【サッカー/W杯】「フランスの敗退、喜ばしい」「我々が出るべきだった」誤審でW杯出場を逃したアイルランド国民は同情せず

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1すてきな夜空φ ★
結局、1勝もできずに南アフリカを去ることになったフランス代表チームの悪夢を、
昨年「世紀の大誤審」で出場を逃したアイルランド国民は誰も同情しなかった。
「ここでは、ドメネク監督を好きなものはいない」「われわれが出るべきだったのだ」。
W杯史上最悪の成績にうちひしがれるフランス国民をよそに、アイルランドのサッカーファンは
祝杯をあげた。

昨年11月のW杯欧州予選プレーオフ。名将トラパットーニ監督率いるアイルランドは、
決勝点をアシストしたフランスFWアンリのハンドの反則が見逃されて、土壇場で出場を逃した。
トラパットーニ監督は試合後、「我々は主審がためらって、アンリに目をやるのを見た。
あれはハンドだった」と食い下がり、アイルランド閣僚が再試合を要求する事態にもなったが、
結局、フランスの出場が決まった。
その後、アンリのハンド見逃しは「世紀の大誤審」と言われ、語りぐさとなった。
17日のフランス−メキシコ戦の前に、スタンドのファンがアイルランドの国旗を持って、
「アイルランドvsメキシコ」と掲げた写真は国内で大きく取り上げられ、
「メキシコがわれわれを支えてくれている」と伝えられた。

フランスの不調はアイルランドのサッカーファンのイライラを解消させることになった。
「祝杯だ」「俺たちは絶対に、アンリのハンドを忘れない。南アには俺たちが行くべきだった」

アイルランド代表選手として72キャップを持ち、トラパットーニ監督の下でコーチを務めた
リアム・ブレイディ氏は22日、フランス敗退の知らせを受け、「こんな形で終わって、私は
喜ばしいよ。彼らは南アで間違ったやり方を通してしまったね」と答えた。
フランスの敗退でようやく、アイルランドの南アW杯も終わった。

ソースはhttp://sankei.jp.msn.com/sports/soccer/100623/scr1006231059057-n1.htm
17日、メキシコ―フランス戦が行われたスタジアムで、「アイルランドvsメキシコ」と
書かれたアイルランドの国旗を掲げるファン。「世紀の大誤審」がなければ、メキシコの
対戦相手はアイルランドだった
http://sankei.jp.msn.com/photos/sports/soccer/100623/scr1006231059057-p1.jpg