http://hochi.yomiuri.co.jp/soccer/japan/news/20101111-OHT1T00327.htm 広州アジア大会グループリーグ2連勝で1位突破を決めたサッカーU―21日本代表は、
市内の中学校で調整した。
その裏で、来年6月に始まるロンドン五輪アジア2次予選に向けたスカウティングを進めていることが判明した。
原博実技術委員長は「スタッフがいろんな試合に行っている」。チーム強化と並行し、情報収集もぬかりはない。
日本が登場する来年6月の五輪2次予選の相手は、同2、3月の1次予選の結果で決まるため、
現時点で未定。同9月からは4チームずつ3組に分かれる最終予選もある。
2人のテクニカルスタッフは、代表の練習後は各会場を奔走している。
他国の試合を撮影することに厳しい制限があるが、代表関係者によると何試合かは映像入手に成功している模様。
現地ではテレビ放送もあるが、選手村にはテレビも録画機器もない。
スカウティングが困難な大会だが、「うちのスタッフがちゃんと手配している」と原委員長。
手練れの“偵察部隊”があらゆる手段を講じ、ミッションを遂行しているという。
今大会の結果はまだ分からないが、現時点で若手が積んだ経験は最高の財産。
それに加え、アジア各国の映像コレクションという土産物も加わり、五輪出場へつなげていく。
◆ロンドン五輪への道 アジア枠は3・5。11年2、3月に行われる1次予選の勝者11チームと、
日本を含むシード13チームの計24か国が2次予選に出場。ホームアンドアウェー方式(11年6月9、23日)で、勝者が最終予選に進出。
12チームが4チームずつ3組に分かれ、11年9月〜12年3月までホームアンドアウェーのリーグ戦を行い、1位になると出場権獲得。
2位の3チームが12年3月にプレーオフを行い、その勝者が出場枠をかけアフリカ代表との大陸間プレーオフに進む。