【サッカー】クラブと広告主のwin-win効果を! Jリーグの新しい広告形態の模索

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1依頼スレ449@宵宮祭φ ★
 どこの国のリーグでも、試合前にプレスルームやVIPラウンジでは試合のメンバー表が配られる。
Jリーグの運営は非常に優秀で、キックオフの1時間前には記者室にメンバー表が置いてある。
メンバー提出の締め切りが早く設定されていることが大きいのかもしれないが、運営者の手際がいいことは間違いない。
 ただし、メンバー表に“一工夫”するという発想力に関しては、ヨーロッパのリーグに一日の長があるように思う。
 8月上旬、筆者がドイツとオランダのリーグ開幕戦に行ったとき、メンバー表には常にホームクラブの
スポンサーのロゴが印刷されていた。試合後に配られるスタッツにも、スポンサー名が入っている。
 たとえばバイエルンのスタッツだったら、『リーガトルータ』(ペイTV)、『アディダス』、『アウディ』、
『アリアンツ』、『コカコーラ・ゼロ』、『ルフトハンザ』など、実に計28社のロゴが印刷されていた。

クラブとスポンサーが「win-win」の関係を築く欧州リーグ。

 Jリーグはメンバー表のフォーマットが統一されていて、どの会場に行っても同じ形式のものが配られる。
一方、ドイツやオランダではホームチームが自由に作成しているため、スポンサーに配慮したものができるのだ。
 企業の人たちがVIPラウンジで自分の会社名が入ったメンバー表を受け取ったら、悪い気はしないだろう。
メンバー表を見る人数は限られているが、細かなところまで広告主へ配慮することは、
クラブを経営するうえでとても大事なことだ。
 これは一例にすぎない。ヨーロッパでは、クラブとスポンサーが互いに「win-win」の関係を築こうとする意欲が強い。
 ブレーメンでは、こんな試みをしている。「チーム11・スポンサー」という広告の枠を設けて11社を募集。
大きな看板に4-4-2の布陣にブレーメンの選手の顔写真を並べ、顔の下のユニフォームのところに11社のロゴを描く。
ブレーメンではスタジアムの入り口や市内に、この看板が出されている。
企業名が入った普通の看板をスタジアムに置くよりも、はるかにサポーターが親近感を抱いてくれるだろう。

http://number.bunshun.jp/articles/-/152570
>>2以降に続きます。

(レス容量の都合上、本文を一部省略しています。全文はソース内をご覧ください。)
2宵宮祭φ ★:2011/08/14(日) 16:38:12.88 ID:???0
>>1続き

ブンデスリーガでは観客数発表にまで広告主がつく。

 また、ドイツには「観客数をアナウンスするスポンサー権」というのがある。スタジアムで観客数を発表する直前、
権利を買った会社のロゴが大画面に映し出され、企業名がアナウンスされるのだ。
たとえばNumberがその広告主になったら、次のようなアナウンスになる。
「Numberプレゼンツ、今日の入場者数は……5万5千人です!」
 企業にとっては普通の看板を出すのとは違う露出が見込めるし、クラブにとっては思わぬ広告収入を得られる。
まさに「win-win」の関係だ。
 今年5月のJリーグ観察記(「ライバルチームのゴールに一喜一憂!? Jのスタジアムにも欲しい速報掲示板。」)
では、スタジアムでスコア速報を流すときに、必ずスポンサー名を大画面に映し出すことを紹介した。
これも広告権販売のひとつの例だ。

Jリーグも強化費を捻出する広告権販売の知恵を絞るべき。

 クラブは地域に根付いた公共性が強い存在で、利益だけを追求すべきではない。
だが、より質の高いチームを作るには、やはり資金が必要だ。強化費を捻出するために、
あらゆる広告の形を頭をフル回転させて考えるべきだ。
 もちろんJリーグにもこういう取り組みは見られ、川崎フロンターレがDole社とともに、
月間MVPをメディア関係者の投票で決める「バロンDole」を開催している。こういう取り組みがもっと増え、
さらに細かなところにも及べば、Jリーグの経営の安定化の助けになるはずだ。
元手はかけなくても、アイデア次第でクラブの収入は増やせるのである。

(以上)