【サッカー】名古屋、中位力と揶揄される悪しき伝統からの脱却 名古屋山脈は相手にとって脅威　堅守への自信　「美しさ」から「勝利」へ

名古屋、“万年優勝候補”からの脱却
「美しさ」から「勝利」というリアリズムへ


■首位の名古屋、目指すは悲願のリーグ優勝

名古屋グランパスの今季を象徴する試合がある。１つは８月８日、敵地で開催されたＦＣ東京戦。
もう１つはホームで迎え撃った８月２８日の京都サンガ戦で、ともに１−０で退けた。
“ピクシー”ことドラガン・ストイコビッチ監督率いる名古屋が、リーグ第２１節終了時点で、
２位のセレッソ大阪に勝ち点差５をつけて首位を走っている。ピクシー体制３年目。
初のリーグタイトルが現実味を帯びてきた中、もしも優勝を成し遂げたならば、先の２試合をベストゲームに挙げるに違いない。

８月に組み込まれた真夏の５連戦。その初戦がＦＣ東京戦だった。
試合前、久米一正ゼネラルマネジャー（ＧＭ）は言葉に力を込めて言った。「今日が一番大事なんだ」。
去来したのは苦い思い出だった。（昨季の）ナビスコ杯準々決勝での５失点を最大に昨年はＦＣ東京相手に計４試合で１１失点を喫した。
ボールポゼッションを高めて人数と手数を掛けて攻める名古屋のスタイルは、カウンターを得意とするチームとの噛み合わせが悪く、
対応し切れなかったのである。選手の中には「苦手な相手という意識はあります」と口にする者もいたほど心に負った傷は深かった。

■セットプレーで生きる“名古屋山脈”の存在

果たして今回はどうだったか。試合は前半１０分までにＣＫを４本も取られ、両サイドは石川直宏や羽生直剛にえぐられ続けた。
シュートは２倍の２０本を打たれ、ゴール前で何度も脅かされた。「主従関係」は何ら変わりなかった。
ただ、スコアだけが違った。ゴールネットを揺らすことを許さなかった。そして後半ロスタイムのラストワンプレーで、
今季加入したＤＦ田中マルクス闘莉王がゴールを奪い、勝ち点３を手に入れたのである。内容は最低。
勝ち点１でも奪えれば上出来だった一戦。だからこそ、勝利の意味は大きく、そこに到るまでの過程を見過ごすことができなかった。


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「失点を重ねることもあるけど、そこまでやられている感じはない。闘莉王はそうだし、増川（隆洋）も阿部（翔平）も
（田中）隼磨もコンスタントに良いプレーをしている」とはチームで唯一フル出場を続けている主将・ＧＫ楢崎正剛の言葉だ。
総失点はリーグ４位の「２４」ながら、無失点試合数はセレッソ大阪の「９」に次ぐ「８」だ。

相手セットプレーとなれば、チーム最長身でオーストラリア代表ＦＷのジョシュア・ケネディ（１９４センチ）までが自陣に戻り、
ＤＦ増川（１９１センチ）や闘莉王（１８５センチ）、ＭＦダニルソン（１８５センチ）と形成する“山脈”は相手にとって大きな脅威となった。
時には、第１２節の鹿島アントラーズ戦（１−４）や第１９節の川崎フロンターレ戦（０−４）のように土砂崩れを起こすこともある。
だが増川が「セットプレーでも相手が工夫してきているなというのが分かるし、それでも守れるという自信がある」と
ベースにある堅守への自信は揺るぎない。

■名古屋を変えた男・闘莉王

「名古屋の強さの要因は？」という問いにＦＷ玉田圭司が即答したように、「高さ」は攻撃面でも最大の武器にもなった。
ＦＣ東京戦での闘莉王の決勝点はマーカーのＤＦ今野泰幸に競り勝ってのヘッドだった。実にチーム３４得点中、
頭で奪ったゴール数は今季Ｊ最多の「１４」。頭で６得点をたたき出している闘莉王とケネディの日豪ツインタワーは、ここ一番の得点源となった。
　また、ＦＣ東京戦でアシストを記録したＭＦ三都主アレサンドロをはじめ、候補まで含めれば各国代表経験者は１３人。
疲労のたまる時間帯や手詰まりの状態で、「質の高い」メンバーを控えていることは戦術面で厚みを持たせている。
そして最も「大きい」のは“背番号４”の存在だ。

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「負け試合をモノにできるのは勝負強くなってきたこと」。闘莉王はＦＣ東京戦後、チームの精神面での成長をたたえた。
だが長年、名古屋のチームを背負ってきた楢崎は「闘莉王がウチ（名古屋）を変えた面はある」と言う。
「今までのチームも１００％やろうとしているのは分かっている。でもムラがあった。それを引き締めている。
体が動かなくても１００％以上の集中力を発揮してプレーで見せている。怒ったりもするけど、人間性というか……味方を良い方向に持って行けるヤツ」

