2011年8月27日に韓国大邱市で開幕する2011年世界陸上競技選手権大会(世界陸上)。
主催者側は6万人のスタジアムは全日程で満員になると豪語しているが、
そこにはちょっとしたからくりがあるという。21日、香港紙・文匯報が伝えた。
会場となる大邱スタジアムは2002年のサッカー日韓W杯のために建設された大型スタジアム。
収容人数は6万人を数える。
27日から9月4日まで、9日間開催される世界陸上を連日満員とするのは、人口250万人の
大邱市にとっては厳しい課題だ。
だが、主催者発表によると、16日時点で90%以上が販売済み。開幕当日には完売状態になると
豪語している。
だが、空前の売り上げの裏側にはちょっとしたからくりがあるという。
韓国紙・朝鮮日報の報道によると、売却済みチケットの90%は団体チケット。
企業や政府、学校などが中心だ。
大邱市に1万人以上いる公務員は1人当たり2枚は買うように義務づけられているほか、
小中学校向けには15万枚が販売された。
また地元スーパーも販促用景品として1万枚近くを購入。他にも中小企業83社が
顧客向け贈答品として4万枚を購入した。
問題は団体チケットを配られた人が本当に見に来るかどうかだ。
5月の大邱国際陸上競技大会も「記録的な売り上げ」と報じられたが、実際に会場を訪れた人は
1万人弱。しかも途中で帰る人が多く、スタンドはがらがらの惨状となった。
現在、大邱市は政府機関、企業の担当者に
「仕事を早く切り上げて観戦に行かせること」
「通勤用バスでそのままスタジアムまで送り届けること」を命じているという。
ソースは
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=53736