【野球/テレビ】巨人戦離れは地上波ナイター中継の存亡にも関連 阪神vs巨人・視聴率東西格差 

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1鳥φ ★
6日から8日までの阪神対巨人3連戦(甲子園)は、合計13万5592人の
大観衆が詰めかけ大盛況。テレビの地上波でもいまどき珍しく3試合とも
全国中継されたが、“視聴率東西格差”が鮮明になった。

読売テレビ(日本テレビ系)が中継した6日の第1戦は、接戦の末、
阪神が5−4で競り勝った。視聴率は関西地区で19.5%(ビデオリサーチ調べ、以下同)
に達した。関東地区の巨人ファンも堪能したと思いきや、10.1%どまり。
その差9.4ポイントの大差が。

日本テレビ関係者は「関東の巨人ファンは、携帯などで途中経過をチェックしたうえで
巨人が勝っていれば、それじゃあ見ようかとなる傾向があるが、追いかける展開はダメ」
と解説する。

朝日放送(テレビ朝日系)による7日の第2戦は、巨人が小笠原の2ラン、
守っては完封リレーで快勝したというのに、またもや関東地区が10.5%、
関西地区が18.6%の逆転現象だ。

「3月27日(阪神の開幕第2戦・対横浜)の土曜のデーゲームを関西だけで
放送したところ、城島のサヨナラ弾という劇的な展開もあって、14.7%という
ゴールデンタイム並みの高視聴率。行楽などでテレビをつけなかった人を省いた
『占拠率』では35%に達しました」と胸を張るのは読売テレビ関係者。

「いまや阪神戦でないと数字は取れない。球場の観客動員でも昨年の
1位は阪神だったのですから、もう阪神さまさまですよ」(民放関係者)というのが現状だ。

とはいえ、ゴールデンタイムの場合、関東のキー局でバラエティーやドラマを
放送している時間に関西だけ阪神戦に差し替えるわけにいかない事情がある。
関東での巨人戦離れは全国的な地上波ナイター中継の存亡にかかわる。

8日の第3戦は巨人の長野が2号3ランを放ち快勝。巨人がこの新鮮な
ルーキーを前面に押し出し、関東の視聴者を呼び戻すか。それとも…。
(宮脇広久)

http://www.zakzak.co.jp/sports/baseball/news/20100409/bbl1004091622003-n2.htm