【サッカー/Jリーグ】FC東京、J2降格で今オフは“草刈り場”必至…平山・権田・徳永は残留明言も今野・米本ら流出の危機

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1すてきな夜空φ ★
東京からJ1の灯が消える。開幕前にはV候補に挙げられていたエリート軍団が、ピッチに崩れ落ちた。
号泣、ぼう然、1人で立てない選手もいた。おのおのがJ2降格の現実を受け入れることを拒絶していた。
日本代表DF今野は「何も考えられない。何もやる気が出ない。力が抜けてしまった」と言った。
MF羽生は「涙も出ない。まだ把握できない」と視線を宙にさまよわせた。

前節まで残留圏内の15位。既に降格が決まっていた17位の京都に勝てば、自動的に残留だった。
しかし、大半の選手にとって残留争いそのものが初体験。国際舞台の経験豊富なFW平山も
「予想以上に緊張していた」と言う。重圧にプレー一つ一つの判断が遅れ、京都に主導権を握られた。
前節まで降格圏16位だった神戸が同時刻に始まった浦和戦の前半31分に先制。FC東京は
引き分けでも降格となる状況に追い込まれると、その1分後に失点。最悪の展開が極度の焦りを
呼び、負のスパイラルに陥った。

(中略)

来季以降、想像もつかない厳しい現実が待っている。J1でも有数の選手層だけに、他クラブから
補強の“草刈り場”になることは間違いない。J2で迎える来季の強化費は大幅ダウンが決定的。
村林社長も「皆、残したいが人件費を払いきれない」と一部主力の流出も覚悟。当初はブラジル人の
ペドロ・ジュニオール、U―21日本代表のFW東(J2大分)らを補強候補に挙げていたが、すべては
白紙となった。

試合後、平山は「J2でやるつもりっす」、日本代表GK権田は「J1よりもFC東京が好き」、さらに
DF徳永が「もちろん残るつもり」と残留を明言した。
その一方で今野は「何も考えられない」、MF米本も「責任は感じるけど、いろんな選択肢があると思う」
と語った。ほとんどの主力が複数年契約を結んでいるが「期限付き移籍の場合もある」と村林社長。
来季は東京Vとともに東京勢が史上初めてともにJ2となる。“首都陥落”の激震はまだまだ収まりそうにない。

ソース・詳細はhttp://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2010/12/05/01.html
敗戦にガックリうなだれるFC東京イレブン
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2010/12/05/images/KFullNormal20101205206_l.jpg