【サッカー】清水エスパルス、岡崎慎司移籍問題について補足説明「シュツットガルトから交渉通知がなく、また二重契約状態にあった」★4

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2DJかがみんφ ★
>>1の続き)

A国際移籍証明書(ITC)の発行について

 岡崎慎司選手の国際移籍証明書(ITC)の発行は、(財)日本サッカー協会(JFA)が行う
手続きとなります。

 2011年2月1日、エスパルスはJFAより、シュツットガルトがドイツサッカー協会を通じて
行なった岡崎慎司選手のITC発行依頼がJFAに届いた旨の連絡を受けました。ITCの
発行依頼には、「新しいクラブとの契約の開始日」が記載されています。シュツットガルトが
ドイツサッカー協会を通じてJFAに通知したITC発行依頼には、岡崎慎司選手とシュツット
ガルトとの契約開始日が「2011年1月31日」と記載されていました。エスパルスは、2011年
1月31日はエスパルスと岡崎慎司選手の契約期間中であることをJFAに説明し、JFAは
これを受けて、シュツットガルトおよびドイツサッカー協会に対して、ITC発行依頼の記載
内容が誤りではないかと照会し、岡崎慎司選手とシュツットガルトとの契約開始日を
「2011年2月1日」に訂正すべきと指摘しました。しかしながら、ドイツサッカー協会からは、
岡崎慎司選手とシュツットガルトとの契約開始日は「2011年1月31日」で間違いない旨の
回答がありました。

 このドイツサッカー協会からの回答を受け、シュツットガルトによる明らかなFIFA規則の
違反が確認されたため、エスパルスは本件についてシュツットガルトに直接抗議を行なう
とともに、二重契約状態を解消すべく、岡崎慎司選手の移籍契約の締結をシュツットガルトに
求めました。しかしながら、シュツットガルトがこれを拒否したため、やむなくシュツットガルトの
FIFA規則違反についてFIFAに提訴し、その旨をJFAに報告しました。

 FIFA規則第2-6項は、ITC発行の依頼を受けた協会は、当該移籍に関して契約上の問題が
無いかどうかを確認し、仮に契約上の紛争が生じている場合はITCを発行しないことを定めて
いますが、ITCを発行するか否かはJFAがFIFA規則に従って決定することであります。

 エスパルスとしては、エスパルスと岡崎慎司選手との契約終了日について、事実と異なる
報告をJFAにすることはできなかったことと、シュツットガルトのFIFA規則違反が明確であった
ため、これについてFIFAに提訴せざるを得なかったことをご理解ください。

(終わり)