【芸能】「たけしが映画さえ撮らなければ…」 事務所も傾きかけている?北野武の厳しい現状

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1鳥φ ★
第63回カンヌ国際映画祭コンペティション部門正式参加作品で惜しくも賞を逃したが、
北野武監督の映画『アウトレイジ』は世界からその名を広めて日本へ帰国した形となった。
それは映画の前宣伝としても効果抜群だったといえるだろう。

この映画への北野武の気合いは並々ならぬものがある。
封切前の彼のテレビ番組の露出はかつてない程ではないだろうか。
その北野武にテレビ「メレンゲの気持ち」がインタビューを行った。

テレビのレギュラー番組も多数抱える北野武(以降、たけし)は
どうやって映画を作る時間を捻出するのか。

大まかに説明すると、彼はTV番組を1週間で2本撮りするので、
次の1週間を取材や映画制作にあてているのだ。通常、映画の撮影だけだと
およそ1か月半を要するが、このパターンでこなすため実質は、倍の3か月が必要となる。
その後、編集するのに1か月、海外にも出す映画ならば翻訳もするのでその期間もさらに必要だ。

面白いのは、翻訳は日本語から英語、英語からフランス語という流れで訳していくので
『伝言ゲーム』のようになり、果たしてフランス語で原文の意味がどう解釈されているかは
よくわからないとたけし自身が語ったこと。

今回の『アウトレイジ』もそうした流れで完成にこぎつけたのである。
これまでにも海外でも話題となる映画を撮り続けてきたたけしだが、実は最近の映画は
観客動員数が少なく、状況はかなり厳しいらしい。彼は「映画は『座頭市』以来、
連続でスカスカ。事務所傾いちゃって…」と現状を話す。

そのため、たけしは事務所から「一番悪いのはたけしが映画やることだ。
あいつさえ映画やらなかったら株主配当がずいぶん増えたのに」とこぼされているようだ。

(続く)
http://japan.techinsight.jp/2010/06/takeshi-eiga-sukasuka.html