【芸能】篠山が激写した百恵とAKB　時代も映すアイドル写真［10/12/21］

ソースは
http://www.asahi.com/showbiz/music/TKY201012210282.html

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篠山紀信さん（７０）は「比較しようとかタレント論をしようとか、そんな意図はないですよ」と言うけれど、
あまたの芸能人を「激写」してきた写真家が都内２カ所で、引退から３０年の山口百恵と今が旬のＡＫＢ４８の
写真展を開いていると知れば、その言葉に耳を傾けない手はない（ともに来月１５日まで）。

「独特の湿度や、表情に差す影を、会った瞬間に感じたんですよ。色気なんですね」

こう語らせるのは、もちろん山口百恵。現代美術画廊のヒロミヨシイ（江東区清澄１の３の２）で、
篠山さんが１９７０年代に撮った１０点と映像作品を展示中だ。

笑顔のセーラー服姿もあるが、物思いにふけるカットや、どこか気だるい表情で噴き上がる水に
顔を近づける一枚もある。どれも陰影に富み、ふっと揺らぐ気配がある。

「ああいう表現で撮ったのは百恵さんだけ。
戦後の貧困から解放された時代に現れた、なんて言うのは後からの理屈で、これは直感ですよ」

当時、テレビの歌番組とともに「ＧＯＲＯ」「明星」といった雑誌も活気に満ちていた。
そんなグラビア用に撮られたものだ。「彼女が中学の頃から撮ってきたが、僕が撮ってそれが印刷媒体に
載ると次はその感じを用意してきちゃう。それで、お互い上昇できた稀有（けう）なケースですね」

-続きます-