【芸能】週刊文春がツイッタードラマ「素直になれなくて」を批評 上野樹里は「のだめ」のひとつ覚え

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1夢缶1号φ ★
「素直になれなくて」(木曜22時・フジテレビ系)
いやー、何か見ててはずかしいほどに「田舎モンの想像上の都会のステキ生活」が描かれる。
こういうマンガっていっぱいある。主に祥伝社系。
彼氏は皆細ーいパンツ穿いてて自分勝手なんだ。
そんなマンガの世界をそのまま映像化した感じ。
そりゃ若い人はツイッターとアイフォン使いこなしてるけどさあ。
「渋谷なう。初任給でバッグ買いました」とか、あんなつぶやきしないよなあ。
する人もいるけど、それは描きたい「オシャレな都会生活」とは違う。そのズレ具合が恥ずかしい。
外国ドラマ気取りの、オシャレ洋楽BGMが入ってくるタイミングも恥ずかしい。

芸達者とされていた上野樹里が、
普通の女の子役やるとみんな「のだめ」になってしまう力不足露呈も、
上野樹里になり代わって恥ずかしい。

雑誌編集やカメラマン、医療機器メーカーの仕事の描写のペラペラ具合。
「俺パワハラ担当」「じゃあ私はリストカット担当」てな具合に、
一人に一個わかりやすく悩みが割り振られた浅薄な人間描写。
「最悪な出会い」と「仲良くなる過程」という、恋愛モノで最も重要なシーンの描き方のイージーさ。
何もかもがただただ恥ずかしい。

「恋人たちの予感」とまでは言わない。
せめて「すてきな片想い」を見て、ラブコメすれ違い技法勉強して。
ま、東京での実際の生活ってのは、全然こんなペラペラな感じじゃないことは、
地方在住の皆さまもご存知だと思います。
特に主役の上野と瑛太のあの髪型。あれこそホントのマンガヘア。
あんな毛先ゴワゴワの枝毛風パーマ、東京ではいっこも流行ってませんので、
マネしないよう、くれぐれも宜しくお願い致します。


週刊文春2010年4月29日号 ジャニーズ消えゆく春ドラマ「異常気象」より抜粋

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