1 :
禿の月φ ★:
2日に全国公開された「小川の辺」が好調だ。原作は藤沢周平で、主演は少年隊の東山紀之。
映画館をのぞくと、平日の昼間にもかかわらず、客席は大賑わい。
劇場スタッフは「60歳以上のシニアかサラリーマンが多いですね」という。
藤沢作品が初めて映画化されたのは、02年公開の「たそがれ清兵衛」。
真田広之主演で、アカデミー賞の外国語映画部門にノミネートされて話題になった。
その影響か、以降は毎年のように映画化されている。しかし、原作は有名だが内容は地味だ。
万人に受けるとも思えないが、映画批評家の前田有一氏はこう言う。
「目線が今までの時代劇と異なるところがポイントでしょう。
武将や天才といわれる人物が主役になるようなヒーローものではなく、
名もない武士や市井の人を取り上げているから親しみやすい。
家族を思ったり、女性の愛を感じたりするストーリーも共感を得ています」
日本映画製作者連盟によると、興行収入が10億円以上の作品は、
02年の「たそがれ清兵衛」(12億円)と05年の「蝉しぐれ」(市川染五郎主演=14億円)、
06年の「武士の一分」(木村拓哉主演=41億円)。けっこう稼いでいる。
「誰が監督しても『藤沢』の名前が最初に来るので、監督、配給会社が違っても同じ人が見にくるんです。
大量のエキストラや馬が必要な派手な合戦シーンもなく、お金がかからない。不況の時代にぴったりです」(前出の前田氏)
「小川の辺」を配給している東映によれば、
「お客さんの入りは好調。アジアや北米など20カ国からオファーがあります」(宣伝部担当者)という。
原作があるうちは、製作が続きそうだ。
ソース:Infoseek ニュース/ゲンダイネット
http://news.www.infoseek.co.jp/entertainment/movie/story/12gendainet000149562/
2 :
名無しさん@恐縮です:2011/07/12(火) 17:41:08.72 ID:PJTyzU+50
>「目線が今までの時代劇と異なるところがポイントでしょう。
> 武将や天才といわれる人物が主役になるようなヒーローものではなく、
> 名もない武士や市井の人を取り上げているから親しみやすい。
> 家族を思ったり、女性の愛を感じたりするストーリーも共感を得ています」
だから若い層にウケないんじゃないの
ジブリ≒大石静 まで読んだ
4 :
名無しさん@恐縮です:2011/07/12(火) 17:41:21.91 ID:f3IWCla3O
2
映画批評家の前田有一氏
短編でも無理やり映画の尺にしてる
大筋以外はやりたい放題でいいのかもな
東山がアレだから持ち上げ記事なのかな
ヒットしたなら数字書けばいいのに
8 :
名無しさん@恐縮です:2011/07/12(火) 17:49:07.89 ID:JXjd1a7L0
ストーリが単純明快 誰もが主人公の心情に共感できる大衆性 退屈でもなく難しくもない
9 :
名無しさん@恐縮です:2011/07/12(火) 17:50:47.99 ID:Ki31jmLtO
藤沢は好きだが映画はダメだ
原作短編の切り貼りで話が支離滅裂。しかもくどい
>>映画批評家の前田有一氏はこう言う
お前、自分のサイト最近更新してねーじゃんか。
さっさと新作のだせよ
藤沢小説は初期がいい
文体はいいんだが、中期以降はパターンが決まっちゃててな
またお家騒動ですかって感じ
12 :
名無しさん@恐縮です:2011/07/12(火) 17:56:08.53 ID:pEajWjHN0
鬼の爪は面白かった。
13 :
名無しさん@恐縮です:2011/07/12(火) 17:57:55.10 ID:E67GPoJR0
人間がちゃんと描かれていて、ストーリーにも破綻がない。
おっさん世代には藤沢ファンも少なくないし映画化しやすいのは分かる。
ただ短編を水増しするのは感心しない。
14 :
名無しさん@恐縮です:2011/07/12(火) 17:58:37.57 ID:eayYCTj70
>>2 わりと天才剣士が主役の単純な話もあるんだけどね
そういうのが映画化ないみたいで
すこし高級映画ってカテゴリーなだけ、押井と同じ
映画のセミしぐれは異能の剣士と闘って勝つし、途中何十人も相手に大立ち回りしてた。
