【サッカー】杉山茂樹「韓国に惜敗しても、満足感抱ければ僕的にはオッケー」「W杯で韓国は好チーム、アルゼンチンは酷かった」

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2鳥φ ★
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で、気がつけば、それがスタンダードになった。ザッケローニの代表監督就任で、
それは決定的なものになった。もはやサイドハーフ不在の4−2−2−2や、5バック同然の3−5−2を、
代表チームのサッカーに見ることはない。そう言いきっていいと思う。まさに大変身を遂げたわけだ。

いったいなぜ。どうして岡田サンは「本田の0トップ」を思いついたのか。そのあたりについては、
(略)
とはいえ、理由不明なあの大転換が、日本サッカーに与えた影響は大きい。
ベスト16という成績よりも、僕は遙かに重大な事件、大きな進歩に思える。

サッカーを上手に戦うコツを遅まきながらつかんだと言うべきだろう。
日本サッカーはようやく開眼することに成功した。

もちろんだからといって、次回のブラジルワールドカップで、ベスト16以上の成績を収めるとは思っていないし、
金曜日のアルゼンチン戦、来週火曜日に行われる韓国とのアウェー戦についても、結果に対して
楽観的でいるわけではない。ただ少なくとも、見栄えは格段に良くなっているはずだろうし、
効率も上がっているに違いない。その点については保証できる。

対戦相手の実力を踏まえた上で、サッカーの中身を見る。可能性を探る。大切なのはこの姿勢だ。
アルゼンチンに完敗し、韓国に惜敗しても、そのあたりに満足感を抱ければ、僕的にはオッケーだ。

何と言っても、相手が強そうだからだ。韓国は、南アワールドカップで日本と同じベスト16に進出しているが、
中身では日本より一枚も二枚も上回った。まさに好チームだった。