたいなもんで娯楽小説の作家。
>>255 マトモに訳せないと作品の質云々以前の問題だよといいたいだけです。
翻訳の出来不出来ってすごく差がつくよね。同じものでも違う人の訳で読むと全然違う
だから日本の小説も向こうで評価されるには翻訳家の力量も大事なんだろうなあ
映画監督の周防さんもShall Weダンス?を海外に持っていったときに
翻訳家がすごく優秀な人で細かいニュアンスをうまく伝えてる言葉を
選んでくれたと感謝してた
258 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 15:18:44.97 ID:ACQzVf990
チョーセン人は、ノーベル平和賞が唯一の心の支えwww
259 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 15:22:23.01 ID:Ud+iMsi60
科学部門以外はまったく価値がないノーベル賞
とりあえず英訳のタイトル「マキオカ・シスターズ」をなんとかせい
直球すぎるわ
翻訳の世界は詳しくないから分からんが
日本語として読みやすいからいい、というのと
元訳の雰囲気を忠実に再現すべき、というのとで考え方が分かれると思う
黎明期には今でいう超訳なんてのがすでにあったそうだが
二葉亭四迷なんかは原文の句点を一個一個うつしたりと
かなり苦心して翻訳したらしい、それを森鴎外が「翻訳とは本来こうでなければならない」と評した
二葉亭四迷が訳したツルゲーネフの「あひびき」の文体が衝撃を与え
国木田独歩の「武蔵野」を生んだわけで
今の日本語の文体は翻訳文に影響を受けている
つまり「日本語らしくない翻訳文」が新しい日本の文章を生み出していったわけだ
村上春樹の翻訳調といわれる文体も
この延長線上にあるといえる
ソクラテスでもプラトンでもアリストテレスでも
口語体超訳で出したら
結構売れると思うんだけどな
>>211 サーンクス タイトルで気合が必要かと思って
避けとった 楽しかった記憶はあるんだなw
それでよーし
264 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 15:45:43.28 ID:3SB+eHcL0
>>263 ある意味、気合は必要なんだけど(一気読みした方が絶対面白い)、
読み手が軌道に乗ってくるとスゲー面白くなると思う。
>>252 大丈夫。そう遠くないうちに平野啓一郎も
カウントされることになるから。
>>264 じゃぁ読書の秋第一弾それにします サンクスサンクス
あまり読まないもんだから家族の年代記みたいなの
探せないんだよなぁ
>>176 マルタンデュガールは何かの漫画でネタに使われたらしく
ちょっと売れたみたいだけどね。
269 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 17:33:07.83 ID:3SB+eHcL0
逆に「なぜノーベル賞を受賞しなかった!?」と言われる(故人の)大物作家って、
かなり興味があるんだけど、誰がいるのかな。
グレアム・グリーンくらいしか知らない。
270 :
269:2011/09/15(木) 17:37:21.94 ID:3SB+eHcL0
日本人作家の有力候補者だった人はもちろん知ってるけど。
つかノーベル文学賞の存在意義自体が俺にはさっぱりわからない
世界的な文学賞をつくるんならそれはノーベルじゃなくていいと思うし・・・
オレは大江健三郎の受賞でノーベル賞を見直したんだが。
このスレには、彼の作品の凄さが分かるヤツはほとんどいないのか。
274 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 19:37:06.09 ID:a8Zvp0rt0
>>273 その人ってさ、作品じゃなくて
世界中で反日侮日発言しまくってるのが気に入られて受賞できたんでしょ
自分の国を貶めてしたり顔してる卑しい売国奴の作品なんて
真に理解する必要ないと思うけどね
275 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 19:39:58.87 ID:fzwiLT4LO
猫と庄造と二人のおすぎとピーコ
276 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 19:51:12.46 ID:tb6lnCo40
初めて読んだ刺青が凄かった。
あの時代に良くもまあ、こんな天才が存在したもんだと驚嘆したな。
麒麟、悪魔、吉野葛、芦刈、盲目物語。
初期の作風がやはり最高。
中途で作品が破綻する三島と違って、構成力が完璧なところが谷崎の天稟。
ノーベル賞を受賞しても何の不思議もない。
トシ、谷崎好きか?
