しゃべくり漫才・ご意見番…喜味こいしさん死去
“いとこいさん”の愛称で親しまれ、兄の夢路いとしさんとのしゃべくり漫才で人気を集めた
喜味(きみ)こいし(本名・篠原勲=しのはら・いさお)さんが、23日、肺がんのため亡くなった。83歳だった。
埼玉県生まれ。旅回り一座の家庭で、幼いころから2歳上のいとしさんと一緒に子役として舞台に立ち、
1937年に上方漫才の草分け、荒川芳丸に入門。荒川芳博・芳坊の名で子供漫才を始め、
48年に「夢路いとし・喜味こいし」と改名した。
庶民の生活を題材に大阪弁の豊かな表現を生かした「しゃべくり漫才」で、ラジオやテレビ、舞台で活躍した。
2003年にいとしさんが亡くなった後もテレビのコメンテーターを務めるなど、
上方漫才界の“ご意見番”として活躍していた。
(2011年1月23日17時04分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20110123-OYT1T00374.htm