中国武術や相撲など、力と技を誇る世界のトップ選手が一堂に会する
「第1回世界武道・格闘技大会」が8月28日から9月4日まで北京市で
開かれる。ボクシングやレスリングなどの五輪競技だけでなく、タイの
ムエタイやロシアのサンボを含め13競技。このうち柔道、柔術、空手道、
合気道、剣道、相撲と日本ゆかりの武道が6競技を占め、日本選手の活躍が
期待されている。
2008年に夏季五輪を成功させ、国際スポーツ都市を目指す北京市が、
世界に影響力のある競技大会として誘致したのがこの大会。
組織委員会によると、104カ国・地域から1480人(うち選手は1036人)の
参加が見込まれている。大会イメージ大使として、武安義光全日本剣道連盟会長(89)、
大相撲元小結旭鷲山でモンゴルの国会議員を務めるダバー・バトバヤル氏(37)も
出席する見通し。
組織委の張紅衛・競技部副部長は「初めての大会で、北京市指導部からは
五輪と同様に成功させるよう指示が出ている。中国人になじみのない競技もあり、
競技を知ってもらい普及することも目的の一つ」と大会の宣伝に力を入れている。
北京で合気道を教える※(※=刑のリットウをオオザトに)悦氏(39)は
「中国で合気道の普及が本格化して十数年、常時けいこしている人は
1000人程度とまだ少ない。一つの競技大会では注目を集めないが、
総合大会によって武道への関心が高まれば合気道の普及にもつながる」と
期待感を示している。
http://www.jiji.com/jc/c?g=spo_30&k=2010072800053