年齢的に、春樹は今のうちから候補になってるから、
受賞の可能性はけっこうあるね。
この前亡くなった女優の高峰秀子さんは
谷崎とはとても仲良かったんだよなあ
この話前に聞いた気がしたんだが
281 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 20:02:56.06 ID:tb6lnCo40
>>273 初期の大江健三郎を評価できない奴には文学を語る資格がないね。
土着的な題材を完璧な様式美に仕立てあげる手法が天才的だった。
短編の鳩が特に凄いし、師匠の渡辺一夫に学んだフランス古典文学の美意識を二十代初めに自家薬籠中のものにしていたところも圧巻の一言。
芽むしり、飼育、死者の奢り、セブンティーン、見るまえに跳べ。
われらの時代は最高の青春小説。
しかし性的人間辺りからおかしくなり、息子の光をモチーフにしてから以後は自分の好みには全く合わないし詰まらない。
村上龍も書いていたが、初期の大江は世の中に対して挑発的というか、悪態をつくような
小説をガンガン書いてたんだよなあ。
どうしてこうなった。
>>282 同じポーランド人なら、シンボルスカよりもレムに獲って欲しかったなあ。
シンボルスカは2冊しか読んでないけど。
レムがありならJ.G.バラードも凄いと思うんだが
286 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 20:13:23.89 ID:Xtmfm0E30
受験用の文学史の知識としてエロ小説家ってことで認識している。
287 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 20:16:16.38 ID:us2+I8HI0
表現力の問題って言っても、しょせん翻訳を通しての話でしかないからなあ。
文学の国際的な賞ってのはどうも胡散臭い。
288 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 20:17:44.60 ID:RdfvYmFG0
大江健三郎なんかが取れる賞でしょ・・・
選考委員ほんとに読んでるのかな
289 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 20:21:21.00 ID:nCPABcPi0
こういう朝鮮人みたいなこと言うなよ
それに日本人の文学は日本人が評価するからいいんだよ
290 :
忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2011/09/15(木) 20:22:02.75 ID:+wnm7sj60
安部公房こそが取るべきだった。
安部が取っていれば日本の文学を目指す者たちの頂点が定まったろうに。
291 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 20:22:56.60 ID:K+XFWWu+O
>>274みたいなのがスルーされるあたり皆しっかり読んでますな
292 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 20:23:18.08 ID:gGpx8S1RO
これ今朝のNHKのニュースでもやってたけど
だからなんなのってニュースじゃね?
こんなんで、ホルホルするなんて、朝鮮人みたいじゃん。
294 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 20:26:51.68 ID:AjsruCm50
春琴抄は高校の教科書にのってて衝撃だった。
295 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 20:30:12.91 ID:bscf4IsY0
フジテレビの「この世の果て」だか鈴木保奈美が主演のドラマ
ラストがまんま春琴抄だったな。
高飛車な女に惚れてる池沼が、姿変わった女を思って
自分の目をアボーンさせた。2人は結ばれる。
意図的にパクったのかな?
296 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 20:33:29.27 ID:2TB/03/FO
知障のガキがいれば受賞できたのにね
>>285 レムもバラードもSF作家という偏見で
いくら長生きしても取れなかったと思う
受賞していれば紫式部以来だったのに
299 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 20:38:46.28 ID:vI4Vv5dF0
現代文学なんて大江に限らずピンチョンにしろシモンにしろジョイスにしろみんな読みづらいでしょ
300 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 20:42:36.55 ID:mZYRkf4t0
真の変態とは何ぞやを教えてくれた作家だ
301 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 20:45:33.64 ID:ESSIikFt0
大江の作品が面白すぎてたまらない
「雨の木を聴く女たち」
「同時代ゲーム」
「河馬に噛まれる」
とか最高
安部公房はあんまり良く判らんなあ。プロット以前に文章が美しくない。
開高健の方が数倍良い。
>>231 売れてるものが一番なら世界で一番美味い食べ物はハンバーガーだな
サルトルが初来日した時
わざわざ谷崎夫人に会いたいといわれ
あったそうだが そのとき亡き夫潤一郎のことを
色々聞かれたそうだ 私生活では変わったことはありませんでしたかと
聞かれ 咄嗟にいえいたって普通の夫でしたと答えるとそうですかと
やや残念そうな顔をしたとか
だがあとになって変わった所がかなりあった人だっと思い返し
正直に答えればよかったと後悔したとか
305 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 21:30:29.71 ID:AjsruCm50
なんか、異様に猫好きなオッサンの話なかったっけ?
