【五輪/女子フィギュア】キム・ヨナ「五輪は思ったより難しいものでないと思った。準備万端だったから、びっくりするほど楽に滑れた」

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1リーガφ ★

<五輪フィギュア>ヨナ、世界新の金…準備万端、楽に滑れた

とてつもない得点が出た。フリー150.06点、計228.56点。

25日(日本時間26日)行われたバンクーバー冬季五輪フィギュアスケート女子のフリー。金妍児(キム・ヨナ)は
自身の持つ世界最高得点をフリー16.11点、合計で18.53点も更新し、圧勝で金メダルを獲得した。

ガーシュイン作曲「ピアノ協奏曲ヘ調」に乗り、冒頭の3−3回転連続ジャンプ、3回転フリップを完ぺきに決めると、
イナバウアーからダブルアクセル(2回転半)−2−2回転の3連続ジャンプ。スピードに乗った高いジャンプを流れるように決め続け、
観客を一気に引き込んだ。今季のフリーはこれまでミスが目立っていたが、大一番ではノーミスだった。
今大会の男子に当てはめても9位に相当する高得点に、「本当にびっくりした。『こんなことが可能なの?』と思った」と目を丸くした。

韓国での大きな期待にも「五輪は思ったより難しいものでないと思った。準備万端だったから、びっくりするほど楽に滑れた」といい、
重圧を軽々とはねのけた。カナダ・トロントを拠点に、元五輪銀メダリストのブライアン・オーサー・コーチ、
有名振付師のデービッド・ウィルソンのほか、陸上トレーナー、メンタルトレーナーらがおり、
リンクへの送り迎えや英会話指導は母の朴美姫(パク・ミヒ)さん。担当制でサポート体制を組み、戦略を練ってきた。
今季開幕前、オーサー・コーチは「215点を目指す」と語っていたが、五輪で大幅にクリア。コーチも「魔法みたいな時間だった」と信じられない様子だ。

演技直後、金は感極まって泣いた。リンクで初めて流した涙だった。【来住哲司】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100226-00000124-mai-spo