浦和レッズから追い出されるように移籍してきた闘将は当初、チームの輪を乱す存在になるのではないかという見解を示す関係者もいた。
だが、それは杞憂（きゆう）に終わる。プライベートではＦＷ巻佑樹やＭＦ小川佳純らと食事に出掛け、トレーニングでは
ベンチ入りできなかった選手の居残りシュート練習に付き合う。新しいチームに溶け込もうとする姿勢で、闘莉王はスムーズにチームの一員となったのだ。
　そのピッチ内外での言動が、優しさともろさが同居していた昨年までの名古屋を最後まで戦える集団に変ぼうさせた、と楢崎は分析する。
それは希代のカリスマであるピクシーでも不可能な、ピッチ上でプレーする選手にしかできない化学反応でもあった。

■「美しさ」よりも「勝利」というリアリズム

難敵を破った名古屋はワールドカップ・南アフリカ大会後にレギュラーに定着したダニルソンの活躍もあり、
ＦＣ東京戦後の浦和戦での白星で２００８年９月以来の首位に立った。翌節の川崎戦は敗れたものの、次のガンバ大阪戦では連敗せず３−１で快勝。
このころから「一昨年は勢いで首位に立ったけど、今回はマークされた中で勝ってきた結果。意味合いは違う」と話す選手も出てきた。

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そして迎えた京都戦。ピクシーは「牙を持ったライオン」と１６戦勝ち星のない相手にも警戒心を緩めなかった。
昨シーズン、最下位だった大分トリニータ相手に終了間際に２点を奪われて逆転負けした苦い思い出がある。
“万年優勝候補”、“中位力”と揶揄（やゆ）されるように、勝って当たり前と思われる下位クラブに足をすくわれることが名古屋の悪しき伝統でもあった。
万が一、京都に敗れても順位に変動はなかったとはいえ、それゆえに優勝に値するクオリティーを備えているのかどうかが試される一戦と位置付けられていた。

かくして、苦しみながらも勝った。終盤は押し込まれる展開で、相手ＦＷの決定的なシュートが外れるなど「運もあった」（ストイコビッチ監督）が、それだけではなかった。
決勝点を演出した阿部は「守り切る試合になった時の攻め方を身につけたとは思う」と過去の経験が血となり肉となっていることを強調した。
また楢崎は、モンテディオ山形（第９節）、ベガルタ仙台（第１１節）、湘南ベルマーレ（第１５節）相手に苦戦しながらも勝ち点３を積み上げてきた結果を
「取りこぼしがなくなった」と評価する。鹿島アントラーズや清水エスパルスなどライバルが足踏みをする中、８月の５連戦を４勝１敗という好成績で乗り切った。

言うまでもなく、優勝するためには内容が悪かろうとメンタル的に難しい試合であろうと、いかに勝ち点を拾えるかが重要になってくる。
ＦＣ東京戦では、守備の強さに勝負強さ、選手の身長と質の「高さ」が融合した。京都戦では、経験と運が作用した。
「美しさ」、「楽しさ」といったロマンチシズムよりも「勝利」というリアリズムに徹した２試合は、今季の名古屋の強さを表している。
そして最悪、勝ち点１にしかならなかったその２試合で得た勝ち点６は、確実に今後のアドバンテージになる。

ピクシー体制３年。０８年はリーグ戦３位にナビスコ杯４強。０９年のＡＦＣチャンピオンズリーグ４強に天皇杯準優勝。
届きそうで届かなかった悲願のタイトルが、やっと手に届くところまでに来ている。

＜了＞

あんまりハードル上げんなよ。
名古屋民は戦々恐々してるんだから。

持ち上げられたらコケるのが名古屋だからな。
あと喋りすぎるのが居るから変なフラグが立たないように
あまりインタビューとか受けてほしくない気持ちもあるな。

ケネディとマギヌンに無双して貰ってるだけ。レッズが同じことをしたら、
チームの方針が転換されるまで徹底的に「外人頼みの糞屑サッカー」
「レッズにサッカーをやる資格はない」「レッズをこの世界から追放しろ」
「レッズと埼玉土人を焼き殺すためには核兵器の使用さえ許される」と
批判される。名古屋はレッズのように「浦和レッズが強くなることは死んでも
許さない」というアンチがいないから、批判の対象になってないだけ。

優勝経験者が少ないのでこのまま簡単にリーグ優勝するとは考えられない
優勝したとしても結構苦労するだろう

どっちにしろ最終節前に優勝が決まらない様に調整されるから、これから不可解なファウルとか
ＰＫが増えて順位を落すよ。

脱却って
まだ残り試合多いぞ？
釣男が負傷離脱したらどうするんだ？

ここにピクシーが復帰して攻撃力を…

しかもこれから過密で、リーグだけでなく天皇杯もあるからな
おまけに堅守って…楢崎に救ってもらってるのも大きいだろ
阿部なんて抜かれまくってるし、中盤はブルザノビッチいると
やる気あるのかってぐらいだし

