【スポーツ】サッカー場の意義を考察、陸上競技場との分離整備を検討提言 栃木県

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県経済同友会の栃木SC研究会(藤井昌一会長)は9月1日、県が整備する新スタジアムの
在り方を考えようと、財団法人日本経済研究所専務理事兼地域未来研究センター長の
傍士銑太氏(Jリーグ理事)を招き、宇都宮市内で講演会を開く。

同友会員のほか、行政の担当者やサッカー関係者が対象。同研究会は
「スポーツのためだけではなく、まちづくりの視点からスタジアムを考えるきっかけになれば」
としている。

新スタジアムについて県は昨年6月、宇都宮市の競馬場跡地などに整備する
「総合スポーツゾーン」に陸上競技場兼サッカー場を建設する素案を示した。

これに対し県議会最大会派の自民党議員会は今年2月、民間活力を最大限に導入するためにも、
収益性の観点などから陸上競技場とサッカー専用競技場の分離整備を検討するよう県に提言。
厳しい財政事情の中、県は慎重に調査している。

傍士氏は2008年に欧州の先進的スタジアムを回り、商業施設やホテルなどを併設する
事業効率の高い複合施設が主流となっている状況を調査した。

講演会では「進化を続ける世界のスタジアム〜ホームと地域社会のために」をテーマに、
国内の事例も踏まえて、地域社会と密接にかかわるスタジアムの在り方を語る。

http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/sports/t_sc/news/20100818/368560