気持ち悪くて面白かった・・・・
306 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 21:31:58.97 ID:jN/CBjC5O
三島先生が生きていたらと思う
307 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 21:38:02.49 ID:1tz1+rJS0
野坂は
308 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 21:42:01.57 ID:xpw3u2qF0
なんでみんなノーベル賞なんかをありがたがるんだろう。
それだけが唯一の物差しなのか?
遠藤周作は
谷崎は『蘆刈』『春琴』『少将滋幹』が特に素晴らしい。国宝。
でも『卍』も『痴人の愛』もいい。
志田未来にナオミをやって貰いたい。多少設定に無理があっても
いいから。小林薫とかを翻弄して虐めるところが見たい見たい。
大江は『飼育』『万延元年』だと思うけど、
>>281、
>>301の
言いたいことも分かる。初期作品は古典というよりむしろ
サルトルの戯曲とかの影響じゃない。
>>311 志田ちゃんのナオミ?
こりゃまた何ともw
俺は初出の京マチ子と宇野重吉コンビが完璧すぎて、以来どんなカップルも物足りないわ。
>>287 だからこそ、大江健三郎みたいな文体でなくテーマで勝負している作家が取るんだよ
一方、川端康成は、外国人観光客が京都を喜ぶようなもんだな
大江の「個人的な体験」で初めてアナルセックスしったわ
はじめほんま意味わからんかった。
>>306 三島由紀夫は文章力に限るなら最強の天才。
大半の作品が誰にも真似出来ないダイヤモンドのようなきらめきに満ち溢れていて
読んでるそばから恍惚感に襲われてしまう。
しかし構成力に乏しすぎるから途中でやっつけ仕事になり、小説としては破綻しまくり。
おそらく飽きっぽい人だったのではなかろうか。
本質的には批評家、戯曲家としての才能に長けていた人。
小説では憂国が一番だと思う。
317 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 22:11:14.38 ID:tb6lnCo40
>>313 川端康成は朋友だった横光利一と共に、
日本人に今こそ再評価して欲しいし読まれるべき作家。
特に川端の文章の美しさは日本人の美的感覚でなければキャッチできないわな。
初期の傑作、禽獣の無常感がたまらん。
何度読み返しても胸を抉られる。
>>315 えっ。それはあんまりだと思う。心理描写のリアリティを超越した
作り込みすぎを破綻と勘違いしてない?それは作者の得難い美質で
あって欠点なんかじゃないよ。
『盗賊』『春の雪』『奔馬』『金閣寺』素晴らしい。
どこが破綻してるの?
319 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 22:14:26.17 ID:tb6lnCo40
逆に太宰治は海外でどのように翻訳され、評価されてんのかしら。
太宰こそ翻訳不可能な作家の筆頭だ。
坂口安吾も破天荒な作風だったが、全く無頼派とは言い得て妙だったな。
320 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 22:18:07.03 ID:LlCcZRA70
321 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 22:19:14.72 ID:tb6lnCo40
>>318 そうそう、作り込みすぎ。
即ちトゥーマッチね。
頭の良すぎる人だったせいか、浮かんだアイデアを無理やり詰め込みすぎて
お腹いっぱいになってしまう。
金閣寺なんかその典型でしょ。
仮面の告白、禁色もそうだったし。
結局は好みの問題かも知れんけどね。
三島を読む暇があるなら泉鏡花や永井荷風を読み返す方が遥かに有意義だ。
>>278 ごめん、村上春樹が取ったら、もうノーベル賞の価値は無いと思うよ
大江は文体派だろ
エピゴーネンがぞろぞろ出たじゃないか
324 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 22:20:37.88 ID:W3E6wNY90
>>305 「猫と庄造と二人のをんな」だな
面白かった記憶があるが内容はもう忘れてる。
文庫買って読み直そうかな。
川端康成は。。。『山の音』だけでいいや。
時々文章から立ち上る加齢臭のようなものが
たまらなく嫌になることがある。
安部公房は『砂の女』『けものたちは』『飢餓同盟』
『方舟さくら丸』かな。彼の作品からカフカ的要素を
さっ引くと驚くほど何も残らない、と思うことがある。
326 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 22:24:22.61 ID:hgHCm49m0
訳者の能力で差が出たりするよな
327 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 22:25:22.32 ID:tb6lnCo40
高橋和巳が全く出てこないけど、本当に忘れられてしまったんだろうか。
誠実な人だったが、作風が好きになれなくて飛ばし読みすら面倒だったのを思い出した。
328 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 22:26:11.43 ID:9wZo7RcG0
陰翳礼讃は必読だよな
大西巨人の『神聖喜劇』はどうよ
翻訳されればすごく賞賛されるんじゃないか。
>>323 大江のエピゴーネンを教えれ。
よほどの知性と才能がなければエピゴーネンにすらなれないはずだが。
もしかして後期以降について?
