【野球】「結局、飛べなかったですね」　元西武、中日・鳥谷部健一「誠和プラント（株）」／引退後記

元西武、中日・鳥谷部健一「誠和プラント（株）」／引退後記

　顔黒にロン毛、ヘアバンド代わりのサングラス…。身長１９０センチの胸には銀色のネックレスが光る。
「ちょっと痩せましたか」の握手は柔らかい。ＪＲ千葉駅を練り歩けば、いつもと違う視線を感じる。
純粋に鳥谷部さんに対してではない。私とのコントラストがある。旧知の仲を、知らない土地は認めてくれない。

　少し派手になった容姿にも「全然モテないんですよ。結婚もそろそろ…。親に申し訳ないんで」という。
現役時代、福岡遠征の２日間で２０軒以上のキャバクラに顔を出したツワモノが、だ。
「ホント、バカですよね」。こちらはそれ以上、言わない。

　ヘラヘラを裏返せば、葛藤（かっとう）があった。大型右腕として入団も２年目には右ひじを手術。
同年には１つ年下の松坂大輔が入団、タイトルをかっさらっていた。
同じ年の帆足、大沼も社会人や大学を経て続々と入団。
０２年、「もう危機感があった。帆足や大沼がファームで全然打たれない。
オレは何をしていたんだと」と奮起。開幕から１軍に入り…。

　飲みすぎる。胃を壊して登録抹消。本気になる。いや、ずっと本気だった。
２年目の９９年にひじを壊して以来、どれだけ外食しても、必ず患部への超音波治療を欠かさなかった。
ストレッチにも時間をかける。痛みは一掃しない。それでも「未完の大器」の称号を払いのけるため、必死になった。
春季キャンプと秋の黒潮リーグでは必ず注目される。
シーズンに照準を合わせられた０３年、「何とかいけるかな」と臨み、先発ローテまでつかみ取る。

　懲りない。「よし、と思ったのかな…。２勝してオフに遊んじゃったんですかね。
その後、投げたのを覚えてないんですよ。バカだなと思いますよ。辞めて気が付くんです」。
翌０４年は３試合登板、０５年が１軍登板なしで戦力外を通告される。
トライアウトを通じ中日が拾い上げ、オープン戦で好投。
それでも新たな投手王国で１軍の戦力として呼ばれることはなかった。

（>>2-4辺りへ続く）

■ソース：nikkansports.com 「ニッカン今井でございます」 2010年7月08日
http://www5.nikkansports.com/baseball/imai/96924.html
http://www5.nikkansports.com/baseball/imai/toriyabe-kao.jpg

（>>1の続き）

　燃え尽きていない。「不本意だった。球団に残るなら打撃投手だと」。勝負したい。
柏陵高時代の野球部監督の教え子が、クラブチームのサウザンリーフ市原の監督だったこともあり、入団を許された。
給料は出ない。知人の紹介で千葉・市原に拠点を置く石油会社の機械のメンテナンスなどを行う
「誠和プラント株式会社」に面倒を見てもらうことになった。練習や試合のある土日を休みにしてもらえる、特別待遇だった。

　怪獣映画などで石油化学コンビナートのタンクが壊される場面がよく映し出される。
そのタンクの中を掃除する。中に入っている材料で洗浄の仕方が違うという。
硫化水素の発生や酸欠を避けなければならない。人命にかかわる力仕事だ。
「安全の法律が厳しいんですよ。１人が中に入っていたら、もう１人は外にいなければならないとか」。
石油と、作業着を真っ黒にしながら格闘する。

　野球は…。２年のアマ野球生活を経て０８年秋のトライアウトを受験も不合格。
「もう潮時かなと。仕事と野球、どっちも中途半端になる。自分の中で誠和プラントに迷惑をかけていたのがあった」。
引退を決意し、必要な免許を取得に出る。
玉掛（重い物をレッカーにかけられる）、酸欠作業主任者、アーク溶接（鉄の溶接）、ガス溶接（鉄をガスで切断）、
石綿（アスベスト対策）、研削砥石（といし）、小型移動クレーン、職長教育…。本業を変えた瞬間だった。

　鳥谷部さんにとって、プロ野球界とは何だったのか。
「素晴らしい世界。やったら、やっただけ上がる。ちやほやされるし特別扱いもされる。
もちろん、やっているときは大変だけど。アレだけの緊張感はそうそうないし、普通の仕事とは懸け離れていますね」。
後悔は「もっとやっときゃ良かったのひと言。今の精神状態なら出来たのかもしれない。
周りにあまりにも振り回されてしまった。自分を強く持っていなかった。未熟だったな」。

汗を飛び散らせながら力投し、プロ初先発初勝利を飾った鳥谷部さん（2003年8月29日）
http://www5.nikkansports.com/baseball/imai/toriyabe-syoumennage-thumb.jpg
西武春季キャンプ練習後に宿舎まで走って帰る左から鳥谷部さん、松坂、帆足（05年2月2日）
http://www5.nikkansports.com/baseball/imai/toriyabe-run-thumb.jpg

（>>2の続き）

　欲に打ち勝ち、欲におぼれた現役時代がある。
現役の後輩へは「プロの若い子を見ると、もっと謙虚にいればいいのにと思う。本性は悪くても、謙虚に。
調子に乗っていいことなんてない。辞めて思ったのは感謝。感謝しないとダメです」と厳しい表情を見せた。

