6月5日(日)東京・後楽園ホールで行われるシュートボクシング(以下、SB)協会『東日本大震災
復興チャリティーイベント SHOOT BOXING2011 act.3』の追加対戦カードが発表された。
Girls S-cup2010世界王者RENA(及川道場)と同準優勝の高橋藍(シーザー)が、13年ぶりに
復活するSB日本レディース王座を賭けて激突することが決定した。シュートボクシングの女子部門
『SBレディース』は、1985年の協会旗揚げ当時から設立され、仁あきら、吉開若菜といった
選手達が活躍。その後90年代に突入し、西の名門・大阪ジムから藤山照美、石本文子、
本家シーザージムから中村ルミ、角田紀子といった若手実力派選手が登場すると女子戦線が
一気に活発化。
加えて同時期に熊谷直子を筆頭に新世代が台頭してきていたキックボクシングとのライバル関係や
女子プロレスとの対抗戦などが話題となり第一次女子格闘技ブームが到来。SBレディースは
女子格闘技のパイオニアとして隆盛を極めた。
初代SB日本レディースクイーンを藤山照美が獲得すると、第2代・石本文子、第3代・神風杏子、
第4代・藤山照美、第5代・中村ルミとベルトが受け継がれてきたが、その後女子選手の減少に伴い
一時封印されていた。
しかし、“女子高生シュートボクサー”としてビジュアルと確かな実力で話題を呼んだRENAの活躍により
再びSBレディース部門が活発化。さらに女子だけのイベントとしては15年ぶりとなるGirls S-cup2009で
RENAが一躍時の人となると、それに合わせて高橋藍など他の女子選手達も着実に成長。昨年のGirls
S-cup2010世界トーナメントでは各国の並みいる強豪を抑え、RENAと高橋が決勝戦へと進出。
再延長の末にRENAが勝利し世界NO.1の称号を得た。
その後、怪我のために一時戦線を離脱したRENAに代わり、国際戦2試合を含む3戦3勝の好成績を残した
高橋が今回の王座への挑戦権を獲得。これによりSB日本レディース1位のRENAと2位の高橋が第6代王座を
賭けて激突することが決定した。SB史上に残る激しい試合が期待される女子頂上決戦を制すのはどちらか。
http://gbring.com/sokuho/news/2011_05/0509_sb.htm