ソース:中日新聞:熱血の裏に「暴言」「体罰」 愛知大学野球、相次ぐ不祥事:社会
http://www.chunichi.co.jp/article/national/news/CK2010030702000133.html 愛知大学野球で相次いだ監督やコーチによる暴行問題が、6日の同野球連盟理事会で報告された。
1部の強豪・愛知学院大と、創部9年目で2部昇格を決めた愛知東邦大であった暴行で、いずれも大学を
挙げて強化を図る部活動が舞台となった。好成績を残した「熱血指導」の裏で何が起きていたのか、取材した。
愛知東邦大の部員は、監督によるパワーハラスメントも訴えた。「帰って死ね」「殺すぞ」。
監督からとげとげしい言葉を浴びせられる日々。別の部員は、出身高校の名を挙げて「おまえばかだからな」と。
聞こえよがしに「(別の部員を入部させるため)しょうがなくとってやった」と言われた部員もいた。
大学から強化指定される硬式野球部では、多くの部員が奨学金を受ける野球エリート。
退部は奨学金の放棄につながる。「きつい練習なら我慢できる。今は精神的につらい」と2年生部員は訴えた。
部員らによると、2006年の監督就任から4年間で約40人が部を去った。部員の不満がたまる中で暴行があり、
20人余が練習に出なくなった。
その後、大学側は監督を処分し、学内の人権問題委員会が1年間、監督を指導する方針を示したことなどから、
ボイコットしている部員の半数は近く練習に復帰する見込みだ。
だが、学内では擁護する声もあった。大学幹部は、暴力は許されるべきでない、と断った上で
「緩慢なプレーをしたから手が出た。熱意からで、社会的に一定の理解が得られるだろう」と話した。
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