あれで萎えた。
17 :
名無しさん@恐縮です:2011/07/12(火) 18:01:41.02 ID:O1rnkZrI0
東山みたいな糞が主演になってる時点で末期的
アイツはあの歳で森の愛人以外なんの代表作もないからな
まぁストーリー展開的に日本人好みで安心して見れるからな
19 :
名無しさん@恐縮です:2011/07/12(火) 18:02:10.05 ID:sLzKeJUG0
>>13 それは短編じゃない
なかなか深いし勉強になったんよ
20 :
名無しさん@恐縮です:2011/07/12(火) 18:05:21.54 ID:vOo6RiZW0
長編は映画には不向き
>>16 映画版みてなかったがおかげで見ないですんだ。
NHKのほうはよかったと思うんだけどね。
22 :
名無しさん@恐縮です:2011/07/12(火) 18:08:08.82 ID:4UxojXYD0
いや映画より普通の連ドラ時代劇の方がいい
中村俊介の平四郎は良かった、益岡徹の明石も山田純大の北見も良かった
23 :
名無しさん@恐縮です:2011/07/12(火) 18:08:57.42 ID:0VBo0OHq0
「蝉しぐれ」の最後のさわやかな寂しさ。
なんとも言えない気分になる。
花のあと、とか酷かっただろ。 >映画
>>目線が今までの時代劇と異なるところがポイントでしょう。
というが、昔から山本周五郎原作などでそういう時代劇は数多くつくられてきてる。
今、山本周五郎ではなく、藤沢作品が映画化されるのは、たそがれが売れたので
柳の下のどじょうが何匹も出ただけじゃないのか。
26 :
名無しさん@恐縮です:2011/07/12(火) 18:10:26.46 ID:eayYCTj70
ロリコンのおっさんが犯行を重ねて
最後に捕まる話とかためしに映画化してみては?
あったよね
藤沢周平の地元に庄内映画村ができた
(藤沢作品だけじゃなく、ジャンゴ、香取の座頭市、ICHI、13人の刺客もここ)
ロケハン予算削減
オープンセットは組んである
おくりびととシルクのロケ地は隣町
何より海坂藩は庄内藩がモデル
あとは庄内食い物美味いのと山形の作物はEU安全基準クリア
そういう事だな
28 :
名無しさん@恐縮です:2011/07/12(火) 18:13:17.07 ID:LRhg3VeqO
>>26 普通の人はそんな胸糞悪いの見たくないし
ハロプロやAKBに夢中な人達は現実見せられてるみたいで嫌だろうし
需要がねぇよw
29 :
名無しさん@恐縮です:2011/07/12(火) 18:14:39.56 ID:3OldzeDlO
江戸の市井を描いた短編なら、山本周五郎・藤沢周平・宮部みゆきが好き
内野の蝉しぐれの後だと、染五郎が弱そうに見えて仕方ない
司馬ほど大掛かりではなく
山周ほど説教臭くなく
池波ほどにテレビ化されていない
32 :
名無しさん@恐縮です:2011/07/12(火) 18:19:52.45 ID:PJTyzU+50
>>27 その割には、その庄内にはまともな映画館が1つしかないと聞いた
(おくりびとのヒットで他にもできたことはできたが、名画座に属するもので新作をやってくれない)
しかもその映画館もそういった庄内ロケ作品を優先して上映するので、
若い人向けの映画をあまりやってくれないとか・・・・
33 :
名無しさん@恐縮です:2011/07/12(火) 18:21:00.90 ID:o0m2VxGK0
年取ってきたらコミック乱とか見るようになってきた
時代小説売り上げナンバーワンの佐伯泰英作品を
もっと映像化すればいいのに
35 :
名無しさん@恐縮です:2011/07/12(火) 18:23:04.74 ID:TJHpcaf30
アクションモノなら隆慶一郎
GTO
37 :
アニ‐:2011/07/12(火) 18:23:06.25 ID:ZR76qPC40
ロケできるかどうかは大事だな
弘前なんかいますぐでもリンゴ園の少女、リメイクできるわw
38 :
名無しさん@恐縮です:2011/07/12(火) 18:26:20.10 ID:4UxojXYD0
今日見てきた。
マジで60代以上ばっかりだったよ。
平日の昼間なのに結構人入ってた。
