西条市出身のサッカー日本代表DF、長友佑都選手(24)がイタリア1部リーグ(セリエA)の
チェゼーナから、強豪のインテル・ミラノへ期限付き移籍することが明らかになった1日、県内の
関係者らから「世界一のサイドバックになって」と一層の活躍を期待する声が上がった。
中学時代の恩師で、新居浜市立北中教諭の井上博さん(41)は同日午前8時頃、長友選手
から電話で報告を受けた。「とにかくここで勝負をかけるから」と意気込む長友選手に対し、
井上さんは「レギュラーをとって、残りのシーズンを頑張れ」と激励したという。
長友選手は先日のアジア杯決勝で決勝点をアシストする活躍を見せ、井上さんは「苦しい
試合が続いたが、最後まで走り続け、メンタル面での成長を感じた」と称賛。「佑都は厳しい
環境になるほど燃えるタイプ。移籍が決まった今は、不安よりも『きっとやってくれる』という
期待の方が大きい」と話した。
長友選手の母・美枝さん(48)は「佑都はビッグクラブを目指してイタリアへ渡ったが、こんなに
早く移籍が決まると思っていなかったので、今はただ驚いている」と声を弾ませた。「佑都の活躍が、
今まで育てていただいた人たちの幸せにつながる。ここからが正念場という気持ちで頑張ってほしい」
とエールを送った。
また、県は1日、長友選手に2度目の県文化・スポーツ賞を授与すると発表した。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ehime/news/20110201-OYT8T01107.htm