【サッカー/JFL】カマタマーレ讃岐、JFL昇格決定 堅守と連係極まる

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1デニウ損▲φ ★
「練習はうそをつかない」

待望の先制点に、喜びを爆発させコーナーで重なり合う選手たち。後半13分。左サイドからのDF下松のFKに、
中央の密集地帯でDF神崎が頭一つ抜け出した。練習で何度も何度も繰り返してきた形だった。

土壇場の試合でものを言ったのは、チームが「勝ちにこだわる」(北野監督)サッカーをするため、最初に取り組んだセットプレーだった。
四国リーグのある試合後、指揮官は「得点の4割以上はセットプレーを含めた再スタートから。ここを極めない手はないよね」と言った。
チームの一つの武器になった。

この日はパス回しがうまく合わず、流れの中での得点の期待感は薄かった。
FW岡本は「うちはセットプレーが得意だし、たとえシュートにつなげられなくても、ファウルで倒されれば何とかなるかも」。
だからこそ、勝利に対してどん欲に向き合った。

さらに四国リーグが終盤に入ってから、練習の多くの時間を割いたのが守備。
「1点取って勝つのが理想。守備で最後まで我慢できた」とGK家木。
10月の全国社会人選手権で無失点優勝を飾ったのも相まって「堅守の讃岐」とも評される牙城は最後まで崩れなかった。

多くの選手が「練習はうそをつかない」「あれだけやったんだから、というのを自信にしている」と口にする。
堅守とセットプレー。今季を支えた大きな柱でこの日もいつも通り白星を手にした。


神崎 万感の決勝弾

値千金の決勝ゴールには人一倍の思いが詰まっていた。
DF神崎は「僕自身はこの大会は5度目。みんなから“疫病神”とも言われていたし、本当によかった」と涙をにじませた。

後半13分。下松のFKに思い切り飛び込んだ。「クダ(下松)君とは前のチームから何度も悔しい思いをしてきた」と神崎が言えば、
下松は「ぼくが蹴ってカン(神崎)が入れる。最高の形だと思った」と喜んだ。

前所属のバンディオンセ加古川(兵庫)で大きな壁に阻まれ続けてきた2人はそろってカマタマーレに加入し、今季で2年目。
下松が主将、神崎も副将としてチームを引っ張り、壁を乗り越えた。

>>2以降に続く

■ソース
http://www.shikoku-np.co.jp/sports/kamatamare/article.aspx?id=20101206000077
2デニウ損▲φ ★:2010/12/06(月) 15:48:16 ID:???0
>>1の続き

勝つこと最優先に/勝負の年/メンタル強く

GK家木大輔 正直きつかったけど、でも楽しかった。1―0の理想の試合が最後にできてよかった。
DF相原央 監督がサイドバックのチャンスを与えてくれて最後の試合に出ることもできた。JFLへ昇格できたし、全部優勝できた。本当にうれしい。
DF波多野寛 一人ひとりの役割がはっきりしているのが今のチーム。あっという間に終わった気がする。
MF吉沢佑哉 きょうの試合は攻撃陣の4人でもっとかき回したかったが。守備がよく守ってくれた。とにかく昇格できてよかった。
MF綱田大志 自分でも勝負の年だと思っていた。重圧を感じながらやれたことは力になっていると思う。
FW岡本秀雄 監督に言われたサッカーをやり遂げられた。チームメートが僕を信頼してくれたおかげで、いいプレーにつながった。
GK堀之内健介 とにかく監督についていったという一年。みんなが信じてやれた結果だ。
MF朝比奈祐作 夏場に体調を崩して思うように貢献できなかったが、結果がついてきたのでよかった。
DF斎藤良平 しんどかったけど楽しかった。90分通して走り続けることができた。メンタル的にも強くなった。今は少しゆっくりしたい。
MF小林雄太 長いようで短い1年。勝つことを一番に考えるチームになった。全員がきょうに向かってまとまってきたんだと実感した。
FW佐々木惇 これしか考えていなかったんでめっちゃうれしい。自分はけがが多くて迷惑掛けっぱなしだったけど。
FW脇坂仁智 チームの成長のど真ん中にいただけにいろんなことを思い出す。今大会もまさか全部勝てるとは思っていなかった。

夢与えてくれ感謝 大西秀人高松市長の話
 
北野誠監督を中心にこの1年間、選手一丸となっての努力が報われ、心からうれしく思う。市民に夢と希望を与えてくれたことに感謝したい。JFLもこの勢いで勝ち続け、J2に向けてさらなる飛躍を期待している。

丸亀に大きな喜び 新井哲二丸亀市長の話

ホームスタジアム「県立丸亀競技場」の地元として大きな喜び。はつらつとしたプレーで、J2、そして最終目標であるJ1昇格へと、一つ一つ形にしながら県民に元気と感動をいただけるものと期待している。