話しは単調で、おもしろみがないし、菊地凛子はブサだし、尾野真千子はかわいいし、白いキツネ顔のマッチョがサクマとかいう身体鍛えてなさそうな人に力で互角って…そして山形県マジ綺麗だった。
俺が何を言いたいかって言うと、俺にとって18000円の価値はなかった。
40 :
名無しさん@恐縮です:2011/07/12(火) 18:31:12.48 ID:eayYCTj70
18000円は高いな
ぜってえみねえ
犬もの、難病モノ・・・
毎年あるところ見るとそれなりに売り上げはあるんだね
十三人の刺客みたいな血まみれのやつやれよ
あの映画はいきなり切腹から始まる
また内野の切腹がクドくてエグいwwwww
44 :
名無しさん@恐縮です:2011/07/12(火) 18:52:26.40 ID:ueOwgqiVO
>>43 内野は自分で血糊を用意して最後は
白眼剥を剥き血ヘドを吐きながら悶絶死する演技をやったけど
三池にはいらないってバッサリカットされたらしい。
>>43 三池ひどいwww
でも内野はオーバーアクトだからな
元用人だかの隠居爺さんの小説が好きだな
用心棒日月抄みたいな日常時代劇をお願いします。テレビシリーズで
時代劇の皮をかぶったサラリーマン小説だと思う。人事の話ばっかり。
それでも最後の対決で浄化されるけど。
キムタクの一分だけ海外での受賞がなかってような。三部作。
50 :
名無しさん@恐縮です:2011/07/12(火) 19:26:33.01 ID:TZcO4w230
>>23 「蝉しぐれ」のラストは良かったね。
最近は映画は、余韻に浸れる作品が少ないからなぁ。
51 :
名無しさん@恐縮です:2011/07/12(火) 19:33:41.37 ID:s6UzKmirO
たそがれだけだな。
真田と宮沢がよかったからだけど。
52 :
名無しさん@恐縮です:2011/07/12(火) 19:36:10.50 ID:mzayS1qzO
たそがれ助平も面白かった
53 :
名無しさん@恐縮です:2011/07/12(火) 19:37:54.61 ID:V5dsWVmG0
>>23 >>50 ああいうラストは日本映画らしい映画だなあってシミジミと思う。
映画は、最後だよなあ・・と実感する映画
54 :
名無しさん@恐縮です:2011/07/12(火) 19:41:51.10 ID:fwHjCxDAO
>>48俺は文学の皮を被ったチャンバラ小説だと思う。中坊の時滅茶苦茶ハマった。
鬼の爪は最悪だった。あっさり解説だから、鬼の爪使用場面は燃えたのに、映画は業の解説がクド過ぎた。山田はバカの一つ覚えの人情物でも撮ってろ。
55 :
名無しさん@恐縮です:2011/07/12(火) 19:43:57.84 ID:+6X6EiGW0
映画・テレビ・出版界は老人をリストラしないのでいつまで経っても感性の古いクリエーター・職人ばかりだよな
56 :
名無しさん@恐縮です:2011/07/12(火) 19:45:00.53 ID:B/Hs424kO
至極無難
57 :
名無しさん@恐縮です:2011/07/12(火) 19:50:55.61 ID:N4UmaMyi0
「用心棒日月抄」はNHKで連ドラ化されたが映画化は難しいかな。
重厚なキャストと演出で見てみたい気がするが。
58 :
忍法帖【Lv=37,xxxPT】 :2011/07/12(火) 19:52:43.68 ID:sqQXf+e/O
アメリカならP.K.ディック
池波正太郎のが娯楽として面白いな
基本おっさんの青春モノだよね。若いうちは共感し辛いと思う
61 :
名無しさん@恐縮です:2011/07/12(火) 19:56:48.14 ID:Zww2HH+XO
清左衛門残日録をまたドラマ化して欲しい
63 :
名無しさん@恐縮です:2011/07/12(火) 19:59:47.88 ID:eayYCTj70
植え過ぎようざんのやつとか
そろそろドラマ化してもいいんじゃねえの?
映像化されるのは殺陣があるから武士物ばかりだなあ
それはそれで嫌いではないけど
貧乏でどうしようもない現実を生きる市井物が出てこないのはつまらん
小説の「蝉しぐれ」はよかった
話がくどくないんだよな、で、じんわりくる。
他になんかオススメある?
