篠山出身のプロボクサー角谷さん、西日本新人王に
篠山市東新町出身のプロボクサー角谷淳志さん(25)=大阪市・金沢ジム所属=がこのほど、大阪市内で開かれた大会で優勝し、西日本新人王に輝いた。
9月には中日本新人王との対抗戦に挑み、勝ち進めば全日本新人王への道が開ける。幼いころから格闘技好きで、空手や少林寺拳法の経験もある角谷さんは
「ボクシングは一番リアルに強いか弱いかが決まる。篠山の支援者のためにも、世界を目指す」と力強い。(上田勇紀)
ドラゴンボールなど、格闘シーンがある漫画が好きで、篠山小学校の6年間は少林寺拳法に熱中した。
篠山中、篠山産業高校東雲校と進み、ボクシングを始めたのは同校1年のとき。市内のジムに週3回通い、のめり込んだ。
卒業後は自衛隊に入り、伊丹駐屯地の「格闘技訓練隊」でトレーニング。2年後、自衛隊を辞めてからは大阪市に移り、アルバイトをしながら現在のジムに通う。
2008年にプロテストに合格し、同年2月、3ラウンドKO勝ちで鮮烈デビュー。3勝1敗の戦績で今年5月、近畿、四国、中国地方から選手が集まる
「西日本新人王決定戦」に挑んだ。169センチの角谷選手はライトフライ級からフライ級(50・8キロ)に階級を上げ、2選手を倒して決勝へと進んだ。
決勝では、経験で上回る相手に、長いリーチを生かし、足を使って距離をとるアウトボクシングを展開。
通常の4ラウンドと違い、決勝ならではの5ラウンド制に「完全にバテて、死ぬかと思った」が、終始優位に試合を進め、判定勝ちした。
勝利の瞬間は「とにかく横になりたいと思った」と苦笑いする。
大会では、12階級のうち1人にだけ与えられる技能賞も獲得した。中日本新人王との対抗戦は9月19日。「勝ち進んで全日本新人王になりたい」と練習を積む。
(2010/08/28 09:00)
ソース:神戸新聞|丹波|篠山出身のプロボクサー角谷さん、西日本新人王に
http://www.kobe-np.co.jp/news/tanba/0003367309.shtml 西日本新人王のトロフィーを手にした角谷さん=篠山市内
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