高橋和巳といえば田中美代子だな
あそこまで嫌うって何かあったとしか思えん
332 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 22:32:10.93 ID:KW6SmvdG0
映画版「卍」を見すぎたせいで
AVはレズものしか興奮しなくなった。
333 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 22:33:12.72 ID:+TKsVPln0
334 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 22:33:48.37 ID:tb6lnCo40
>>325 山の音は代表作に言われているけど、あんまり好きになれない。
やはり短編、掌編作家だったと思うな。
加齢臭の下りは禿げ上がるほど同意w
しかしそれが幽囚という奴よ。
安部公房は砂の女だけでいい。
色々読んだけど、根本的に語彙のチョイスにセンスが感じられなくてのめり込めないまま。
本家のカフカを読む方が楽しい。
335 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 22:34:19.17 ID:qWETBySJ0
60年代ってカミュ、スタインベック、サルトル、ガルシママルケスとかかな?
かなりの面子だよなぁ。
つうかガルシアマルケスって過小評価されてる気がする。
20世紀最大クラスの文学者だと思うが、百年の孤独は文庫化もされてないし日本で無名だよね。
>>324 猫の名前がリリーちゃんだったことは自分も覚えてるw
逆に言えばそれしか覚えてない
>>335 百年の孤独はタイトルだけは有名だが
実際読んだ人は殆ど居ないというイメージがあるなあ
>>335 60年代という枠組みでカミュ、サルトル、スタインベックってw
根本的に時間軸がずれてるから出直して来いw
ついでにいうと、スタインベックは我が国のアメリカ文学研究者が口を揃えて過大評価されすぎた作家と断定している。
先ずはフォークナーを読むべし。
自分はヘミングウェイの方が好きだけどね。
341 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 22:44:47.03 ID:1tz1+rJS0
1958年のノーベル文学賞で、谷崎潤一郎が最終候補の一歩手前の候補者
41人に入っていたことが、スウェーデン・アカデミーに対する朝日新聞の
情報公開請求でわかった。
38年の受賞者パール・バックの推薦が決め手で候補となる。
資料には論評があり、現代日本の代表的な作家。『細雪』では、戦前から戦
後にかけて伝統が失われてゆく中で母国の習慣と社会の規範に対する素晴ら
しい観察がみられると評価。
一方で「ノーベル委員会はこの候補者に興味を持っていることは認めるが、
今の時点では受け入れる準備ができていない」と結んでいた。
この年はソ連のパステルナークに決まった。
342 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 22:44:58.04 ID:WL9ijnx10
>>89まで大江叩きが無いのに。
大江信者の被害妄想が笑えるんだが。
立原正秋も忘れられてしまった人だな。
硬質なエッセイが好きだったが、生前本人が徹底的に秘匿していた本物の朝鮮人という出自を知ってからは、
急激に気持ちが薄れたなあ。
>>343 えっ好きな作家なのに
国籍とか人種で気持ちが薄れるんだw
345 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/15(木) 22:51:20.05 ID:RyOmlz0s0
『痴人の愛』だろ。
東野圭吾の『秘密』に続いて金曜ナイトドラマでやろうぜ。
ブリーフ一枚で四つん這いの佐々木蔵之介に下着姿の志田未来が乗ってお馬さん走れ走れって。
ブコウスキーが最高なんだよ!
