【直言】アントニオ猪木氏「日本人は平和ボケしてるから、北朝鮮に一発ブチ込んでもらったら目が覚めるんじゃないの」「大統領制導入を」
猪木が政界からスポーツ界までメッタ斬り「大統領制を導入せよ」「ウッズは理解できる」「亀父は追放」
IGF総帥・アントニオ猪木(67)が、政界からスポーツ界まで上半期の話題をメッタ斬りにした。
支持率の低下が止まらない鳩山政権に雷を落とした猪木は、選挙制度の見直しと大統領制度の
採用を熱く語った。また、ボクシング界を騒がせた亀田史郎氏(44)には「亀田塾」の設立を提案。
タイガー・ウッズ(34)の不倫問題、普天間基地の移設問題まで、猪木の舌鋒はさえ渡った。
――鳩山民主政権が苦境にあえいでいる
猪木 鳩山政権が誕生してすぐに、ある人が「4月までですよ」と言っていた。
何を根拠に言ったのか分からなかったけど、崩壊説が現実味を帯びている。
――支持率は世論調査で軒並み20%台に落ち込んだ
猪木 結局、小沢(一郎幹事長)さんが(政権奪取の)立役者には違いないけど、
政治はひとつのさわやかさがないといけない。イエス、ノーを下せる政治権力も必要。
でも、小沢さんにはさわやかさが見えてこない。
――鳩山首相の決断力も支持率低下の原因か
猪木 今の政治は首相が名前ばかりになってる。鳩山さんがいいか悪いかは別にして、
ここのところみんな失脚のような形になってる。理想の政治を掲げて戦ってきたのに
リーダーになったらみんないい子になった。せっかく最高権力を取ったんだから、
思い切って指揮棒を振るったらいい。
――核安全保障サミットでは、ワシントン・ポスト紙に鳩山首相の写真が掲載されなかった
猪木 無視されるなら、オバマ(米大統領)さんに鳩山さんが気合いを入れれば
よかったんですよ。そしたら1面は鳩山さんだよ。ムッフフ。
――普天間基地の移設は頭の痛い問題だ
猪木 日本人は平和ボケしてるから、国防ってものを分かってない。基地を移すのが、
どれだけ大変なことか。おカネの問題だけじゃない。もしミサイルが一発入ってきたら、
どうなるか。今はそれはありえないと思って議論している。過激なことを言えば、
北朝鮮に一発ブチ込んでもらったら日本は目が覚めるんじゃないの。
(
>>2以降へ)
2010年5月2日発行の東スポより
http://www.tokyo-sports.co.jp/touspo.php?tid=136
(
>>1より)
――日本の政治を立て直すにはどうすればいいのか
猪木 選挙制度を変えるべき。法律的な問題はあるけど、直接選挙にすれば、一票を投じた
責任は自分にある。今の状態では国民が無責任というか、オレが選んだ総理じゃねえよ
っていう感じがしますね。日本には天皇制があるけど、大統領制にしても問題はない。
都知事も直接選挙でやってるわけだからね。
――猪木さんは夏の参院選に出馬しないのか
猪木 いや、もうちょっと元気だったらしたいんだけどね。暴れまくりたい。オレは前から
言ってる通り、外交専門。結局、米国の傘の下で外務省が全部引っ張ってきたから、
政治家が実際に外交をやったことはない。たぶん、イラクの人質解放が初めてじゃないか。
――ボクシングでは亀田3兄弟の今後にも注目が集まっている
猪木 子離れっていうのか、親離れっていうのかな。やっぱり、ボクシングはコーチに
左右される。いいコーチに就けば、世界的に活躍できる要素を持ってると思いますよ。
――父親である史郎氏の暴言が問題となった
猪木 どうってことじゃない。暴力をふるったらマズイけど、言葉なんていうのはね。
世の中には理不尽なことはいっぱいある。
――史郎氏に再起の道はあるのか
猪木 昔はすごい謙虚だったっていう話を聞いた。もう(ボクシング界に)復帰は
ないわけだから、塾でも開いたらいい。親子塾みたいなものをね。親子との愛っていうのは、
今の時代で一番欠けている部分。ボクシングのリングでは認められなくても、世の中に
一番欠落してる部分を持ってるんだから、そういう意味では「亀田塾」で教えればいい。
――教育界に一石を投じそうだ
猪木 これだけ話題になっているわけだからね。子があそこまで親を大事にするっていうのは、
オレたちが知らない見えない部分もあると思うし。まあ、協会もちょっとやりすぎじゃないの。
社会に気をつかいすぎてる。そこで己というか、自分が見えなくなっちゃう。
(
>>3以降へ)
3 :
名無しさん@恐縮です:2010/05/05(水) 11:32:40 ID:huTozCWZ0
(
>>2より)
――ゴルフでは不倫問題で騒がせたタイガー・ウッズがマスターズで復帰した。
愛人は現在まで16人が判明している
猪木 もっといっぱいいるんじゃないの。まあ(復帰戦に)人がいっぱい集まったんだから
いいんじゃない。男だったらみんな理解できる。マスコミだってそう。さんざん遊んでるヤツが
マジメな顔して、ウッズのコメントを取ってたりしてるかもしれない。オレの周りにはもっと
すごいのがいっぱいいるし、時代が変わったからといって、男の本能が変わるのかって
言ったら変わらないだろ。
――ところで、大リーグのエンゼルス・松井秀喜外野手が大爆発。
開幕直前に対面した効果があったのでは
猪木 ムッフフ。そんなんじゃないと思いますけどね。やっぱり、最後にニューヨークで
あれだけすごい活躍をした。言葉は悪いけど、心の奥底に「今に見てろ」みたいな、
そういうものを持ってたほうが、エネルギーになっていくと思う。1年契約なんだがら、
来年は「ほかの球団に行く!」ってタンカ切ってできるような形になってほしいね。
【6月に初主演映画公開】
他者に苦言を呈するだけではない。今年デビュー50周年を迎えた猪木は、リング上でも
元気いっぱいだ。3月には日本人として初めてWWE殿堂入りを果たし、7万人以上の観衆を
集めた3・28「レッスルマニア26」の前日に授賞式典に出席した。もちろん祭典も観戦。
WWEの成功を目の当たりにした猪木は、日本のプロレス復興へ情熱を注ぐ決意を新たにした。
9日の「GENOME12」(大阪府立体育会館)に向けても、精力的に営業活動をこなす。
以前は口癖のようだった「オレはプロレスのことはしゃべりたくねえんだよ」というセリフも
最近では聞かれなくなった。今年は後半も50周年の記念トークライブで全国を回るほか、
初の主演映画「ACACIA」の公開も6月に控えている。猪木はメモリアルイヤーに
ふさわしい1年を、全速力で駆け抜ける。
(終)