韓国球団「コリア・ヘチ」発足 関西独立リーグ参入
野球の関西独立リーグに初めて参入する韓国人主体の球団
「コリア・ヘチ」の発足式がソウル市役所で行われた。選手21人は
韓国人と在日コリアンで構成。韓国プロ野球団の4番打者だった
朴哲祐(パク・チョルウ)監督は「選手たちには、ここで活躍して、
日韓両国のプロ野球へとステップアップしてほしい」と語った。
選手団は3月2日に日本に向けて出発。大阪市内で寮生活を
送りながら、4月3日の開幕戦から計72試合を戦う。昨シーズン
終了後に1球団が脱退した同リーグは、ヘチの加入で4球団制を
維持。今シーズン中、ソウルでも計6試合を行う予定だ。
球団名はもともと、秀吉の朝鮮出兵の際に日本軍を打ち破った
ことで有名な亀甲船にちなんで「タートルシップ」とする予定だった。
だが、「反韓感情を生まないか」との声が出て、朝鮮王朝を守護
した神獣の「ヘチ」に変更。ヘチをシンボルマークにしている
ソウル市も「国際親善と宣伝に使える」として、市が使っている
マスコットの無償利用を認めた。
発足式では「大阪に住む約30万人の在日コリアンを力づけられる
よう、がんばってほしい」との祝辞も飛び出した。韓国ナショナルチーム
に似たデザインにヘチの紋章も加えたユニホームで、日本での活躍
を目指す。
画像:発足式を開いた「コリア・ヘチ」=牧野写す
http://www.asahicom.jp/sports/bb/images/TKY201002200120.jpg ソース:朝日新聞 2010年2月24日21時4分【ソウル=牧野愛博】
http://www.asahi.com/sports/bb/TKY201002200151.html