プロ野球・中日ドラゴンズの私設応援団が、球場での「鳴り物応援」を許可せず、
球場への入場を禁じた12球団などの措置の無効確認などを求めた訴訟の控訴審判決が
17日、名古屋高裁であった。
渡辺修明裁判長は、応援団側の一部勝訴とした一審・名古屋地裁判決を変更し、
応援団側の訴えをすべて退けた。
一審判決は、トランペットなど鳴り物を使った応援の不許可について
「球団側の裁量の範囲」としたが、入場券の販売拒否は無効と判断。
球場から締め出された応援団員22人の精神的苦痛を認め、
1人当たり1万1千円の支払いを命じた。
応援団側、球団側双方が控訴していた。
訴えていたのは、私設応援団「名古屋白龍会」「全国竜心連合」と、その団員ら約100人。
被告は、12球団のほか、日本シリーズを主催する日本野球機構(NPB)と日本プロ野球組織。
一審判決によると、応援団側は2007年12月、08年シーズンの
鳴り物を使った組織的な応援許可の更新を申請。
しかし、12球団と警察庁などからなるプロ野球暴力団等排除対策協議会は、
一部団員が暴力団とのつながりがあるなどの理由で不許可とした。
白龍会の22人については、全球場への入場を禁止した。
私設応援団をめぐっては、暴力沙汰や不正入場が相次ぎ、
球界が03年に同協議会を発足。06年から応援団を許可制にした。
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