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■スポーツ紙の関心は長友よりもプロ野球キャンプイン
筆者は長友のインテル入団が伝えられた2月1日の翌日の朝、コンビニに走った。スポーツ紙を買うためだが、各紙の一面も気になった。
同じ1日はプロ野球のキャンプインの日でもある。プロ野球のキャンプインを押しのけて長友の記事を一面に持ってくるスポーツ紙があるか興味があったのだ。
結果は首都圏で売られる6紙ともキャンプが一面だった。大活字で取り上げられたのは日刊、スポニチ、サンスポが斎藤佑樹、報知が巨人のドラフト1位・沢村拓一、東京中日は期待の若手堂上直倫、デイリーが千葉ロッテから移籍の小林宏。
そして長友の記事は揃ってその裏側の最終面だった。
確認したのは首都圏版だが、他の地方もおそらく同じだろう。長友が世界の超一流クラブに入ったニュースがプロ野球のキャンプインに負けたのだ。
スポーツ紙はプロ野球とともに発展した。その義理もあるだろうし、低迷気味のプロ野球人気を盛り上げたいという意識もあるのだろう。
また、長友のインテル入りは突然入ってきたニュース。多くの記者を送りこんでいるキャンプの記事を押しのけるわけにはいかないという判断もあったに違いない。
そしておそらく、スポーツ紙を買うお客はサッカーよりも野球が好きで、長友のことは知っていてもインテルがどこの国のクラブかも分からないような人たちが多いという判断をしたのだろう。
現状はそれが正解なのかもしれない。だが、今の日本サッカーの躍進ぶりを見ると、サッカー選手の記事を一面で取り上げざるを得ない時が来るのではないだろうか。
野球からサッカーへ。日本の人気スポーツの潮目が変わりつつあるのが今という気がする今日このごろである。
★1:2011/02/16(水) 14:35:51
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