日本時間18日早朝に行われたFIFA女子ワールドカップドイツ大会決勝の日本-アメリカ戦が、
全米スポーツ専門チャンネルESPNにおける、サッカー中継の歴代最高視聴率を記録したことが明らかになった。
オフィシャルサイトによると、全米視聴率は7.4パーセントで、平均で約1,350万人が視聴していたことになるという。
ESPNはアメリカのスポーツ専門チャンネルで、ABCスポーツを統合した現在では、全米でも最大級の専門局。
これまで同局が保持していたサッカー中継の最高視聴率は2010年のFIFAワールドカップ南アフリカ大会、
アメリカ-アルジェリア戦の4.0パーセントだったが、ESPNによると、今回の決勝戦はそれを3ポイント以上、上回る7.4パーセントを記録した。
これは人数に換算すると、全米で約1,350万人が観ていたことになるというから驚きだ。
視聴率がここまで伸びた要因としては、下馬評ではFIFA世界ランク1位のアメリカが有利といわれており、
多くのアメリカ人が勝利を疑わなかった決勝戦であるというほか、延長戦にまでもつれ込むという接戦だったことが考えられる。
ESPN以外も含めた歴代全米サッカー中継視聴率でも6位に入った理由は、なでしこJAPANの奮闘にあったのかもしれない。
優勝から一夜明けたものの、史上初のFIFAワールドカップ優勝を勝ち取ったなでしこJAPANへの賛辞は止むどころか、ますます大きくなるばかり。
とりわけ3月に震災があった日本にとって、今回の報は久々の明るいニュース。
苦境にもくじけず、努力を重ねて栄光を手にした姿は、多くの人を力づけたに違いない。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110719-00000023-flix-movi