【プロ野球】巨人、注目度が上がらず、年間シートも売れず、電話などで購入の勧誘…年間シートを手放す企業も少なくない

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509■■■東京ドームの観客数は5千〜1万人以上水増し■■■
日刊ゲンダイ(2006/10/31)
http://v.gendai.net/q/jskycmi/Ad8jDdWjA31dSVhI/PQKdSFE1vam4VJZtlOnTy1j2t7TAcsDqaXTtdMDogOvFdMV0wOtA6UV00XTA6qgMDAwMDAw/q?i=article%2Fdetail&aid=181964&seid=1632&p=1

巨人戦観客動員数の正体と深刻度
読売新聞の実態調査で明らかになった

 今年の9月初めのことだった。読売新聞のしかるべき立場の人間から、ある日本テレビ関係者がこんな相談を持ちかけられたという。

「待ってても現れる保証はない。早急にスターをつくりたい。早実の斎藤がいい例だ。彼の人気もある面ではメディアがつくった。テレビの影響は大きい。巨人のスターづくりに協力してくれ」

 スターをつくる。「育てる」のではなく「つくる」と言った。いかにもこの球団らしい発想だな、と思わず苦笑いを浮かべそうだが、確かに、松井がヤンキースにFA移籍してから、めっきり巨人に魅力がなくなった、という声を聞く。
かつては、王と長嶋のONがいた。生え抜きのスーパースターが巨人の強さを守り、人気を支えた。

 その構図が、定見なき補強で崩壊した。でも、それは今に始まったことではない。今ごろになってなぜ、「スター選手が必要だ」などと言うのか。疑問に思ったが、相手は切羽詰まっていた。

「実は今季、読売新聞が巨人主催試合における観客動員数の実態調査を行ったんです。昨年からプロ野球はこれまでのどんぶり勘定を改め、観客動員の実数発表を行うことになった。でも、主催者発表として出される観客数はチケットの販売枚数で計算する。
そこには、開幕前に売ってしまう年間シートや招待券の分も入っている。実数発表といっても、実際の来場者数とは違うのです。そこで今季、実態把握のため調査したところ、驚くべき結果が出たんです」(読売新聞関係者)


 主催者発表による今季の東京ドームの最多観客数は、5月27日に行われたロッテとの交流戦の4万5981人。それを含めて56試合で4万人を超えたが、実態調査の結果、その多くで実際の来場者とは5000人から1万人以上の差があったというのである。