本田3月中に5000万円寄付していた
ニッカンスポーツ 2011年6月7日8時20分配信
日本代表FW本田圭佑(24=CSKAモスクワ)が東日本大震災の義援金として、
5000万円を日本赤十字を通じ寄付していたことが6日、分かった。本田はこの件に
ついて一切口を閉ざしているが、関係者によると震災から間もない3月中に個人で
寄付をしていたという。スポーツ選手個人としてはマリナーズ・イチローの1億円、
レッドソックス松坂の100万ドル(約8000万円)などに匹敵する高額だ。
この日は、現在放送中のスポーツ飲料「アクエリアス」のCM撮影で使用した
サッカーボール200個を被災地の子どもたちに寄贈することが発表された。
本田と撮影スタッフの「サッカーボールで被災地に笑顔を届けられないか」との思いが
発端となり、東北6県を統括する東北サッカー協会を通じて届くことになった。
サッカー教室やW杯後の母校訪問などを通じ、子どもたちに夢を持つことの大切さを
説き続けている男の信念に基づいた活動だ。
異国ロシアで大震災の報に触れ、直後からピッチ上でのリーダーシップ同様に
復興支援につながる活動に積極的に取り組んでいる。3月下旬には自身の
ホームページ(HP)上に基金を設立。これは私物のオークション(近日中に開催)収益を
全額義援金とし、使い道や支援先を本田自らが情報を集めて決定する「オレ流」の基金だ。
さらに、同HP上で呼び掛ける通常の募金も3日現在635万7590円に達している。
その一方で、必勝を誓うチェコ戦に向け、公式練習後は完全に実戦モードに入った。
取材ゾーンでの問いかけには応じず、無言を貫き、厳しい表情で引き揚げた。
当然、日産スタジアムのピッチでのプレーにも被災地への思いを込める。
▽ニッカンスポーツ
http://www.nikkansports.com/soccer/news/p-sc-tp0-20110607-786786.html ▽前日公式練習で、ダッシュする本田
http://cache2.nipc.jp/soccer/news/img/sc-110607-02-ns-big.jpg