【サッカー/Ｊリーグ】Ｇ大阪４戦勝ち星なし…遠い勝利に怒号が飛ぶ

【Ｇ大阪２−２仙台】Ｇ大阪―仙台は２―２で終了した。一度は逆転した
Ｇ大阪は後半ロスタイムにＰＫで追い付かれ、１敗後に３連続の引き分け。

　「勝利がなかなか遠い感じがする」。一時は勝ち越しとなる平井のリーグ戦
初ゴールに喜んだＧ大阪の西野監督も、試合後には疲れた表情が目立った。
３試合連続の引き分けで、開幕から４戦勝ちなし。ピッチを引き揚げるイレブンに、
サポーターの怒号が飛んだ。

　試合内容自体は悪くなかった。ＰＫで先制されたが、２トップを中心に積極的に
攻め込み、後半３４分にＰＫを遠藤が決めて同点。６分後には平井が強烈にけり
込んだ。

　だが、このまま逃げ切るかと思われた後半ロスタイムに悲劇が待っていた。
けがから復帰したＤＦリーダーの山口がペナルティーエリアで痛恨のハンド。ＰＫで
追い付かれた。失点は２点ともＰＫ。運に見放されたとも言えるが、主将の明神は
「自分たちが与えたもの」。不用意だったのは確かだ。

　重苦しいチームの中で「負けてはいない。悲観することじゃない」と元気に話した
平井だけが、しばらくはＧ大阪の頼りになりそうだ。
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仙台と引き分け、うなだれるＧ大阪イレブン Photo By 共同
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