>>343 立原正秋か、懐かしいなぁ、ずいぶん読んだな
>>335 白井晃がやってた本の紹介番組で知ったわ<百年の孤独
>>239 中野好夫は最低の翻訳家だったね。
ディケンズが日本でなかなか読まれない原因は中野の悪文にある。
モームも然り。
>>344 ちゃうちゃう、ハードボイルドな生き方と作風が好きだっただけに
朝鮮人なら堂々と朝鮮人と振舞ってくれれば良かったんだわ。
コソコソ出自を隠す態度が卑怯極まりないと思えて仕方なかったんだな。
>>345 上でも書いてあったが志田ちゃん大人気だな。
北川景子じゃ駄目?
いや、違うな。最近の女優が良く判らん…
>>350 ああ、そういう意味ね
まあでも文学者なんか繊細で自己顕示欲が強くて厄介な人なんだし
そこは読者も大目に見てあげないとw
353 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/16(金) 00:16:04.15 ID:yNFpggOF0
痴人の愛、春琴抄、吉野葛、蘆刈
の4つのうちのどれか
354 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/16(金) 00:17:14.16 ID:HhXRy+7Y0
ヤマジュンにノーベル文学賞を
355 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/16(金) 00:53:39.05 ID:EzX01amV0
将棋の人だっけ?
356 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/16(金) 00:57:43.34 ID:Dy3foFM9O
大江健三郎の受賞は予言していた三島由紀夫
そろそろカズオ・イシグロ受賞?
大江より納得できる
取って欲しかったな
359 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/16(金) 06:26:25.79 ID:x+K18FXF0
文章なら本多勝一「日本語の作文技術」だな
いま僕自身が野間宏の仕事に、喚起力のこもった契機をあたえられつつ考えることは、
作家みなが全体小説の企画によってかれの仕事の現場にもちこみうるところの、この
現実世界を、その全体において経験しよう、とする態度をとることなしには、かれの職業
の、外部からあたえられたぬるま湯のなかでの特殊性を克服することはできぬであろう、
ということにほかならないが、あらためていうまでもなくそれは、いったん外部からの恩賜
的な枠組みが壊れ、いかなる特恵的な条件もなしに、作家が現実生活に鼻をつきつけね
ばならぬ時のことを考えるまでもなく、本当に作家という職業は、自立しうるものか、を
自省する時、すべての作家がみずからに課すべき問いかけであるように思われるので
ある。
ー大江健三郎「職業としての作家」
悪文の代表として挙げられているが本当にひどい
文章だな
ピンチョンに。
どうせ断るだろうけど。
361 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/16(金) 06:53:45.90 ID:BoFlQByn0
安倍公房が取れなくて大江が取れないのは糞
362 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/16(金) 07:35:58.81 ID:01dYlNe80
そういや伊集院静も在日だったわな。
本人がカミングアウトしてる。
谷崎が表現力落ちるってすげー世界だな
表現力っていうのが日本と外国では違うんだろうな
海外小説にはくどいほど説明するものがあるもんな
細雪はほとんど忘れたけど会話以外は比喩やレトリックを抑えてすっきりしてた印象
文章をそぎ落としていった川端がよく取れたもんだ
365 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/16(金) 09:14:06.05 ID:dbRYYjcK0
谷崎の文章って読点が殆どないんだよな
366 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/16(金) 09:27:15.39 ID:I0TA9fMF0
谷崎て似てるような作品が多いし表現の言葉も硬直化してるし
川端はいろんな作品があるし谷崎よりはいろんな表現してる
その後の大江もそんなに表現は豊かじゃないけど積み重ねた思想か
367 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/16(金) 09:27:34.59 ID:5MjkJIm30
y
川端康成と谷崎潤一郎のどっちにするか、って言われてたから、今更の話題だな。
川端はナイーブなだけで、構成力テーマすべてにかけて、谷崎の方が大作家に見えるんだけど
日本文学を世界に紹介するような、日本趣味の外人には
川端の方がよく見えたんだろう。
369 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/16(金) 09:46:51.21 ID:swXOgpK/O
ごみ箱に棄てた本は、谷崎にヘンリーミラー、そして大江
読後感の悪さといったら
>>9 最後のメジャー作家の受賞がギュンター・グラスだからなw
>>370 いやいやいやいやどう考えてもリョサでしょうw
373 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/16(金) 10:38:13.95 ID:lfbFWDVd0
最近は反省したのか有名作家を選んでる気もするが・・リョサとかグラスとか
昔は政治家とか歴史家とか哲学者とかも問題だけど
詩人が多いのがな
52 名前:やれやれ、僕は名を失った[] 投稿日:2010/09/17(金) 11:46:24
第1回トルストイ、第2回ゾラ、第3回ハーディ…
こういうスタートだったら、この賞も随分違ったものになっていただろうに。
実際は、第1回シュリ・プリュドム、第2回モムゼン、第3回ビョルンソン…
こんなの今どき読む奴いるか?
