横綱・白鵬(25)の師匠の宮城野親方(元十両・金親)が、07年5月に週刊誌に八百長をほのめかす
告白テープがあると報じられた問題への処分について、同親方の現役時代の師匠の北の湖理事が
22日、両国国技館で厳しく対応する考えを示した。日本相撲協会は24日の理事会で処分を決めるが、
北の湖理事のように厳しい意見が根強く、師匠剥奪、更には宮城野部屋閉鎖などの
厳罰が下る可能性が高まってきた。
宮城野親方が窮地に陥った。この日、国技館で行われた師匠会後に現役時代の師匠の北の湖理事が
八百長テープ問題の処分に初めて言及した。
かつての弟子の問題だけに北の湖理事が寛大な姿勢を示す可能性もあったが、24日の理事会で
下る処分は「協会にはルールがありますから厳しいものになるのはやむを得ない」と断言。
部屋を持つ師匠の資格も「厳しく問われる」と話した。かつての師匠の断固とした姿勢は、
最終処分へ宮城野親方は大きな後ろ盾を失ったと言える。
今回の八百長テープ問題で協会は15日の臨時理事会で処分を検討した。当初は降格、
あるいは減俸とみられたが、一部の理事から師匠の資格を剥奪し同部屋の部屋付きの
熊ケ谷親方(元幕内・竹葉山)に師匠を交代させる強硬な意見も出ていた。この日の北の湖理事の発言で
師匠剥奪へ拍車がかかったとも言える。
一方で師匠交代には年寄名跡の変更が伴うため手続き上、困難な面がある。そこで師匠の剥奪へ
宮城野部屋を閉鎖する方針も浮上する。今年5月の維持員席問題で木瀬親方(元幕内・肥後ノ海)は
木瀬部屋の閉鎖という前例のない処分で師匠の資格を失った。親方、力士らは同じ出羽海一門の
北の湖部屋に転籍し木瀬親方は北の湖部屋の部屋付き親方として協会に在籍している。
こうした前例に倣い宮城野部屋を閉鎖し師匠を剥奪。同じ立浪一門の部屋へ転籍する可能性もある。
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ソース:スポーツ報知
http://hochi.yomiuri.co.jp/sports/sumo/news/20101222-OHT1T00343.htm