SMAPの木村拓哉(38)が10月スタートのTBS系「南極大陸〜神の領域に挑んだ男と犬の
物語〜」(仮題、日曜後9・0)に主演、第1次南極越冬隊員役を演じることが18日、分かった。
1983年の大ヒット映画「南極物語」で高倉健(79)が演じた犬ぞり隊担当の隊員に設定が
似た役柄だ。南極に置き去りにされた樺太犬タロとジロの生還劇とともに、日本を代表する
映画スターの“当たり役”に挑む。
1957年2月から58年2月にかけて昭和基地に滞在した第1次南極越冬隊を、実話に基づき
オリジナルドラマ化。木村が演じるのは副隊長で犬ぞりを率いる地質学者の倉持岳志役だ。
「台本を読むたびに“熱く”なります。現場は恐ろしく寒いでしょうけど…」と厳冬ロケを控える
木村は、「内容、撮影ともインアクセシブル(接近不可能)な領域に挑むことになるので、
余計にワクワクする」と武者震い。
同隊に焦点を当てた作品では、当時の国内最高配収記録を打ち立てた83年公開の映画
「南極物語」が有名だ。高倉が演じたのも地質学者で犬ぞり隊を担当した隊員役。
同作のリメークではないため役名や一部の設定は異なるが、木村が健さんという
“インアクセシブルな領域”に臨むといっても過言ではない。
南極観測のため国家プロジェクトとして初めて南極に派遣された隊員は11人で、19頭の
樺太犬が犬ぞり隊として同行。同隊が帰国の際、悪天候により犬たちを南極に置き去りに
せざるを得なかった。59年1月に倉持らが再び参加した第3次越冬隊がタロとジロの生存を確認。
この感動のエピソードが、ドラマのクライマックスとなる。
2月に撮入し、半年以上をかけて撮影。北海道・根室に南極の昭和基地(日本の観測基地)を
セットで再現、南極ロケも検討されている。
主人公のライバルで気象観測担当隊員・氷室役は堺雅人(37)。他の隊員役で山本裕典(23)、
寺島進(47)、緒形直人(43)が集結し、香川照之(45)が越冬隊長、柴田恭兵(59)が南極観測の
総責任者を演じる。TBS開局60周年記念作品として「TBS連ドラ史上最大の制作費をかける」
(制作側)ビッグプロジェクトが、極限に向け動き始めた。
ソースは
http://www.sanspo.com/geino/news/110119/gng1101190508000-n1.htm