これの宣伝で東山がバラエティ出まくってたが、絶対帽子脱がないのなw
蝉しぐれ教科書にのってたっけ
68 :
名無しさん@恐縮です:2011/07/12(火) 20:21:04.10 ID:wySVygyJO
映画館で見たPVがえらいかっこよくて
本編見たら全く期待を裏切らなかった
余計な先入観を捨てて是非見るべし
69 :
名無しさん@恐縮です:2011/07/12(火) 20:22:42.49 ID:wySVygyJO
↑あっ
蝉しぐれねw
>>27 でもお城のシーンは彦根城使いまくってなかったっけ?
山田洋次の藤沢映画。
71 :
名無しさん@恐縮です:2011/07/12(火) 20:28:38.07 ID:KcVFJgIc0
トイレに入るときに本棚に並んでる短編集
適当に抜いて持ってく事あるけど…
一度読み始めるとやめらんなくなるね。
何回読んでも題名覚えられないやつ多いけど。
冥い海、ただ一撃、旅の誘いなんかは最高だね。
隠し剣シリーズも神過ぎ。とにかく駄作が
無いんだよな。
唯一方言丸出しの山伏モノだけは再読して
ないけど。
72 :
名無しさん@恐縮です:2011/07/12(火) 20:29:38.21 ID:SxcCBCSqO
>>60 中学生ではまって山本周五郎と藤沢周平を読みふけった俺は一体…
73 :
名無しさん@恐縮です:2011/07/12(火) 20:50:42.55 ID:N0dj6BcW0
藤沢周平の本、何冊か読んだが端正な文章だな。朴訥な誠実さが床の間を背に
端然と座しているような文体・ストーリーだが、
山本周五郎は油ぎった偽善っぽさがあってどうも胃がもたれる。敬遠だよ。
海坂藩は問題起きすぎだろう
>>73 山本周五郎は油ぎってる感じで藤沢周平はしょうゆって感じだよね
おれはどっちも好きだよ
>>72 オマイは中学生のときから、オッサンだったんだな・・・
東山が帽子を脱がなかったのはマイケルへの想いから
実際は短髪で禿げてなんかいないよ
基本的にどれ見ても同じようなもんだからなあ
老人にはちょうどいいんだろ
80 :
名無しさん@恐縮です:2011/07/12(火) 21:26:02.19 ID:sbczAVal0
佐高信が、司馬遼太郎をくさして
藤沢を絶賛してたな
司馬の明治維新に対する評価と海軍マンセーぶりが気に入らんのかなw
吉川英治・・・大河クラスの規模じゃないと映像化は無理。
司馬遼太郎・・・長編が多く、史実的にはデタラメなので、映像化が難しい。
長谷川伸・・・今更旅股物ははやらない
池波正太郎・・・映像化されすぎて秋田
山本周五郎・・・昭和のしつこさねちっこさでは今時はやらない
藤沢周平・・・庶民が主人公なのでホームドラマ感覚で映像化しやすい
隆慶一郎・・・同和やチョンが出てくるのでアウト(メディア的に)
鬼の爪とたそがれのストーリーがごっちゃになってどっちがどっちやら…
(;´ `)ノ
山田風太郎は?
86 :
名無しさん@恐縮です:2011/07/12(火) 21:49:51.57 ID:1X4/JlqK0
僕は国立大学法人 山形大学を卒業した藤沢周平の後輩だけど、藤沢作品は
あんまり好きじゃない。
主人公が封建時代のどうしようもない現実に、じりじりとつぶされていくものばっか。
理不尽な封建制度と闘い、民主主義の世の中にあっても
世の中にあまた存在する、さまざまなハンディキャップと闘う、そんな気概を持ってこそ、
山形大学の人間ではないのかね?
