【MLB】イチロー偉業に「米国人も『ローズより優れている』と問いかけ始めた」ホワイティング特別寄稿[10/09/24]

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1やるっきゃ騎士φ ★
ソースは
http://sankei.jp.msn.com/sports/mlb/100924/mlb1009241252027-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/sports/mlb/100924/mlb1009241252027-n2.htm

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新たな金字塔を打ち立てたイチローだが、果たしてベースボールの母国はどんな思いでこの偉業を
見つめたのか。「菊とバット」の著者でイチローに関する著作もあるロバート・ホワイティング氏に
寄稿してもらった。

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今後決して破られることがないこの新記録で、イチローはメジャーの殿堂入りを1回目の投票で
果たすことが確実になった。同時に米国における「イチロー」に、新たな意味が加わった。

これまでのイチローは、普通とは違うバッティング・スタイルやレーザー・ビームで知られる
「文化的偶像」だった。かつて米国人は日本をカメラを製造する国だと思っていたが、イチローの
おかげで、日本と日本人が「クール」(かっこいい)でうらやましいものに変わった。

だが、今回の偉業で、イチローの米国における地位は新しいレベルに入った。米国人は本来、
内野安打より150メートルの本塁打に価値を置いていた。
しかし、ここに来てイチローの芸術的なバッティング、何より、毎年、高いレベルを維持する姿に
深い尊敬の念を抱くようになった。

こうした傾向は米メディアの多くが、イチローをあのピート・ローズとの比較で論じ始めたことからも
うかがえる。
ローズはメジャー最多の4256安打を記録した“安打製造機”。
そのローズにイチローは匹敵する? もしかして優れている? と米国人が問いかけ始めたのだ。
イチローの日本でのヒット数も計算に入れるべきだとの主張も急速に高まってきた。

-続きます-