7月15日、ツール・ド・フランス第11ステージが行われ、マーク・カヴェンディッシュ(イギリス、HTCコロンビア)が
集団ゴールスプリントを制して勝利した。
総合争いではアンディ・シュレク(ルクセンブルグ、サクソバンク)が総合首位を維持している。
主要集団はゴールスプリントへ向けてやる気十分なのか逃げ集団とのタイム差をまったく広げさせない。逃げ
集団は抵抗を見せるものの残り23km付近であえなく吸収される。
残り8km付近でシルヴァン・シャヴァネル(フランス、クイックステップ)とヤロスラフ・ポポヴィッチ(ウクライナ、
レディオシャック)がアタックをかけるが不発。このままゴールスプリントへ。
集団先頭は激しい主導権争いが繰り広げられる。カヴェンディッシュを擁するHTCコロンビアとタイラー・ファラー
(アメリカ)を擁するガーミンのアシスト同士が集団先頭で文字通り頭をぶつけ合いながらの競り合い。
これに競り勝ったHTCコロンビアが残り200mの万全な位置でカヴェンディッシュを送り出す。
カヴェンディッシュはアシスト達のお膳立てに応えて加速。アレッサンドロ・ペタッキ(イタリア、ランプレ)が
競り掛けるが横に出るのが精一杯。カヴェンディッシュはシーズン前半の不調が嘘のような今年のツール3勝目を
挙げた。ただし、激しい競り合いを演じたアシストのマーク・レンショー(オーストラリア、HTCコロンビア)はペナルティで
失格によりレース除外となった。
総合争いをしている選手は全て主要集団内でゴールし、アンディ・シュレクは総合首位を維持している。
新城幸也(日本、ブイグテレコム)はゴールスプリントに参加。やや後方からの発進だったがキレのいい加速を
見せて6位に入った。
第11ステージ順位
1位 マーク・カヴェンディッシュ(イギリス、HTCコロンビア)
2位 アレッサンドロ・ペタッキ(イタリア、ランプレ)
3位 タイラー・ファラー(アメリカ、ガーミン)
順位ソース
http://www.letour.fr/2010/TDF/LIVE/us/1100/classement/index.html