http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101106-00000018-ism-socc 現地時間5日、リヴァプール(イングランド)の新オーナーとなったジョン・W・ヘンリー氏が同クラブ再建に向けたおおよその構想を語り、
ロイ・ホジソン監督は当面留任との意向を明かした。ロイター通信が報じている。
『スカイスポーツ・ニュース』のインタビューに応じたヘンリー氏は、長期的な視野でクラブ再建を目指すとコメント。
リヴァプールは現在国内リーグで13位と低迷しているものの「ロイがこのチームを立ち上げたわけではない。今季の彼は不当に批判されている」と語り、
長期政権は確約できないとしながらも、7月に就任したロイ・ホジソン監督を擁護した。
ヘンリー氏は続けて「彼(ホジソン監督)をあらゆる手段で支えること、彼が成し遂げたいと思うことに対して助力を得られるということを理解してもらうこと、
これが私の役割だと思っている」と述べた。冬の移籍市場で補強を行なうと述べた同氏だが、具体的な予算については口にしなかった。
なお、新スタジアムを建設するか、現本拠地『アンフィールド』を増築するかという問題についてヘンリー氏は、決定までさらに2年を要するだろうとコメント。
スタジアム建設には当然ながら借金が発生すると述べ、自身がMLB(メジャーリーグベースボール)のボストン・レッドソックスのオーナーを引き継いだ際にも、
スタジアム案件については決定まで3年を費やしたと話し、急ぐつもりはないとの姿勢を打ち出した。
ヘンリー氏はまた、「我々の長期的な目標は、アーセナル、マンチェスターU、チェルシーと競えるようになること。
毎シーズン、リーグ上位で戦えるようにしなくてはならない」と語り、「それには長期的な戦略を立てる必要がある」
「我々が来たとき、すでにいくつかのことがなされていたが、それらは短期間だけ通用する応急処置に過ぎなかった。
これを変えていかなくては」と述べている。