サッカー、Jリーグ1部(J1)ベガルタ仙台のユアテックスタジアム仙台(仙台市泉区)などで
行われる今季ホーム戦入場券の前売りが伸び悩んでいる。即日完売も予想された13日の
ホーム開幕戦は、約2万人の収容観客数に対し年間チケット分を含め約1万6000席分(
9日現在)が売れているだけ。期待された「J1景気」とはなっておらず、関係者は気をもんでいる。
現在、販売しているのはホーム初戦(第2節大宮戦)のほか、4月4日の第5節鹿島戦
(宮城県利府町・宮城スタジアム)、4月17日の第7節神戸戦(ユアスタ)と4月14日の
ヤマザキナビスコ・カップ予選リーグ第2節京都戦(ユアスタ)の計4試合。
初めてJ1に昇格した2002年のホーム初戦は、販売した1万席が即日完売の人気だった。
今季は混乱を避けるため、発売をこれまでのホーム開幕1週間前から、2週間前に前倒しして対応した。
しかし、実際に発売日に売れたのは7000席強。その後、徐々に売れてはいるが、
4000席の余裕がある状態。他のホーム3戦も初戦以上に残っている。
運営会社のベガルタ仙台は、今季のカップ戦を含めた平均入場者数を1万7750人と
見込んでいるが、このままでは初戦から下回りそうな情勢だ。
昨季のホームゲームは2部(J2)ながら首位を争ったC大阪戦(11月22日)と、
リーグ優勝がかかった最終節の愛媛戦(12月5日)、天皇杯準々決勝のJ1川崎戦(12月12日)が完売した。
チームは6日のリーグ第1節磐田戦で勝利を飾り出足は順調。それだけに白幡洋一社長は
「勝利の勢いで、チケットが完売することを願っている」と期待している。
ソース:河北新報(03/10)
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/03/20100310t12008.htm