【野球】愛知学院大野球部コーチが部員2人に暴力、職務停止処分に…監督も暴力か[02/23]

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愛院大コーチが暴力 野球部員2人被害

 愛知大学野球1部の強豪、愛知学院大(愛知県日進市)硬式野球部の
コーチ(26)が部員2人に暴力を振るっていたことが分かった。大学側は
5日付でコーチを職務停止の懲戒処分とし、監督(39)と部長も厳重注意
とした。「監督にも暴力を受けた」と訴える部員がいるが、監督は否定。
野球部は昨年12月から全体練習ができない状態が続き、春季リーグ前の
恒例のキャンプも中止する事態となっている。

 大学によると、コーチは2008年9月に日進市のグラウンド付近で、
3年生部員(当時)の顔を1回殴打。部員はその場で倒れ、脳振とうになった。
昨年8月には部の更衣室で、4年生部員の肩付近を突き飛ばし、壁に体を
打ち付けた。いずれも救急車が出動する騒ぎになったが、けがはなかった。

 昨年11月中旬に複数の部員が野球部長の教授らに「監督やコーチに
殴られた」と直訴。部内で話し合いが持たれ、同12月の1カ月間、監督と
コーチが練習から外れた。

 その後、大学側が調査を進め、コーチの暴行を確認。愛知大学野球連盟に
暴行を報告した。今後、書面でも提出する。

 「監督に暴行を受けた」と訴える部員は数人おり、大学が関係者から事情を
聴いている。監督らは現在も練習に出られない状態で、部員の自主練習が
続いている。

 本紙の取材に、黒神聡学生部長は「指導といえども暴力はあってはならない。
二度と起こらないよう、大学としても調査を尽くす。部の練習なども、早く再開できる
ようにしたい」と話している。

 愛知学院大野球部は1953年に創部。愛知大学野球1部リーグで最多の
春秋通算39回の優勝を誇る強豪で、91年には明治神宮野球大会で優勝。
昨秋も出場している。コーチは同大野球部OB。06年に同大に就職し、コーチ兼
寮監を務めている。愛知大学野球では、2部の愛知東邦大(名古屋市名東区)
硬式野球部の監督(35)が部員を殴ってけがをさせ、1月にけん責処分を受けて
いたことが発覚している。

ソース:中日新聞 2010年2月23日 朝刊
http://www.chunichi.co.jp/article/national/news/CK2010022302000150.html