藤沢作品で覚えた武士の役職
郡代
郡奉行
番頭
藤沢を読んだことがない人は
「ぐんだい」は読めるけど、「ぐんぶぎょう」、「ばんとう」と読む
>>73 向田邦子は山周認めなかった
激賞した時代物は野呂邦暢の諫早菖蒲日記
89 :
名無しさん@恐縮です:2011/07/12(火) 22:11:37.42 ID:w+Gmc3Xj0
>>72
私も中学生から読んでる。まず山手樹一郎にはまり、池波正太郎に走り、
藤沢周平にどつぼった。その後メインは藤沢周平で他に山本周五郎や
柴田錬三郎、白石一郎を読みふける10代20代を過ごした。
90 :
名無しさん@恐縮です:2011/07/12(火) 22:13:35.29 ID:fwHjCxDAO
>>76前レスで書いたが俺も中坊の時にハマったよ。如何にして剣劇に持ってくか、余韻をどうするかに関しては天才。
『ただ、一撃』とかは厳正なオーディションして映像化して欲しい。
ラジオでやってた、児玉清の藤沢周平の朗読。毎週楽しみにしてたんだよな…
92 :
名無しさん@恐縮です:2011/07/12(火) 22:22:38.31 ID:KBaimOkPO
>>85 甲賀忍法帖
山風先生は今の時代ならアニメ向きじゃないかな
>>46 三屋清左衛門残日録だっけ、あれは面白かった。
>>47 用心棒日月抄は昔NHKの金曜時代劇?で「腕におぼえあり」という
題名でドラマ化されてる。
青江が村上弘明、細谷が渡辺徹、吉蔵が坂上二郎だったかな。
第3期まで作られてDVDボックスが出てる。
94 :
名無しさん@恐縮です:2011/07/12(火) 22:30:22.14 ID:KXqVdAOU0
藤沢の真骨頂は、「暗殺の年輪」、「瞑い海」、「用心棒日月抄」など追い込まれてる
人の孤独や不安を描いて予想外の突発が来る話にあるんじゃないかな。
もちろんそれだけでなく、「一茶」みたいに散文で詩文のレベルの文章を以って書く
という野心作もあるし、さまざま。
何が言いたいかというと、まだ藤沢の真髄を具現した映像作品は無いかと。
鳥刺しには滅入ったよ。
見なきゃよかったって後悔したのは久しぶり。なんかノーホープなんだもん。
>>94 小説全般にいえることだけど作品の真髄を映像化できた作品って希少だと思うんだよね
加藤主役の砂の器とかはよかった
97 :
名無しさん@恐縮です:2011/07/12(火) 22:49:58.22 ID:KXqVdAOU0
>>96 あれは音楽も加味して原作を凌いでいるという評判があるよね。
お喋りしちゃうけど、NHKがやった、「腕におぼえあり」はいい線行ってた。
「用心棒日月抄」には自分が思うに、「魔都・江戸」という概念が入ってて、
それはあるいはシャーロックホームズや、「半七捕物帖」への敬意や愛着、
アルージョンがあるように思える。
そこが出てたように思えるので、評価する。
98 :
27:2011/07/12(火) 22:52:14.12 ID:PbTjCyQIO
>>32 イオンシネマは支配人変わったら
ミニシアター系一切しなくなったよ
5年前くらいまでは
ちょっと時期遅れでも
単館上映もやってたんだけどね
あと庄内映画村ロケ映画は問答無用にロングラン
売れ線映画は吹き替えのみ
まちシネマの方は
名画座のノリらしい
あとおくりびと効果で港座って古い映画館(おくりびとでも使われ)が
舞台したり期間営業で映画館戻ったりしてる
「隠し剣シリーズ」を普通にドラマでやってほしい
用心棒シリーズの影に隠れてる感じがあるけど、よろずや平四郎が結構好きだ
101 :
名無しさん@恐縮です:2011/07/13(水) 00:12:22.69 ID:5IE6DgGh0
司馬はフルボッコすぎるよな
102 :
名無しさん@恐縮です:2011/07/13(水) 02:26:06.23 ID:mMd31Hz+0
なんで海坂藩は年がら年中お家騒動で大騒ぎなんだ
あれだけ問題起こしていたらあっという間に幕府に睨まれ、改易だわ
まあ、それを言うのが野暮なのは分かってはいるがw
しんべえ
日本人は完全な専制主義の下に生活しており、したがって何の幸福も満足も享受していないと
普通想像される。
ところが私は、日本人と交際してみて、まったく反対の現象を経験した。
専制主義は、ただ名目だけであって実際には存在しない。
自分たちの義務を遂行する日本人たちは、完全に自由であり独立的である。
