「札幌ドーム」の命名権売却 札幌市が公募へ(10/26 09:12)
札幌市は2011年4月から、プロ野球北海道日本ハムファイターズが本拠地とする札幌ドーム
(札幌市豊平区)の命名権(ネーミングライツ)を売却する方針を固めた。年明けにも公募を
開始する。契約金額はヤフー(東京)に命名権を売却している福岡県の福岡ドームと同程度で、
年間5億円程度を想定している。契約期間は5年。
市が公共施設の命名権売却先を探すのは、今年4月に売却した「ニトリ文化ホール(旧さっぽろ
芸術文化の館ホール)」(中央区)と、現在も買い手が見つかっていない「札幌市民ホール」(同)
に次いで3カ所目。
札幌ドームは01年の開業から来年で10周年を迎え、今後大規模な改修工事が必要になる。
ドームを管理運営する市の第三セクター「札幌ドーム」は、電光掲示板の更新や人工芝の張り替え
のほか、現在8割を占める和式トイレの洋式化など、今後20年以内に建設費の5割に当たる
200億円はかかると試算している。
市は、命名権の売却益を、大規模改修工事の費用に充当する方針だ。
札幌ドームは10年3月期決算まで、ドーム開業以来9期連続で黒字を確保した。昨年度の総来場者数
は過去最多の307万人を記録したが、本年度は、9月末現在で約192万人にとどまっている。
北海道新聞
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/257112.html