現地時間30日、ロサンゼルス・ドジャースのエリック・スタルツ投手が
保有権を日本の球団に譲渡したことが明らかになった。
ドジャース側はこの件に関してのコメントを発表していないものの、
ロサンゼルス・タイムズは複数の情報源が移籍先は
広島カープであることを明かしていると報じており、
近日中にも正式発表されるとみられている。
スタルツは当日トゥーソンで行われるコロラド・ロッキーズ戦に登板予定だったものの
急遽キャンセルし、本拠地のグレンデールのクラブハウスを離れている。
なお代理人のアドバイスにより今回の件に付いてのコメントは拒否している。
スタルツはクラブハウスを離れる前に元千葉ロッテのジャスティン・ミラー投手やナックルボーラーの
チャーリー・ヘイガー投手らと寿司についての会話をしたり、日本語兼スペイン語通訳とも
短い言葉を交わしている。
スタルツは現在30歳。ドジャースでは4シーズンで8勝10敗、防御率4.84という数字を残している。
また最近2シーズンでは2度の完封も記録している。
しかし過去にフルシーズン、メジャーに在籍した年は無く
今年はマイナー降格のオプションが残っていないため、
開幕25人枠に残れなかった場合には退団となる可能性があった。
そのためドジャース側は複数の日本球団が興味を示していたスタルツの
保有権をこの時期に譲渡したものとみられる。
一方広島は大竹寛投手が開幕に出遅れるなど
先発投手の補強が急務となっており、今回の獲得にいたった。
http://sports.espn.go.com/los-angeles/mlb/news/story?id=5040906 http://latimesblogs.latimes.com/dodgers/2010/03/dodgers-lhp-eric-stults-headed-to-japan.html