奴隷制度という言葉はまだ知られておらず、
封建的奉仕という関係さえも報酬なしには行われない。
勤勉な職人は高い尊敬を受けており、下層階級のものもほぼ満足している。
日本には、食べ物にこと欠くほどの貧乏人は存在しない。
また上級者と下級者との間の関係は丁寧で温和であり、それを見れば、
一般に満足と信頼が行きわたっていることを知ることができよう。
フィッセル(長崎出島のオランダ商館員)
>用心棒日月抄
小説読んでないし、多分それ程原作に忠実では無いのだろうけど、古谷一行が昔やった『江戸の用心棒』は面白かった。
特に吉良邸に用心棒として入った回の、清水一学(ちいちい)との友情や“いざという時には予備の赤穂浪士を率いる手筈”の影の大石と云う様な人が最後雪の中に消えて行く処とか…
>>100 平四郎面白いよね。好き過ぎて逆に実写ドラマみたくないわ。出来は良いらしいけど。
>>86 ハッピーエンドばかりじゃないのが藤沢作品の魅力
むかしNHKでやった。村上弘明の腕に覚えあり
と仲代達也の清左衛門残日録おもしろかったな。
109 :
名無しさん@恐縮です:2011/07/13(水) 19:20:47.08 ID:vbgZEh3r0
「小川の辺」が好調だと聞いて喜んでる
藤沢作品は地味だけれど見終わった後に爽快感が残る
主演の東山も時代劇映画で高く評価されて
キャンペーンを張ったかいがあったんじゃないかな
>>102 やばすぎて天領にも他の大名領にも変えられないほどの藩なんだろw
111 :
名無しさん@恐縮です:2011/07/13(水) 19:35:02.63 ID:5nIt9iHM0
藤沢作品云々よりネックは少年隊の東山紀之だろw
112 :
名無しさん@恐縮です:2011/07/13(水) 19:43:04.77 ID:M8ajTs2n0
東映の好調は東宝の大コケ
藤沢周平の作品はそこらの官能小説より妄想をかきたてるシーンがあるよね。
それをあれだけ品の良い文章でつづるもんだから心に刺さるんだな。
藤沢作品は終盤カタルシスが用意されているからな。エンタメ作としても作りやすいんじゃない?
隠し剣シリーズ連ドラでやって欲しいな〜
東山紀之って、意外にちょんまげ似合うだろw
117 :
名無しさん@恐縮です:2011/07/13(水) 22:03:59.85 ID:mMd31Hz+0
用心棒シリーズ辺りからユーモアを意識して書くようになってきたよな
初期のシリアスでリアルな作風が好きだが、中期以降のコミカルな感じも良かった
ただ四作目の凶刃はねえわと思ったな
歳を取った自分の疲れた様に合わせたんだろうか
とくに細谷の扱いには納得がいかん・・・
>>99 映画でちまちま小出しにするより一気にシリーズ化して欲しいよね
必殺技持ったのが勝つ話ばかりじゃなく討たれて死んでいく話も多いけど
逆に余韻があるというか技持ってても駄目な時は駄目って感じが面白い
隠し剣は切ない話が多かったな〜
たそがれ〜の連作はどことなくユーモラスな感じだったけれども
隠し剣シリーズはどれも短編なのに中身が凝縮されてて濃い!
>>117 でも最後は救いがあったと感じたけどな。奥さんが狂っちゃう辺りは凄い気が滅入るけど。
122 :
名無しさん@恐縮です:2011/07/14(木) 17:05:46.17 ID:QspEfk810
東山って何の特技もないのになんであんな大物ぶってんだろ?
123 :
名無しさん@恐縮です:2011/07/14(木) 17:09:25.00 ID:7hq8z9d00
【すべからく】
◆近年、「すべて」の意で使う例が多くあるが、誤り!
・2chにも誤った使い方が多いから注意。
多くは下に「べし」を伴って、ある事をぜひともしなければならない
という気持ちを表す。当然。「学生は―学問を本分とすべきである」
朔之助と佐久間の果し合い…シビれた
鬼の爪は面白かったのにトヨエツ主演の鳥刺しはトンデモなくつまらなかった
何だあの違いは?
鬼の爪は緒方拳とか吉岡秀隆とか脇がよかったなあ。
127 :
名無しさん@恐縮です:2011/07/15(金) 00:04:33.07 ID:lHKNNZwU0
小川の辺、動員数が山形県内で3万人、全国で30万人を突破したそうです
マジで?
地味な映画だと思ってたけど30万人行ったってすごいな
地味に観客が多いのって時代劇映画の理想だよね
東山の凛々しい侍ぶりがオヤジ層からも評価されていた