NHKドラマ「坂の上の雲」放送に際し、番組を宣伝するチラシを松山市が
作成し配ったのは違法として、「“坂の上の雲”記念館の問題を考える会」
などの市民団体は29日、市に印刷費など約20万円の返還を求める
住民監査請求をした。
同会の山中哲夫代表は市役所で記者会見し「日露戦争など特定の
歴史認識や価値観を都合よく解釈した作品。公的機関が宣伝するのは、
市民の思想と良心の自由を侵害し、職権乱用にあたる」と訴えた。
ドラマは松山市などが舞台となった同名の小説が原作。市は昨年11月
にチラシ約1万8000枚を市内の広報委員に配布していた。
[ 2010年10月30日 ]
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2010/10/30/11.html