谷崎の名作は
「刺青」と「痴人の愛」だろう
ノーベル賞委員会はアホだな
美食倶楽部と瘋癲老人日記が好きなのは俺だけか
377 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/16(金) 11:27:51.66 ID:kQvWlO4Y0
まぁ、ノベール故人の意志かもしらんが、文学だけ特別扱いすると、お馬鹿な世間がミスリードされてかんわ
文学だけ神棚に祀り上げて拝むなよ
音楽だの、美術だの、何だのかんだの、シカトすんなよ
爆発は芸術だ
責めて全部ひっくるめて、ノベール芸術賞とかにしとけばよかったんじゃね
ノベールの趣味嗜好が偏ってるから、フィールズ賞とか必要になる
でも、大衆は一切合切知らねぇ始末
建築のノベール賞だの、イグノベールだの、知らねっつの
平和賞だの何だの胡散臭いっつの
文学ヲタには困ったものだ
378 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/16(金) 11:29:54.72 ID:dAi1sams0
元祖HENTAI
379 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/16(金) 11:42:49.21 ID:QVZ31In40
細雪の最後の方で下痢便になったのは驚愕した
あんな終わらせ方ってあるかよw
猫と庄造と二人の女しか読んだことない
女の足なんてみんな一緒だろうにw
>>379 あれが最高なんだよ。
そしてあれを書けるのが谷崎w
384 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/16(金) 13:56:26.44 ID:hXuuWFv30
大江は日本の悪口で外人に媚売って取った
ノーベル文学賞は平和賞と並んで価値がない
まぁ、芸術ってのは、役に立つものが、最終的に必要になる。音楽も、
モーツアルトは、勉強する時に聞くと良い。
387 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/17(土) 07:02:44.49 ID:JZIPWlg70
まさか、あの雪子ちゃんが下痢便なんて・・・俺の純情を返せ
妹、いまわの際にウンコするもんな。
>>338 >百年の孤独はタイトルだけは有名だが
そういう名の焼酎があるという噂を聞いたことがある。
実物未見。
『百年の孤独』読むなら旧訳を家系図を書きながらが
オススメ。怪獣は卵を生みそうだが獣は生まない。
>>388 樽熟5年がウリの焼酎だが、何のこっちゃ無い、単に味の乗ってないウィスキー
みたいな味なんだよな(苦笑)<百年の孤独
390 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/18(日) 01:16:40.24 ID:Bp1ZLCKb0
仏蘭西では日本文学の巨匠は「谷崎潤一郎」
ガリマール書店で彼の文学全集が出ているくらいだ
391 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/18(日) 01:35:22.17 ID:PFy11Cpo0
>>335 マルケスが日本で積極的に紹介されたのは80年前後くらいだぞ。
だから実際の執筆発表年とは時間差があって日本では受け止められている。
原語で読んで同時代的に追えていたという人は別かもしれないけど。
ノーベル賞貰ってたと思うし、マルケス評価十分じゃん。日本においても、大江の手によって
「同時代ゲーム」も書かれてるし、それから「百年の孤独」の映画化は何故か寺山によってされており
原作者マルケス本人を激怒させてたようだし。もう十分だろう、それで。
文章読本って本を、三島、谷崎、丸山、井上ひさしが出してるが、誰のがいいんだ
三島の割腹までの話をハリウッドで映画化してるんだよな
外国人受けしたから存命だったら受賞できてた可能性あったかも
394 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/18(日) 03:57:19.46 ID:X40nrFVm0
>>379 最後の方は特に、作者が登場人物と同一化したような感覚になってしまってて
そういった恥ずかしい排便をしてみせなくてはならないという行為に及んだんじゃないの。
谷崎ってそのくらい変態なんじゃないかと思ってる。
>>5
キモタコのことならそこまでだ
396 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/18(日) 07:28:34.82 ID:QPyvxB8h0
>>389 結構高いんだろう。
それで
>何のこっちゃ無い、単に味の乗ってないウィスキー
これだとたまらんな。
