http://news.www.infoseek.co.jp/sports/football/story/20100924hochi311/ ◆ドイツ ブンデスリーガ ドルトムント5―0カイザースラウテルン(22日・ドルトムント)
ドルトムントのMF香川真司(21)はカイザースラウテルン戦に先発出場。5―0で大勝し4連勝で2位に浮上したが、香川は3戦連続ゴールはならなかった。
後半25分に交代を告げられた香川は、不満げな表情を浮かべてベンチに下がった。「本当に点を取りたかった。悔しい。監督には良かったよ、と言われたが、全然納得していない」。
11日のヴォルフスブルク戦に続き、19日のシャルケ04戦で2ゴール。3試合ぶりに立ったホームのピッチで、リーグ戦3戦連発を決めて大勝を彩ることはできなかった。
21歳の新星がボールを持つたび、7万人を超す大観衆がどよめいた。地鳴りのような声援を受けて果敢に攻め、再三のシュートでゴールに迫って攻撃をリード。
3度の決定的な場面はいずれもGKに阻まれたが、ゴール前で体を張った守備でピンチを防ぐなど、チームの4連勝に貢献する動きを披露した。
「(シャルケ04との)ダービーの勢いも借りながら、すごくいい形で試合運びができていた」。今季昇格した相手に前半で2得点。
後半にも3点を奪う大勝でチームは2位に浮上。それでも「細かいミスを修正していかなければ。集中力の問題」と自身のパスミスを反省するなど、意識の高さをうかがわせた。
試合後はサポーターの求めに応じ、1人だけピッチに残った。ゴール裏での大歓声に両手を掲げて応えた背番号23は「本当に感動した。言葉にできない」と感激。
サポーターの頼もしい後押しを受け、香川は成長の階段を上っている。