プロ野球、9球団が実質赤字 09年度、親会社の支援不可欠
TBS(東京放送)ホールディングス傘下のプロ野球、横浜ベイスターズ売却に向けた
交渉が大詰めを迎えている。プロ野球は国民的な人気を誇るが、12球団の2009年度の
最終損益は横浜など4球団が赤字。親会社の支援で見かけ上黒字の球団を含めると
実質9球団が赤字。横浜売却に動くTBSHDも連結最終赤字で、不採算の球団を
支える余力が低下した。今後も親会社の業績次第で球団の処遇が焦点となる
可能性がありそうだ。
「巨人戦の放映権料がこんなに値下がりするとは……」。TBSHDの幹部はため息をつく。
横浜の09年12月期の最終損益は5億300万円の赤字(前の期は100万円の黒字)。
約20億円を支援しても黒字を確保しにくい大きな要因は放映権料の値下がりだ。
巨人戦の人気が低下し地上波の中継で視聴率が取れず、本業との相乗効果も薄れた。
TBSHDは10年3月期に23億円の最終赤字を計上。11年3月期は黒字転換を見込むが
依然低水準だ。不採算事業をいつまでも持ち続けることは難しい。
見かけ上は黒字決算だった中日や北海道日本ハム、損益均衡だったオリックスも
経営は決して楽ではない。年間予約席の販売や大手スポンサーといった「大口取引」の
縮小を補うために、親会社の多くは広告宣伝費などの名目で数億円から数十億円を
支出している。上場会社の日本ハム、オリックスともに前期の純利益は前の期比で
大幅に回復したものの、ピーク時を大きく下回る。
親会社の業績悪化は球団売却につながってきた。04年12月にオリックスと統合した
大阪近鉄の親会社、近畿日本鉄道は00年3月期から4期連続で最終赤字を計上、
不採算事業整理の一環で球団を手放した。ソフトバンクの前の親会社だったダイエーも
産業再生機構に支援を要請したことで球団売却を決断した。
(
>>2に続く)
ソース:日本経済新聞 2010/10/22 23:22
http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819596E3EBE2E7938DE0E0E3E2E0E2E3E28698E0E2E2E2 ★1:2010/10/22(金) 23:39:26
前スレ:
http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1287758366/