それに元々南米もブエンディーアも何も関係ないんだろう。その酒。
最近は上手い輸入スコッチ千円からあるので、ウィスキー劣化品なら意味ナス。
有名な作品てあるのこの人
文学は三島と大江しか読まないもので・・・
外人は翻訳されたもの読むんだから、表現力云々って、まあどーでもいいけどさ
399 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/18(日) 08:12:52.37 ID:AROVjnmk0
>>361 大江自身が井伏-阿部-大江ラインへの評価で自分一人の受賞ではない
ってインタビューで言ってたからその辺はわかってるんじゃない
川端の受賞に対しては谷崎-三島-川端への評価だとも言ってた
太宰も仲間にいれてあげて
翻訳者の技量でニュアンスがだいぶ変わるだろうし
国の文化とか背景もあるだろうし
外人が文学を批評するのは難しいんじゃない
太宰は芥川を尊敬し井伏や佐藤春夫に面倒を見てもらう
太宰は川端が賞をくれなかったので罵倒
川端や谷崎は太宰をほぼ無視
三島は太宰を嫌悪
こんな感じだったか
403 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/18(日) 14:22:56.41 ID:2fktMcp10
>>335 百年の孤独は構成はすごいかもしれないが
書いてあることはたいしたものでもないきがする
404 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/18(日) 14:42:44.84 ID:/s/Vu0FTO
谷崎潤一郎は、戦時中、政府により「国威高揚作品を書け!」という圧力の中でも、馬耳東風を貫いて芸術的スケベ小説を書き続けた、ポリシーの人だ。
高村光太郎などは、政府の圧力に負けていたのに。
405 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/18(日) 14:46:05.59 ID:kyxZSich0
>>54 むしろ大多数の谷崎読者(男性に限る)が興奮してるはず
406 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/18(日) 16:15:27.93 ID:GssrnA7J0
で、
ノルウェイの人はいつ獲るだよ?
>>356 川端の受賞の報を聞いて
「何てことしてくれた! もうこれで俺にチャンスは回ってこない」と
嘆いた後、何かの席であった大江に「大江君、次は君の番だよ」といったらしいな
408 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/19(月) 00:19:24.55 ID:W3YirY3f0
>>400 太宰は凄いな。
冊数を大量に揃えてるような公立図書館で、太宰作品は今でも何故か貸し出し中という事が多い。
太宰なんか真面目に読んでどうするよ?と思ってるのだが、本当に貸し出し中なんだから仕方ないよ。
でも生前は1000冊売れれば御の字で、その部数が目標くらいの売れない作家だったんだとか。
で、その太宰の遺族である娘は、死後急に売れ出した印税で真っ赤なスポーツカー買って
早稲田に通ってたんだとか。そんなもんなんだろうなぁ・・・
開高が長生きしてりゃ取ってた、かな?w
まああの人は、食い物に贅沢だったし強い酒をガンガンやってたのが命取りになった
訳だから、長生きは望むべくもないんだけど(苦笑)
411 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/19(月) 13:46:12.92 ID:IvE8nl7J0
>>410 彼は一回ベトナムで死んでるから。
その後の人生はオマケだと自分でも言ってた。
俺も思っている。開高兄には取って欲しかった。
ノーベル文学賞候補になったこともある遠藤周作先生も
自分のことを「コリアン」ですって名乗っていたよね
在日コリアン(朝鮮人)であることを、遠回しにカミングアウトしていた
414 :
名無しさん@恐縮です:2011/09/20(火) 04:29:18.88 ID:DSVYofz20
415 :
名無しさん@恐縮です:
>>411 その直後くらいは、風呂で金玉伸び切ったりして
結構まだ創作は好調だったんだよ。
金玉伸び切るというのは、開高自らが書いてる作品内にあるよね。
どうだ!これがベトナムに無闇に部外者として行って、それで生き延びた金玉だ!
って、浴室で金玉晒して知人に迫るんだよ。悪くはない自己認識だとは思うけどね。
それで結局はその後の欝傾向によって、作品数も作品の質も伸び悩んだのではないかな。
例えばオーパ!はその悩みから、悪い意味で逃れたために生じた著作だろう。あれ結構面白いけどね。