宇佐美ら、ブンデス移籍が相次ぐ日本人選手…独メディアは契約の問題を指摘
SOCCER KING 2011年6月28日(火)17時50分配信
G大阪の日本代表MF宇佐美貴史がバイエルンへレンタル移籍することが決まり、
世界的にも日本人若手プレーヤーが脚光を浴びている。特にブンデスリーガには
ドルトムントの香川真司やシャルケの内田篤人をはじめとして、7人の日本人選手が
プレーし、宇佐美で8人目となる。
この現象について、ドイツ『PR Online』は、「ブンデスリーガは日本人を引きつける」
という記事を掲載。記事内では、「少なくともドルトムントに香川が加入して以降、
Jリーグにはより強い関心が集まっている。バイエルンは宇佐美を獲得したほどだ。
東アジア人のブンデスリーガでの評価は高い。香川がわずか35万ユーロ(約3800万円)
でドルトムントへ移籍して以来、内田篤人がシャルケに、矢野貴章がフライブルクに、
槙野智章がケルンに、岡崎慎司がシュトゥットガルトに加わった」と、多くの日本人
選手がドイツのクラブへ移籍してきている現状について触れた。
また、日本人の移籍が相次いでいる理由のひとつに、日本サッカー界の契約形態の
問題があると指摘。「日本の若手サッカー選手は好まれる傾向にある。彼らは大抵、
練習生としての契約しか結んでいない。よって若い才能は日本社会にとどまらない」
と報じた。
さらに元浦和のフォルカー・フィンケ氏の言葉を引用。「『日本のサッカー界の契約
形態は、世界のそれとは異なる』と、フィンケ氏は語っている。だから、多くの優秀な
選手はフリートランスファーで移籍できてしまう」と、現在の日本の問題点について
言及している。
▽Yahoo!
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110628-00000316-soccerk-socc ▽ブンデスリーガを戦いの場とする内田(左)、香川(中央)、宇佐美(右)
http://amd.c.yimg.jp/amd/20110628-00000316-soccerk-000-0-view.jpg