>>10
ちなみに現時点でも控えの千代反田がケガで三週間離脱
玉田も波があるし、釣男も怪我疑惑あるらしいな

>>12
田中マルクスさんのけが疑惑とか酷いこと言わないでください

最終的には4位か5位
それはもうすでに決まってる

>>13
京都戦後にケガで代表辞退かっていう記事出てたぞ

ここまでフィジカルを前面に押し出して試合をものにしてるから
フィジカル的に苦しくなってくる終盤戦にかけてが勝負
ここからポイントを稼げないと猛追を受けてやばくなる

中日ドラの成績と反比例伝説。

名古屋なら天守閣とかさぁ

>>15
×　怪我
△　ケガ
○　けが
◎　毛が

ちなみにケネディは怪我の悪化になるかもしれないため
代表辞退だと
数週間の離脱の怪我じゃないのに辞退っていいのか？
ttp://nagoya-grampus.jp/information/pressrelease/2010/0831post-288.php

涼しくなってきたら落ち込みそう

上位にも負けず
下位にも勝たず
勝敗数にも得失点差にも負けぬ
丈夫な中位力を持ち
欲はなく
決して傲らず
いつも静かに中位にいる

一日に長いミーティングと
戦術練習と少しの個人練習をし
あらゆるチームの順位と数字データを
自分を勘定に入れずに
よく計算し分かり
そして忘れず
中部地方の中心のそばの市の
中央にある練習場にいて
東に連勝で調子こいているチームあれば
行って弱い者いじめは良くないと圧勝し
西に連敗で疲れたチームあれば
行って連敗の数を超える得点をやり
南に降格しそうなチームあれば
行ってこわがらなくてもいいと勝ち点をやり
北に順位をかきまわす強豪チームあれば
つまらないからやめろと叩き潰し
下位が降格決定する秋は涙を流し
首位が独走する夏はおろおろ歩き
みんなに中位力と呼ばれ
褒められもせず
苦にもされず
そういうチームに
わたしはなりたい

惨めな劣頭サポを観てるのが楽しいので
このまま優勝しちゃってください

>>19
ドラゴンズもグランパスもともにハゲに支えられているとは
ハゲの時代始まったな

きもちわるい…！　きもちわるいこういう太鼓持ち文章

審判にホームでも味方してもらえない名古屋では無理だろ

岡田マリノス　　ギド浦和　　ピクシー名古屋みたいに、ズルくね？ってほど体格で勝負するサッカーはやっぱ効くね。
チビ下手揃えて横並びしてるだけなのに世界で最も混戦のJリーグ！サイコーだよね！
とかいう足引っ張り根性を踏み潰して欲しい。

>>20
キリン杯で来日するはずの海外選手がよく使う手でじゃないか？
ケネディはグランパスを取ったんだろう
スイスとポーランドに行ったら再開後の初戦はお休みになるだろうし

アッー！

しかし増川は穴
彼に向かってドリブルすればなぜか下がってくれてシュートコースも空けてくれるぞ！

京都にあんだけ責められちゃうからな

>>30
ＺＳＮ

名古屋に美しさってあったっけ？と思ったが中位力のことか

名古屋マウンテンは脅威

ぴくしを悪く言うな！！！！！

>>7
出た、試合を見ないで書くいつもの人。
いつもご苦労さんｗ

名古屋の美しさ
それはぴくし監督

ﾋﾟｸ死の唾棄枕はいつ発売されるの？

>>38
http://thumbnail.image.rakuten.co.jp/s/?@0_mall/grampus/cabinet/mascot/img57031109.jpg

これで我慢してくれ

オチ死ね。ピクシー中日まだかな

少なくとも増川は自信満々に言う立場ではない
あいつは楢崎に土下座しないといけない

名古屋は辛勝してるうちは守備も緊張が続いていいと思うけど、どこかで大勝すると
前がかりになってその後がたがたになる可能性がある

今のまま、相手にしっかり攻めさせながら、気がついたら勝ってるという試合展開を
続けるべき

やってることは4、5年前の浦和と同じじゃないか。
三菱っていう親のスネでなく、自腹でやってた分だけ、まだ浦和のがマシか。

鯱に関してはリーグ優勝より、ACLに出場できるかどうかだなｗ

>>43
J2なんて親すらいないがな

>>38
ファンならそんなむかつく当て字やめろ

言いたいことが大体書かれてた
芸スポのどのレスよりもこの記事が名古屋の現状をうまく説明してるんじゃないか

4、5年前はピクシ−日本に居なかっただろ
劣頭は自意識過剰

>>26
そういえば名古屋が審判で得した記憶があまり無い

キングオブ中位と呼ばれていた名古屋様が…

名古屋郎と呼ばれるくらい出世してしまった！

>>48
病気か

>>26
サポの県民性が影響してるのかもしれないが、
名古屋、岐阜共通の現象だな。