【プロ野球/コラム】雄星狂騒曲、重すぎた“救世主”の虚像・・・危機的状況にあるプロ野球、「マスコミがスターを作る」はずだった

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1猛反発まくらφ ★

ソース:【すぽーつサロン】雄星狂騒曲、重すぎた“救世主”の虚像- MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/sports/baseball/100310/bbl1003100130000-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/sports/baseball/100310/bbl1003100130000-n2.htm
画像:巨人との2軍オープン戦の2回、四球を与えほおを膨らます西武・雄星=西武ドーム
http://sankei.jp.msn.com/photos/sports/baseball/100310/bbl1003100130000-n1.jpg

 「20年に1人の逸材」と呼ばれた西武・雄星(18)=花巻東高=の実戦デビューはほろ苦いものだった。
9日の教育リーグ・巨人戦(西武ドーム)で昨年9月の新潟国体以来の実戦マウンドに上がったが、2回を3安打3四球3失点と、プロの洗礼を浴びた。

 昨年秋のドラフトでは6球団が競合。メジャーからも注目を浴びたとあって、スポーツマスコミはこぞって雄星を大きく取り上げた。
入寮の際に、ジャージー以外の私服を持っていなかったり、小遣いが1日1000円であったり、大の読書家であったり、
マジメで素朴なキャラクターが“最近には珍しい若者”として格好の話題となった。スポーツ紙各紙はわざわざ「雄星番(担当)」を置くほど、
その一挙手一投足を追い、他球団のルーキーがすっかりかすんでしまうような扱いだった。

 いささか過剰気味とも思える報道だったが、もちろん、マスコミ側にも事情はある。何しろ、ここ最近のプロ野球界はスター不足。
テレビのナイター中継もどんどん減って、コンテンツとしてのプロ野球は危機的な状況にある。加えて今年はバンクーバー五輪もあり、
6月にはサッカーのワールドカップも控えている。そんな状況の中で、雄星の出現は“球界の救世主”的な存在だったわけだ。

 まさに“マスコミがスターを作る”という構造だ。だが、18歳の若者に、その期待はあまりにも重すぎた。

>>2以降に続く