民主党の小沢一郎幹事長は3日、党本部で会見し、夏の参院選の第1次公認
候補87人(選挙区47人、比例代表40人)を発表した。
小沢氏は改選定数2以上の選挙区に複数候補を擁立する方針で「来週か再来週に
第2次公認候補をほぼ出したい」と述べた。最終的に100人超の擁立を目指している。
改選数121となった2001年以降の参院選では1党の候補者として最多となる見通し。
比例代表ではバルセロナ五輪体操銀メダリストの池谷幸雄氏(39)らの出馬が決定。
小沢氏は「比例代表については当初の目標のラインにきているが、さらに有望な候補者が
出た場合は追加公認もあり得る」と述べた。
民主党は1月の党大会で第1次公認候補を発表する予定だったが、調整が難航した上、
小沢氏や鳩山由紀夫首相の「政治とカネ」問題などの混乱が加わり、発表がずれ込んだ。
また、昨年末に新人公認候補として内定を発表した11人のうち、元格闘家の前田日明氏(51)
だけが第1次公認から漏れた。小沢氏は理由を聞かれ「前田なにがしについては本人の
認識のことやら何やらあったので、今回は見送り、2次公認までの間にいかに戦うか、
どうするかを冷静に考えていただくように指示しておいた」と述べた。
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2010/03/04/03.html