(前略)今年からドバイワールドカップデーの会場となったメイダン競馬場。まぁ
ギリギリ完成にこぎつけたという感じだが、施設は素晴らしかった。この競馬場は
メイダンシティという会社が建設したものだが、なんとそのメイダンシティが「他の
アジア諸国」への進出も目論んでいるという。
ターゲットは“中国”だ! 中国はあまり表立って競馬が行われている国ではないが、
国策として競馬に取り組もうとしている。大きな市場になる下地はあったわけだ。
そこで、メイダンシティからビッグな話が…。メイダンよりさらに大きな競馬場を、
天津に建設しようというもの。商業施設も充実させ、アジア最大の競馬場として
40億ドルが投資される見込みだ。
すでに候補地も決まっており、2015年の完成を目指して2020年にはドバイワールド
カップに並ぶような大きなイベントを開催予定のようだ。現在の計画では、春先の
3月にドバイワールドカップを行い、秋口の9月頃に天津でもワールドカップを
行いたいとのこと。ジャパンC、香港競馬との兼ね合いで、アジアサーキット的な
レールが確立されるかもしれないね。
もちろんオールウェザーの馬場も導入する予定で、ドバイで適性の高さを示した
日本馬にとってはチャンス。気候、輸送の面でも、ドバイに比べ天津のほうが、
日本馬にとって有利な条件といえるだろう。アジアの競馬は大きく動いている。
それに対してなんの動きも見せないJRA。もっと頑張らなきゃならんぜよ!
高井大輔世界の競馬はでっかいぞ!
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