　人懐っこい現役時代を私は思い出すが、鳥谷部さん自身は違う感覚があったという。
「ツンケンしてたと思います。ツンケンしてると『何だ、あいつ』となる。敵をつくる。
その人が後々、どう助けてくれるか分からないのに。人のつながりは予測できないですから。
そういうのを会社の社長に教えてもらいました」。
感謝が原動力だ。「夢つくんないとな…。自分の将来に迷ってる。
でも自分の目標は会社に１円でも利益をもたらすこと。２年間、迷惑かけてるんで」という。

　０４年宮崎・南郷春季キャンプ休日だった。名字の「鳥」にちなみ、ダチョウのオリに飛び込んでもらった。
「ダチョウは飛ばない。鳥谷部は飛躍する」という原稿と、逃腰の同氏の写真。
「懐かしいですね。結局、飛べなかったですね」と笑う。
プロ野球の世界だけにしか、未来への踏み切り板があるわけではない。
一緒に食べた焼き鳥屋のつくねは、うまかった。

西武春季キャンプで鳥谷部さんはダチョウの飼育現場を訪問。飛躍を誓う（04年2月16日）
http://www5.nikkansports.com/baseball/imai/toriyabe-datyou-thumb.jpg

　◆鳥谷部健一（とりやべ・けんいち）１９７９年（昭５４）１１月４日生まれ。千葉県出身。
柏陵高から９７年ドラフト３位で西武入団。０２年１軍に初昇格。翌０３年には先発ロー
テーションの一角も担い２勝１敗。だが０５年に戦力外通告を受け、中日にテスト入団。
０６年オフに戦力外通告。クラブチームのサウザンリーフ市原に所属しプロ復帰を目指すが、
０８年オフにトライアウト受験でオファーなく引退。プロ１軍通算１３試合に登板し２勝１敗、
防御率３・９６。背番号は４１、７０。右投げ左打ち。１９０センチ、８８キロ。

ゆでたまごうぃうぃ

>鳥谷部健一

鳥谷敬を父に、若田部健一を母に持つドラフト1位の申し子と言わんばかりのこの名前…

ビックリするぐらいグッと来ない記事だった

典型的やきう脳

この経歴で元中日と言われても覚えがない

サッカー選手はチャラチャラしてて野球選手は真面目って幻想持ってる人多いよね

このインタビューの言葉のひとつひとつから
野球選手として成功しない匂いが漂ってくるね
筆者はさすがだ

1の写真が・・・・

とりやめ

文章下手すぎｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

チャラ男すぎるだろ。。。

石井に虐められてたのか？この画像なんだが、どうみても石井だぞ

http://www5.nikkansports.com/baseball/imai/toriyabe-syoumennage-thumb.jpg

ナベＱ二世を期待されたのになあ

なんだかヤクザがムショに入って社会人として更正していくかのような記事だな
１の写真見ると…

鳥谷部選手、懐かしいな。
昔、草野球の試合のあとにキャッチャー用具を持って
宜野湾海浜公園を歩いてたら自主トレ中のデニー友利さんに
呼び止められてキャッチボールの相手を頼まれた。

その時に受けたのがこの鳥谷部投手だった。
長身の速球派で軽く投げても140以上の剛速球だったが
だったがちょっと下半身が弱くてフラつく感じだったな。

帝京に勝ってればなぁ
まさかえんえん優勝できないとは
白河越えの最大のちゃんすだった

>全然モテないんですよ

それは現在のチャラいルックスにも原因がある気が・・・

大沼がファームで全然打たれないwwwwww
さすが俺達の沼者だw

>>1の写真が遺影みたいだ

>>22
イエイ？

鳥谷部懐かしい

変わりすぎｗｗｗｗｗ

>>22
遺影の前でイェーイ

>>1
鳥谷部は少し期待してたなあと、懐かしみながら画像を開いたら完全な現場作業員の風貌だった
染まってるじゃん

すごい読みにくい文章だ

当時はやきうファンだったオレでも記憶がないな…

五十嵐とは差が付いたな

>1の写真はなんなんだ

30歳のくせに汚らしすぎだろこれじゃ結婚無理だよ

見た目が完全に土方かトビの作業員じゃん

あれ？
中日だったかに長谷部ってヤツもいなかったっけ
ごっちゃになってるな

野球だからこれだけ持ったって感じ。
サッカーで同じことやってたら
1年め終了後速攻でクビだと思う。

>>19
大越と間違えてるのか

>>1
顔写真見て吹いたｗｗｗｗｗｗ

>>11>>27
現場の仕事はこれくらいしないと
ナメられて虐められるんだよ
元選手って時点で目を付けられる要素充分だし
しゃーない

やきゅつく2003では序盤お世話になったなｗｗｗ

まだまともだった頃の落合がこいつの事をやたら期待してたな

典型的な野球選手って感じだな。

体調管理とかの概念が全く無い。
こんなんだからブクブク太ってたり、二日酔いで試合に出たりなんだろう。

どこの塗装工だ

文章が読みにくいよ・・・

鳶かよｗ

取った資格なんてみんな1〜2日で取れる上に合格率99％超えの金だけ資格じゃん
まあ俺も仕事上必要だから同じくらい持ってるが

>>36
舐めたとしても190cmの大男を虐める度胸はないなあ

2日で20件以上のキャバクラって凄いな。
金銭的にも、体力的にも。

>>44
な、舐めるって・・・19�aでも大きいのに190�aだなんて

打撃投手野がよかったんじゃないの

>どれだけ外食しても、必ず患部への超音波治療を欠かさなかった。

外食と治療に何の関係が？

柏稜出身は全く伸びないな

もっと謙虚に･･･って、涌井の事か？